【ネクロニカ二次創作小説】「PrincessDoll＆ZombieQueen WithJackBot」１－③

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定刻となりマシタノデ、「PrincessDoll＆ZombieQueen WithJackBot」第１話「ゲームセンターNCX」③を始めさせていただきマス(｀・ω・´)　#PD_ZQ

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皆様と世界観等で公式の設定と誤ることもあると思いマスガ、ご容赦クダサイ。できるだけ、直してはいきマス(´・ω・｀)#PD_ZQ

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前回のあらすじ：ゲームセンターNCXは、（アンデッドで）大盛況。所狭しとゲームをしている中を縫うようにして、2人と１体はクレーンゲームを遊び、無事に愛らしいぬいぐるみをげっとしマシタ。上へと上るエスカレーターを上ると、そこにあったものは……#PD_ZQ

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C:そこには、理路整然と並ぶモニタ付きコンピュータがあった。多種多様なボタンが、それぞれのコンピュータに付いている。「音楽ゲームと呼ばれるゲームの一種デスネo(＞＜)o」と尋ねるより早く、ジャックは答える。奥には、ゲームと同じものが映し出される巨大スクリーンがあった。#PD_ZQ

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「……やけに騒々しいと思ったら、全て音楽を垂れ流しているからか」プリンは、眉間に皺を寄せてその状況を眺める。ごたごたとした機械が、それぞれ好き勝手に音楽を垂れ流し、それらは融合しがちゃがちゃと耳障りな音になっていた。クイーンは、耳をふさぎながら、二人の後に続く。#PD_ZQ

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「うぅ、こういうところは苦手ですわ」ほとほと参っている様子のクイーンを尻目に、プリンはその中の一台に近寄っていった。おおよそ、腕２つでは足りなさそうなボタンの数が用意された台である。筐体には、「死ビートマニアX」と刻み込まれている。ジャックが、検索を開始した。#PD_ZQ

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③ジャックが検索している間に、プリンは近くのアンデッドを打ち倒してコインを奪っていた。「さて、何事もちょうせんだ」とどこか楽しそうに、音楽に合わせて鼻歌など歌っている。クイーンはおどおどとそれを後ろからのぞき込んでいた。コインを入れると、画面が切り替わる#PD_ZQ

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④画面には、カードをタッチの表示。「……カード？」「死ビートマニア（通称：往生）は、カードを持っていると戦績が貯まるのデスヨ(｀□ω□´)」「なるほど、経験値が溜まってレベルアップみたいな感じなのかな？」「だいたい、そのような感じデショウカ（□▽□）」#PD_ZQ

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⑤「何はともあれ、やってみよう」並べられた曲をプリンは物色する。クイーンは周囲をそわそわと見渡しつつ、プリンに話しかけた。「みなさん、そんなにこういうゲームが好きなのかしら……よくわかりませんわね」「やってみたら、案外面白いかもしれない」プリンは選曲に迷っている。#PD_ZQ

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⑥「プリン様、最初は簡単な曲から始めるのがセオリーデスヨ(｀□ω□´)」「そーいわれると、逆らいたくなるのが、アンデッドの性ってやつさ」プリンは最高難易度と表示された、曲を選択した。「さっきのゲームもできなかったのに、プリンは無茶が過ぎますわ」クイーンはあきれた顔だ。#PD_ZQ

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⑦ゲームが始まる。プリンは、精神を【集中】し【冷静】になっていく。デモ画面で内容はわかっていた。落ちてくる光の弾と線がふれあったとき、対応するボタンを押せばいい。簡単だ、と醒めた【のうみそ】がプリンに告げる。激しい前奏が聞こえてきた。かっと、目を見開いて画面を見る。#PD_ZQ

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⑧「ぬおっ！？」一瞬で多数の弾が落ちてきた。【のうみそ】をフル回転させ、【うで】を激しく動かしていく。プリンの中の【アドレナリン】は、活性化していた。腐りかけた【しんぞう】が息づき、脈打っているのがクイーンにも伝わるほどだ。「オゥ(； ･`д･´)」「ふぇええ」#PD_ZQ

