はじめてのツイノベ #fstn まとめ

藍　真史 @shin1960

#fstn #twnovel 花火なんかキライです。映画ならひとりでも平気なのに。花火となるとみんなふたりで見上げている。そんな花火がキライです。そしたらあなたが現れて、僕も花火がキライです。キライなものがぴったりであたしとあなたは結ばれた。だから今夜もキライな花火を見ています。

アンダー（元 CON$） @radicon

彼方の呼び声がまた花火と知った時、生物は叫び、その花はまた火を呼び、鷲が永遠に臓物を食らう神話となった。つるぺただいすき。 #fstn #twnovel

TAG @bttftag

#twnovel #fstn さっきから庭でじっと何してるんだ？ え、花火？ でもお前、その手に有るのは……ああ、そうか。取り合えず上がれ。地球に来たばかりで仕方ないとは思うがな。お前に線香と線香花火の違いについて教える必要がある。なに、蚊に刺された？ 知るか。

shoe tokyo @shoetokyo

どこまでも昇り続ける花火があった。いつその花火が打ち上げられたのか誰も覚えていない。私たちはその花火が昇る様子を長いあいだ見つめ続けた。私たちの子孫はその花火が開く瞬間を見るかも知れない。私たちはその花火が開いた様子を想像してそれを絵や文章に写す。 #fstn #twnovel

ZORAC@混沌の侵略に敗走中 @zorach2002

外界をながめると空がが青から蒼にかわり始めた、ほんの少しだけ身体が重く感じる中、花火が足元に見えた。世界一大きな花火のはずなのだが、距離があるせいか、とでもそうは感じられない。ここは昇って行く軌道エレベーター。 #twnovel

とおる7th @windcreator

最後の線香花火に火を点した。小さな火花が、静かに爆ぜる。やがて、勢いを失って、火の塊が、地面に、落ちた。海辺ならば波の音が静寂から私を守ってくれたかもしれない。現実はあまりに静か過ぎて、頬を伝い落ちた涙が地面に落ちた音さえも、聞こえた気がした。 #twnovel 花火も彼も、もう

新城カズマ＠『地球へのＳＦ』 (ハヤカワ文庫JA)に掌篇寄稿 @SinjowKazma

返twnovel：「花火じゃなきゃ嫌！」「SFだ、絶対！」「なによ、もういいわよ！」「絶交だ！」そんな２人が数時間後、船堀駅前で再会してしまうことを我々だけが知っているRT @kasaitakahiro: 「花火大会にいこう」「SF大会ならいいよ」 #fstn #tokon10

ふぁーすとのべる @1stnovel

6時までの十分で花火をうちつくせと指令が下った。オレは周りの一尺を二尺を三尺四尺を、拾っては打ち拾っては打ち、他の男共女共、皆で打ち上げまくった。三分で打ち切ってしまった。仕方が無いので自ら発射して爆発して、皆、花になった。虚空に、煙だけ流れていく。 #fstn #twnovel

DAIGU @RF5E

上から見ても横から見ても変わらない。そう言った彼女は花火と一緒に飛んで行った。中から見るのよ、と言葉を遺して…… #fstn #twnovel

おりひか いくお @Orihika

#TOKON10 #fstn 新城さん、「そんな二人」シリーズは便利。

@thelastwill

空を鮮やかな光が彩り、遅れてドォンと響く。夜を赤や青、緑の色が2人の影を映しだした。私は腫れ上がった顔を上げるのも億劫だが、男は無言で花火に見向きもしない。銃口もこちらを向いたままだ。歓声も聞こえる、クライマックスが近い様だ。夜空にまたドォンと響いた #fstn #twnovel

TAG @bttftag

#twnovel #fstn 彼女から、誕生日プレゼントとして隅田川花火大会のブルーレイディスクを貰った。考えたくなかったけど、自分の気持ちに正直になって口に出すことにする。俺、ひょっとして嫌われてる？

silverberry @silslib

線香花火に細工するのは簡単だった。確率は二分の一。「ねえ、ごはん食べ終わったら、お庭で花火しよう」彼は仕方ないなという感じで笑った。たぶん、幸せに見える二人。ちょっとだけはしゃいでみせて。最後は、線香花火が定番。二本のうち、彼はどちらを取るか？#fstn #twnovel

