(たぶん)他人には参考にならない映画ランキング - 俺のためにありがとう 2012 -

(たぶん)他人には参考にならない映画ランキング - 俺のためにありがとう 2012 -
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日本よ、これがキャプテン・アメリカだ!

1位 アベンジャーズ

もうね、説明不要。キャプテン・アメリカが登場するってことが唯一無二絶対の理由。
キャプテン・アメリカとしての立ち振る舞いに、クリエバさんの困り顔に、怒り顔に、時々見せる立ち尽くした背中の哀愁。
夜中に眠れないからとサンドバッグを殴り続けてるかと思えば、なぜか一本持って帰っちゃうし、たぶん寝付きが良くなるように抱き枕にしたんだろう(妄想
アイアンマン、ソー、ハルクの中では一番非力だけども、それでも最前線で戦い続けて、銀行での爆弾を回避するのに空中体育座りで盾に隠れたのは最高だったね。その着地で腹部を強打して、次のソーとの共闘でも腹を撃たれたけど無事だったのはあの紅白腹巻のおかげだろう。ありがとう、腹巻!
 
 

ハビエル・バルデムの迫り来る巨大顔面圧力!

2位 007:スカイフォール

前2作では危なっかしい新人みたいな扱いだったのに今回はすぐに引退勧告されて「50周年記念作だからといっていきなり50年分のジェームズ・ボンドを背負わせなくても」という指摘まで出てきているものの、カッコイイものはカッコイイ。
どれくらいカッコイイかというと、中盤でボンドガールが胸の谷間を見せてくれるまでにジェームズ・ボンドのほうが4回も裸を見せつけてくるくらいに。(ネタバレ:ダニエル・クレイグは巨乳
そして、悪役のハビエル・バルデムの顔がデカイ!ただでさえデカイのに金髪オールバックでボリュームあるからさらに1.5倍!ダニエル・クレイグが小さいんじゃない、ハビエル・バルデムがデカイんだ!
巨乳のダニエル・クレイグ vs 巨顔のハビエル・バルデム!画面を埋め尽くす雄っぱいと雄顔!カッコイイぜ、2人とも!

 
 

ふぅぅっぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅおわわわわああわわああああああああああああああああああああああああああああああああっぅっっっっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあああああああああぁぁぁ!!!!!!!

3位 ザ・レイド

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ツナミブリトー

4位 バトルシップ

予告編が公開された時はトランスフォーマーの二番煎じと言われてしまったけど、今年最大の大穴映画の一つ。
単純明快、悪の侵略エイリアンを海軍が大砲ぶっ放して殲滅するだけという、爆破!爆破!浅野忠信!爆破!津波ブイ!爆破!浅野忠信!浅野忠信!爆破!爆破!なド直球展開!エンターテイメント映画に必要なのは小難しいテーマ性ではなく「分かりやすさ」、そして「爆破」と「破壊」!
ユニバーサル100周年記念作なのに日本でのワールドプレミアは台風が直撃し、北米では「アベンジャーズ」と公開時期が重なって大不振!内容とともにド派手に散っていってしまった…
 
 

スーパーヴァンダミングヴァンダボー!!

5位 エクスヴァンダムルズ2

世界最高峰のスーパーヴァンダミングアクターであるジャン・クロード・ヴァン・ダムは、アクション俳優としては美形なそのヴァンダボーな顔立ちのため、すぐにヴァンダミングヌードを披露しヴァンダミングナルシズムを全開にしていた部分があったが、90年代後半辺りから「ヴァンダミング」が「バンダミング」になってしまったような迷走を続け、最近ではすっかり隠居生活…。
しかし、この「エクスヴァンダムルズ2」でのヴァン・ダムはヴァンダミングナルシズムを"相手を小馬鹿に見下す"という方向に昇華し、自身初のスーパーヴァンダミングヴィランとしてヴァンダミングリターン!最後のスタローンとの一騎打ちはまさに「やめて!私にランボーするつもりでしょ!ヴァンダミングに!ヴァンダミングに!!」な完成度!
さらに、遅れてきた後継者スコット・"ザ・サマーソルトキック"・アドキンスも、スタローンの後継者でありながら頭部はブルース・ウィリスの遺伝子まで受け継いでしまったジェイソン・ステイサムと愛弟子同士の代理戦争!ステイサムの勝利と思われているが、実はあのシーンはプロペラに見えた物体こそ超高速でサマーソルトキックを繰り出すアドキンスだったんだ!!
 
 

ライアン・ゴズリングが魅せる至高の童貞ナルシズム!

6位 ドライヴ

2つ隣の部屋に住んでいた人妻と良い感じなったことで、自分のキャパシティを超えて大ハッスルしてしまう男の物語。
ライアン・ゴズリング演じる"ドライバー"はヒロインに対しては人妻であることを考慮しても奥手であり、それでいて仲間には自分の領域まで踏み込ませ、見ず知らずの第3者には脅迫めいた言動で対抗する。アクション映画は基本的にヒロインに対する下半身パワーというのが人知を超えた超人的活躍につながるわけですが、この場合は上記のように「コミュニケーション不足の童貞」とも考えられる要素がいくつもあり、妙な親近感があります(ぇ
もちろん、ヒロインに対する愛情というのも最大の活力になっていますが、追い詰められたドライバーの表情からは「愛する女性のために頑張ってる俺、素敵!」「これを解決したらもしや…いやいや、そんな」と現実逃避型のナルシズムみたいなものも感じ取れ、汗ダラダラで一杯一杯なのも最高でしたね。
しかし、ライアン・ゴズリングみたいなイケメンだったから許されるのであって、つまりは ※ただし、イケメンに限る
 
 

全俺が泣いた!!