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⑨見守る二人は対照的だ。ジャックは真剣に見つめていた。クイーンは光の弾の激しさにくらくらしていた。「クイーン様、あまり見つめ過ぎると目にわるいデスヨ？(´・ω・｀)」「ふぁい」そっと目をそらして、しゃがみこんだクイーンである。プリンは、その間もビートを刻む。#PD_ZQ

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⑩激しいリズムに、プリンの身体からは蒸気が上っていた。血肉など通っているはずがないアンデッドの身体ですら蒸気が上る。これは、かなりの負荷がかかっている証拠だ。「ぷ、プリン、大丈夫ですの？」思わず心配になって、クイーンが声をかける。だが、プリンは答えない。#PD_ZQ

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⑪やがて、曲も終盤にさしかかり、まるでジャックの映像で見た花火のナイアガラのような状態になっていく。ジャックも、「（＠ワ＠）」と混乱しているようだった。それでも、プリンは己の身体の限界と戦った。そこに意味はあるのか……もとより無為なのだ。#PD_ZQ

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⑫などと、哲学的なことはさておき、プリンは最後のナイアガラゾーンをも叩ききった。曲がフィニッシュを告げ、画面にはスコアが表示される。「ふ、ふるこんぼっ！？」クイーンが驚きの声を上げるが、「えと、フルコンボってなんですの？」とジャックに問いかけ直した。#PD_ZQ

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⑬「フルコンボとは、全部タイミング良く叩けたということデスヨ、クイーン様(； ･`д･´)」「あぁ、そうらしいね」といいながら、プリンは膝をついた。「どうやらちょっと無茶をしたらしい……」軽く笑いながら、プリンは言う。棺桶を杖にしながら、何とか立ち上がった。#PD_ZQ

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⑭「どうだい、すごいだろ」にかっと笑ってみせるプリン。対して、「え、あ、はい」とクイーンは生返事を返した。「……すごいよね、ジャック？」「少なくとも生身の人間では無理デス(゜_゜)(。_。)」「クイーン挑戦してみたら？　そしたら、あたいのすごさが……」「遠慮しますわ」#PD_ZQ

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⑮少し元気がなくなってきたプリンにジャックが慌てて、「いやいや、でも、ワタクシでもフルコンボは出せマセンヨ。やはり、プリン様はすごいのデス(｀・ω・；´)」プリンは、「いや、そういうのはいいよ、ジャック」としょぼくれる。そのときだ、巨大スクリーンの映像が切り替わった。#PD_ZQ

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⑯そこに映し出されたのは、プリンの姿だった。「こんぐらっちゅれーしょんっ！！」と、声がスピーカーを通して会場内に流された。振り向けば、ステージがスクリーン前にせり上がり、1人の少女がいた。「わっちの名前は、ビート・ビースト。略してビビよ」#PD_ZQ

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⑰「なるほど、ビーストか」とプリンはつぶやき、棺桶の鎖を強く握りしめた。獣耳、獣足、獣の尻尾と半人半獣の身体が、彼女がアンデッドであることを示している。しかも、腕が三本というお得な感じでもあった。ビビはプリンを見据えていた。#PD_ZQ http://t.co/PwBxkf02

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⑱「わっちは、そこの棺桶少女に勝負を申し入れるわ！」全ての手で、プリンを指さしビビは宣言した。どこから出てきたのかわからないスポットライトが、プリンを照らす。「なんか、すごいのがでてきましたわね」クイーンが半ばあきれたように、呟いた。「だね。強そうだ」#PD_ZQ

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⑲「……プリン。まさかとは思いますが、勝負を受けるつもりではありませんよね？」「え？　受けるよ。受けるに決まっているじゃないか」「そうデスヨ、クイーン様。プリン様はバトルジャンキーなのデス。勝負大好きなのデスｍ９(｀・ω・´)」#PD_ZQ

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⑳「……もう勝手にしてくださいな」ぷいっと不機嫌に顔を背けるクイーンに、プリンは「あー、うん。大丈夫、絶対勝つから」とささやきかけた。「いや、そうではなく……」困惑するクイーン。それを無視し、プリンは問いかける。「で、どういう勝負を申し込むの？　普通に音ゲーするの？」#PD_ZQ

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それに対するビビの答えは……。