超個人的な人形遊び

可楽遊凡 @karakubon

[メロドラマごっこ] 俺の名前は鏑木虎徹。 ごくごく普通の主婦だ。 性に合わないがお高いマンションに娘の楓と、俺の旦那様と暮らしている。 http://t.co/HTPCSDaz

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[メロドラマごっこ] そう！何を隠そう俺の旦那様は今をときめくスーパーモデル！バーナビーだ!! 俺達三人家族は幸せに暮らしていたんだ。 あの訪問者がくるまでは………。 http://t.co/xJgeNqeK

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[メロドラマごっこ] 楓を学校に送り出し、昨晩のバニーの言葉… 『僕の小鳥ちゃん』 『だっ！俺はワイルドタイガーだ！』 『あんなに可愛く鳴く虎なんかいませんよ、小鳥ちゃん』 というやりとりを反芻していた時だった。 ピンポーン http://t.co/Xt0j25xz

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[メロドラマごっこ] 隣の部屋に住む一人暮らしの大学生だった。 「すみません、昨日から何も食べてなくて…」 俺はこの青年を放っておけなくて、飯をおごってあげることにした。 http://t.co/YqHL2PAb

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[メロドラマごっこ] 「さぁ！めしあがれ！」 「奥さん、すみません」 青年の食いっぷりをみて、飯を作ったかいがあった。 実にうまそうに喰ってくれる。 http://t.co/sW9NL2Yd

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[メロドラマごっこ] 突然だった。 「奥さんっ!!!!」 青年が、飛びかかってきた。 滅茶苦茶だった。 バニーと一緒に選んで買った皿が割れて、バニーと一緒に選んだ椅子が、テーブルが、花瓶が、写真たてが………。 バニー……………。 http://t.co/T5yJVNLV

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[メロドラマごっこ] 「奥さんっ!!奥さんっ!!」 青年は野獣だった。 「奥さんっ!!」 「い、いゃ…やめろ!話せ!!あぁぁっ!!…バニー！」 http://t.co/0yHiaZqo

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[メロドラマごっこ] 「……」 「なかなか良かったぜ、奥さん」 「………」 「ふん、あんただって楽しんだだろ？」 「！」 たのしんでいた、だと？ 「ふざけるな!!」 俺を…俺の家を…バニーと楓と俺の…大切な家を滅茶苦茶にしたやつが何 http://t.co/zcNzSJmr

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[メロドラマごっこ] 「まぁ、そう怒るなよ奥さん…いいや母さん、と呼んだほうがいいかな？」 「？！な、何を？！」 「忘れたとは言わせないぜ俺は、あんたが棄てた息子だ！」 http://t.co/avieTOAM

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[メロドラマごっこ] 「お前が俺の息子？！わけのわかんねぇことを言うな!!」 「酷いぜ、そんなに冷たくされたら悲しいじゃないか」 「うるさい！離れろ!!」 俺の平手打ちが青年の頬にヒットした。 「母さんは俺を棄てた罪を償うべきだ！母さん！ http://t.co/zhTgSFh5