@ghost_tl 皆様こんばんは、オイノサワと申します。先程は当方の不手際で怪談に関係ないpostが流れた事を深くお詫びいたします・・・ さて、鈍感&霊感ゼロな身ゆえ知人から聞いたり本で読んだ話が主になりますが、暫しの間お付き合い頂ければ幸いでございます。
2010-08-15 00:50:22リーダーがメンバーを見ると中にはうとうとして眠りかけている者も。「寝るな!今寝たら死ぬぞ!」必死に彼らの体をゆさぶり何とか起こします。
2010-08-15 00:58:26@ghost_tl 「何か燃やして暖を取るわけにもいかないし、かといって他にどうすれば・・・ハッ」 彼は以前同じように吹雪で遭難しかけた人の話を思い出しました。
2010-08-15 01:01:20@ghost_tl しかし自分を含めこの山小屋にいる人間はみな疲れきっておりとってもまともな運動ができる状態ではありません。彼は考えました。「とにかく寝てしまわないよう何かするんだ」と。
2010-08-15 01:05:49@ghost_tl リーダーはメンバーを集めこう言いました。「いいか皆、このままじゃ俺達は凍え死んでしまう。そこでこうしよう。まず小屋の隅に一人ずつ行く。肩をタッチされたら歩いてもう片隅の人間の肩にタッチするんだ」
2010-08-15 01:09:08@ghost_tl 「これなら俺達でもなんとかできるし、少なくとも眠る事は無い。体だって少しは温まるさ」 メンバーは寒さで半ばもうろうとしながらリーダーの意見ににうなずきます。
2010-08-15 01:12:02@ghost_tl 「よし、じゃあ始めよう・・・おれはここ、お前はそこ、お前とお前はあっちだ」 そして4人全員が小屋の隅に行きました。
2010-08-15 01:14:12@ghost_tl 「まずは俺から始めよう。・・・タッチ。」リーダーにタッチをされたメンバーが走って次の隅に行き、別のメンバーにタッチをします。
2010-08-15 01:15:57@ghost_tl ・・・永遠と思われた数時間が過ぎ、雪に覆われた窓がほんのりと明るくなりました。あれ程うなっていた吹雪も嘘のように止んでいます。
2010-08-15 01:21:04@ghost_tl 山小屋の中の彼らは一晩中体を動かしていたおかげで何とか生きのびていました。リーダーが扉を開けて外の様子を確認します。
2010-08-15 01:23:26伝統的に続く話には底知れぬ怖さがありますね。そろそろ時間も丑三つ時、皆様のお近くにも、幽霊の気配、感じていらっしゃるのではないのでしょうか…?
2010-08-15 01:39:42