森山由孝と豆女子。
「なぁ笠松」「ん?」「あの子の弁当箱の中身、豆一個なんだけど」「そうか」「笠松は気にならないのか?」「オ・マ・エ・は・気にするな」「いいや気になるね!もしかしたらものすごく貧乏な家庭なのか、家族にきつい仕打ちをうけているのか、もしやあの豆に何か秘密があるのか!」「めんどくせぇ…」
2012-12-11 23:13:49「ねぇキミ」「はい?」「お昼はそれだけなの?」「はい」「豆一個に見えるけど、それだけで足りるの?」「カリン様のところでもらった豆だから」「え?カリン様?」「はい」「って…あの、白い猫みたいな?」「はい」「じゃあそれって、もしかして仙豆!?」「はい」「すげぇ!」笠「信じんなよ!」
2012-12-11 23:20:29「おい笠松すげぇよあの子!」「聞いてたよ…」「あれ仙豆だって!カリン様と知り合いなんだってあの子!」「ンなわけあるか!嘘に決まってんだろ!」「笠松はあの子が嘘をついてるって言うのか!?」「どう考えてもそうだろ!お前そろそろなんでも信用しすぎだろ!!」
2012-12-11 23:26:00「見損なったぞ笠松!お前がそんなに冷たいヤツだったなんて!俺はお前のことを海常のキャプテンとして信頼していたのに!」「こっちこそお前がそこまでアホだと思わなかったわ!そもそもキャプテンと今の話は関係ねぇだろうが!!」「あの子に仙豆もらっても笠松にはやらん!」「いるかッ!!」
2012-12-11 23:28:49~後日~「笠松ぅ~」「…なんだよ」「こないだの仙豆な、あの子が次の日もってきてくれてな、一個もらったんだよ」「…良かったじゃねぇか」「…ただのそら豆だった。嘘だったんだって。俺からかうためにやってたんだって」「だと思ったよ」「笠松ぅ~!慰めてくれよ~!」「くっつくな鬱陶しい!!」
2012-12-11 23:32:08「ハッ!待てよ…?俺を騙した罪悪感と信じてしまう純粋さに心を打たれ俺を意識し始める彼女。そして始まるラーヴ・ロマンス!」「いやねーよ」「目と目が合って、手と手が触れて、互いの想いを確かめ合った二人は、一緒にカリン塔を目指して遥か地平へ…歩き出す!」「なんでだよ!」がんばれ笠松くん
2012-12-11 23:37:29