はじめてのツイノベ #fstn まとめ
ここはやはり「そんな二人」シリーズにすべきか……それとも懐かしのOLエスパーでいこうか…… #fstn #twnovel
2010-08-07 17:48:46#twnovel その都市の住人は頭に花を寄生させていた。寄生主の精神状態によって色が変わり、コミュニケーションを助ける花だ。高揚している時は赤く、悲しみは青く。住民はその花の助けをかりて、平和に暮らしていた。だが、ある時に疫病でその都市は滅んだ。後には絶望の黒い花だけが残った。
2010-08-07 17:49:45「見て、あそこあそこ!ほら上がった!もうじきドンて。ねえ見てってばあ!」「」「」「」「」 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:50:28「見て、あそこあそこ!ほら上がった!もうじきドンて。ねえ見てってばあ!どうして見てくれないの?アタシのこと嫌いなの?そうなのね、そうなんでしょ、アタシよりもお姉ちゃんのほうがやっぱりいいんだ、美人だし、頭もいいし」「」——そんな2人。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:51:59空で光の花が広がった。遅れて、ぼんと音がする。暑さを一瞬忘れる。「予定が立たなくて困る」全くその通りだ。明日の天気は、大雪。スキー大会がある。昨日は、竜巻で1日中地下に避難していた。異常気象が常態化し、僕らの生活は毎日が春夏秋冬いれかわりだ。 #fstn
2010-08-07 17:52:27種火が芽火をふいて、今宵花火を咲かせた。実火がなるのが待ち遠しい #tokon10 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:52:34小さい頃から、地元の花火を彼女と見るのが夢だった。その夢が叶う。今度こそ…。でもその一週間前に、また彼女に振られた。何故かこの時期は独り身が多い。夏なのに。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:53:16遠くに花火の音が聞こえた。子守歌が流れてくる。聞いたことのある声だ。誰だったろう。どうしても思い出せない。窓を開けると、湿気を含んだ夜の空気が肌に触れた。その時、なにかを思い出しそうになった。呪をかけられたように頭が働かない。「それがレポートを忘れた理由?」 #fstn
2010-08-07 17:53:30@Orihika お題は花火。とりあえず私の出だしは『花火なう』 #fstn #tokon10 (#Ginzi_IT live at http://ustre.am/4C7Y )
2010-08-07 17:53:34赤しか視えない者と、青しか視えない者と、黄しか視えない者と。みんなみんな集まって、光と音を感じてる。それぞれの視える光景を、それぞれの歓声と笑顔が補っていく。楽しい時間を共に過ごした彼らがそれぞれの場所に帰る様子もまた、花火のような淡い煌き。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:54:09「差し込むタイミングだよ」幼い頃、私に無惨な事を求めた友はそう言った。今、私の前で縛り挙げられている男に、昔のイメージは無かった。対立する勢力への意思表示。あの頃とは比べ物にならない大きさの火のついた"爆竹"をロープに押し込む。今がタイミングなのだ。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:54:39たった1400文字の本が1300円もするの⁈ “@dankogai: #140字の物語_ for iphone はこちら http://ht.ly/2mkFG #tokon10 #fstn #twnovel”
2010-08-07 17:54:45「見て、ほら上がった! もうじきドンて。見てってばあ! どうして見ないの? アタシのこと嫌い? やっぱそうなのね、アタシよりお姉ちゃんのほうが…美人だし頭も良いしどうせ」(ドン!)「今の、アタシのファーストキスなんだよ。わかってんの?」—そんな2人。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:56:03#twnovel #fstn 今日も残業だ。ポツンと光が点くオフィス。誰かが消し忘れたパソコンのスクリーンセーバーがチラチラ光ってる。今時花火かよ。でもどこか懐かしい。疲れた頭に電子の花が染み込んでくる。田舎にも最近帰って無いな。ちょっと望郷にかられた。たまには帰るかな。
2010-08-07 17:56:38恋は、遠き日の花火ではない。そんなCMが流れていたのは何年前だったろう。年を取り、結婚し、子供も二人生まれたが未だにあのコピーの意味がわからない。恋の意味もよくわからない。よく考えたら花火をやったことがなかった。納得出来たので寝よう。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:57:00浴衣姿の少女たちが目の前を通り過ぎていく。ああ、今夜は花火大会だった。金魚、朝顔、髑髏、百鬼夜行…だんだん浴衣の柄がおかしくなっていく…ああ、今日はSF大会だった…。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:57:00#fstn 一つ一つ爆薬を仕込んでいく。誰も近寄らない山奥の小屋はひっそりと静まり返っている。この導火線が燃える時、僕らの時間も終わりを告げる。それでも丁寧に、確実に目的を果たす為に作業を進める。 #twnovel 君の好きな色の花が夜空に咲く。約束どおり僕らの恋人時代が終わる。
2010-08-07 17:57:04一緒に見に行こうね、と約束したのに。あんなに約束したのに。どうしてあなたは私を裏切ったの? あなたの隣にいるのは私じゃない誰か。結い上げた髪が浴衣に良く似合う可愛い子。どうして私じゃないのだろう。あなたなんて、花火のように爆ぜて散ってしまえばいい。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:57:25今度の花火は死体を打ち上げるのにぴったりだったが、地上には死者があふれ、毎日互いの街で打ち合うのが習わし。やがて人は天地人全てに死を見ることができた。 #fstn #twnovel
2010-08-07 17:57:35