7位 ウルトラマンサーガ

最近の日本の特撮は○○周年という形で歴代ヒーローが総登場する作品を製作したかと思えば、それ以降はとにかく登場数に特化して「画面いっぱいにヒーローだ!すごいだろ!」という物量主義的迷走を感じ取れることも多々ありましたが、今回は違った!
AKBメンバーという発表時は不安視された出演者も、「寄せ集められた大人になりきれない大人たちが子どもたちを守るために奮起する」という方向性で上手に活かし、ウルトラマンはそれに対して「後ろから見守り、人間にはまだ不可能なこと(つまり怪獣退治)だけを手伝う」という位置付けで登場。ウルトラマンは前から導くのではないのですよ、人間が自分たちの力で達成するのを後ろから見守っていてくれるのですよ!
ただ、その世界観を構築するための展開が割と強引だったり、ウルトラマンサーガが唐突に登場したりしますが、人間とウルトラマンとの関係性や距離感が丁寧に作られていて良かったですね。
(あら、なんかまともな感想に…
 
 

製作のゴタゴタを吹き飛ばす陽気なスパイダーマン!

8位 アメイジング・スパイダーマン

サム・ライミによる第4作がゴタゴタして中止となり、それを再利用してリブート作を作ったらまたゴタゴタしてしまったという残念な経緯があるものの、それを吹き飛ばす陽気さが魅力のスパイダーマン。
サム・ライミとトビー・マグワイアによるスパイダーマンは「内気でオタクでいじめられっ子」という負の塊のような人間像だったのに対し、今回のマーク・ウェブとアンドリュー・ガーフィールドによるスパイダーマンは"行方不明になった両親"という要素を強めることで他者を受け入れない孤高性からの陰湿さを持ち合わせています。それでいて根は陽気なので調子に乗ると饒舌で相手を小馬鹿にしたような態度になるのも魅力的。本来のスパイダーマンはこういうキャラクターなのでね。
配給のソニーが「ダークナイトみたいなダークな作風に」と指示し、監督のマーク・ウェブがそれに従ったところ、今度は「ダーク過ぎる」として降板させられそうになったという話がありますが、続編は脚本家とガッチリ作り込んでいるそうなので、期待ですね。
(またしても、まともな感想に…
 
 

わけが分からない!!

9位 捜査官X

ドニー・イェン、金城武というアジアを代表する俳優が主演したアクション大作と思いきや、予測不可能のアクション奇作!ブルース・リーの「考えるんじゃない、感じるんだ」という言葉はこの映画を予言していたんだ!(ぇ
前半は金城武演じる"捜査官"が独自の捜査を進めるものの、その内容は状況証拠から発展した大妄想!ドニー・イェンを完全に超人と考え、それが真実と信じて疑わない時点でこの捜査官の劇中でのポジションが明確化される!(いや、本当に超人だったけどさ
対するドニー・イェンはいつも通りあらゆることを大真面目にこなしていくものの、真面目過ぎてご飯食べてるだけでなぜか面白い!しかも、終盤の展開では家族を守るために帰宅するとそこにはご飯を食べるラスボスが!ご飯は家族の絆!!
もちろん、ドニー・イェンによる超絶アクションが披露されるものの、ラスボスとの戦いは誰も予想できない結末に!だって当事者であるドニー・イェンでさえ何が起きたのか理解できていないまま事件解決!
ただのアクション映画をここまでの奇作に押し上げた捜査官の功績!まさに「捜査官X」!!
 
 

アホなヒロインに挫けるな!ガイ・ピアース!

10位 ロックアウト

様々なキャラクターを演じてきたガイ・ピアースですが、今回は黒髪マッチョという武闘派でアウトローなカッコ良さ。それでいて根は真面目で戦闘力も抜群。
製作・脚本は「96時間」や「パリより愛をこめて」で"殴る、蹴る、撃つ、尋問、殴る、蹴る、撃つ、尋問、殴る、蹴る、撃つ、殴る、殴る、撃つ、撃つ、事件解決"というアクション映画黄金期の頭の悪さを再現してみせたリュック・ベッソン。しかし、今回はその辺を色々と勘違いしたのか、最大の敵は救助目標であるヒロインだった!
まずもって「宇宙にある刑務所」という立地がほとんど活かされず、500人もいるはずの凶悪犯たちもほとんど登場しない!さらに意味深に提示されたアイテムも即使用するという伏線殺し!「フィフス・エレメント」でのマッチみたいなことはまったく起こらない!極めつけは敵の作戦でもピタゴラスイッチ的な状況悪化でもなく、ただの自分たちのお節介による大ピンチの襲来!追跡してきた敵が到着した時には勝手に苦しんでるとか何事だよ!そこにガイ・ピアース登場で状況は好転していくも、ヒロインの「人道的正義がー」の連呼による勝手な判断と行動によってさらに状況悪化!そんなヒロインはぶん殴ってやれ!ガイ・ピアース!
結末もアクション映画のお約束とも言える「良い感じになった主人公とヒロイン」という展開だけど、そんなヒロインを許すな!ガイ・ピアース!