- @kurohakaman

まさかココまで花火大会に支配されるとか…無いよな。　http://bit.ly/dpuqTc　QT @dankogai 今夜の花火、楽しみにしてたのにクジラが打ち上がってるなう http://twitter.com/503 #tokon10 #fstn #twnovel

camlost @camlost

ドカーン。私は死んだ。職人が手筒花火の筒を取り落とし、筒先がゆっくりとこちらへ倒れて来るのを見た。地面にぶつかり、そして爆ぜた。逃げるという思考をする間もなく、輝く軌跡とともに破片がこちらに向かう。額に直撃した破片がどうなったか、俺がそれを知ることはもう、ない #twnovel

夢名 七志 @mumei7c

「玉や～ッ」ニャーォ。 #fstn #twnovel

××子 @xx_ko

月に花火やりに行ったのね。アレ駄目。超しょっぱい。音ねえし花咲かねえし。サイアク。浴衣新しいの買ったのに。ジェルネイル超かわいいのに。勇気出して誘ったのに。空気読めよ月。てか空気ねえよ月。テラフォームしかなくね？…え？マジ？できんの！？すっげ！神！ #fstn #twnovel

@K_Ichida

言葉花火を打ち上げてみた。無料だという。打ち上げる者の思いが言葉になって降ってくる。空に火花が散って、きれいな言葉が聞こえてくる。みんな、心の中はきれいだなあ、と思っていたら、横でウソをつけるマッチを売っていた。そういう商売か！ #fstn #twnovel

酔宵堂 @Swishwood

「左岸ー！　用意はー！」「おっけー！　とっととかかってこーい！」「っしゃあ！　今年こそはッ！」阿呆どもが河を挟んで対峙する。足許にずら、と並んだ竹ひご。号令一下、両岸を駆ける灯。一拍置いて。劈く火箭。結局今年も勝敗は有耶無耶のままだろう。さ、麦酒だ。 #fstn #twnovel

enjoetoh @EnJoeToh

水の中の花火が空に映るものなのですが、打ち上げびとも観客たちもとうの昔に溺れてしまっているのであって、焼かれ苦しむ魚の群れが、海獣たちを花火の主とみなしてついばむのです。触れる先から燃えあがり、花火のように沈むのですが、見ている者はいないのです。 #fstn #twnovel

草冠に西 @cuervo9

「綺麗なものには汚いものが混じってるって言うじゃない。花火の場合香水と同じで」「言うなーーーー！」「よく燃えるのに」 #fstn #twnovel

(ゆないキズト) @Kyzt__

「必殺！ファイヤーワークス！」ヤツは超能力で、空に向かって花火をどんどん打ち上げていく。「キレイだろ？オマエが花火が好きだというコトは知っていたよ」ヤツは言った。オレは答える。「オマエの花火には華がないな」「なん…だと」「チカラを合わせればもっと良い花火になるハズ」 #fstn

新城カズマ＠『地球へのＳＦ』 (ハヤカワ文庫JA)に掌篇寄稿 @SinjowKazma

実はあんまり生の花火って見た記憶がない…… #fstn #twnovel

ふぁーすとのべる @1stnovel

「ねえ機械」「なんだい肉」「なんで線香花火すぐに落ちるの？　ていうかなにその振動」　「アイドリングを止めたら機械は死んじゃうんだよ！」　「ちっちゃい旗ふるためだけにつけたエンジンだろ、それ」　「求愛行動をやめたら機械は死ぬんだぜ…」　「錆に好かれろ」 #fstn #twnovel

DAIGU @RF5E

そんなクジラ、爆竹でも突っ込んでやれ RT @dankogai 今夜の花火、楽しみにしてたのにクジラが打ち上がってるなう http://twitter.com/503 #tokon10 #fstn #twnovel