茂木健一郎氏 @kenichiromogi 【宝くじが当たってみんなが幸せになる映画？】連続ツイート

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート第８１８回をお送りします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、結びつけ系、問いかけ系ツイートです。

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（１）「高校生クイズ」のような超絶クイズの一つの変形として、「関係ないものを結びつける」系のクイズがあると思う。イギリスの番組（Have I got news for you）とかでは、案外この系統のものが多い。全然関係ないと思っているものどうしを、思わぬ視点で結ぶのだ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（２）例えば、マリリン・モンローと、津田大介の共通点は何か、という質問。こたえは、「人工的なブロンド」みたいな。あるいは、ノーベル賞の賞金をあらかじめ離婚の慰謝料に使うことを計画していた人がいたとすると、その人とアインシュタインと共通点があることになる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（３）それで、先日、歳末だから、年末ジャンボ宝くじを買う人の列を見ていて、ああ、宝くじかあ、そういえば、最近見直した、「ニューシネマパラダイス」という映画では、宝くじがとても大切な役割を担っていたなあ、と思い出したのだった。みなさん、何だかわかりますか？

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（４）映画『ニューシネマパラダイス』のラストは、ネタバレになるから具体的には書かないけれども、映画史上もっともしゃれた、心の温まるものの一つだろう。この、少年と映画技師の交流を描いた作品で、「宝くじ」は素敵な役割を果たすのですが、宝くじ関係の方、わかりますか？

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（５）シシリア島の小さな村。少年があこがれる映画技師が働いている映画館「シネマパラダイス」が焼けてしまう。助け船を出したのが、他の土地（イタリアのどこかの都市だった）から来ているよそ者。サッカーくじで当てた大金で、映画館を再建するのだ。だから、「ニューシネマパラダイス」

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（６）さて、ここで問題です。映画の中で、宝くじが当たって、そのお金を、自分のために使うのではなくて、「ニューシネマパラダイス」のように、みんなのために使って、そのおかげでみんなが幸せな気持ちになる、そんな作品は、他に何があるでしょう。この先を読む前に、考えてみよう！

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（７）ぼくが思いつく答えは、『バベットの晩餐会』。アカデミー外国語映画賞をとったこの素敵な作品。若いときにいろいろあって、今は寒村に住んでいる、禁欲的な姉妹と村人たちに、パリから革命を逃れてきたバベットが、素敵なプレゼントをする映画。その軍資金が、宝くじだった。

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（８）バベットが宝くじを当てて、そのお金（１００００フラン）で、ウミガメのスープなど、素晴らしい晩餐会を開くのだ。感覚の喜びに浸ることが罪だと思っている村人たちが、次第に恍惚と、感覚を開かれていく、そして幸せになる、その素晴らしいストーリーを、書きながら思い出してしまった。

茂木健一郎 @kenichiromogi

たえ（９）というわけで、『ニューシネマパラダイス』と『バベットの晩餐会』の共通点は何か、という問題があると、答えは、「宝くじの賞金をみんなのために使って、みんなが幸せになる映画」。ところで、そんな宝くじ映画、あと一つくらいはあるような気がするんだけど、どなたかご存じですか？

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート第８１８回「宝くじが当たってみんなが幸せになる、映画他にあったっけ？」でした。

茂木健一郎 @kenichiromogi

そうでしたっけ？ @AkashiOda ナポリ野郎が当たったトトカルチョだQT @kenichiromogi たえ（４）映画『ニューシネマパラダイス』

茂木健一郎 @kenichiromogi

ペイフォワードって、宝くじがあたるのですか？ @Lietonano @kenichiromogi ぱっと浮かぶのは、やっぱ ペイフォワードかな～。

茂木健一郎 @kenichiromogi

なるほど、宝くじの一等が当たるみたいですね。ありがとうございます！ @mori_p_mochi 幸せになったかどうかは劇中でわかりませんが、ぱっと思いついたのは東京ゴッドファーザーズでした きっとみんな幸せになってくれるだろう続きを予感させる映画です

茂木健一郎 @kenichiromogi

そうだと確認しました。ありがとう！ @ChazK3 @kenichiromogi 確かニコラスケージとブリジットフォンダのit could happen to youって映画が、宝くじがらみで、幸せになるようなならないような映画だった気がします。

茂木健一郎 @kenichiromogi

宝くじが大当たりで、長屋がみんなのものになる、という映画のようですね。ありがとうございます！ @sudo_takeshi @kenichiromogi 「大当り黄金狂時代」東映？

茂木健一郎 @kenichiromogi

なるほど！　ありがとうございます！！　 @beKOUTAROU @kenichiromogi 「かもめ食堂」は主人公が宝くじの賞金を元手にヘルシンキへ渡って食堂を開いてそこでのいろんな人との出会いを描いたお話ですね

茂木健一郎 @kenichiromogi

なる！ @FairyRosemary クレヨンしんちゃん。九州のじいちゃんが1万円当たって、みんなで分けようと春日部へ。野原家のご近所の人も含めてお世話になってる方々みんなへかき氷をごちそうし、最後は一人一人に5円玉をプレゼントします。映画じゃなくて通常テレビ版ですがとても好き。

茂木健一郎 @kenichiromogi

なる！ @ono_yujiro イギリス映画で小さな島を舞台にしたものがありました。宝くじが当たったおじいさんが喜びのあまり死んでしまう。受け取り人死亡だと宝くじが換金されないので、みんなで共同購入したことにして、ロンドンから来た調査員の追求を島ぐるみでごまかす。という筋書き。

茂木健一郎 @kenichiromogi

カールマリアフォンウェーバーの『魔弾の射手』、一幕が暗く男性的なのに対して、二幕が一気に家庭的で女性的になるのは、うまいコントラストだなあ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

なるほど！　ありがとうございます！ @agehatan @kenichiromogi @ono_yujiro突然失礼したします。「ウェイクアップ！ネッド」ですね。イギリスの映画ですが、舞台はアイルランドだったと思います。コメディですが爽やかな結末だったと記憶しています。

茂木健一郎 @kenichiromogi

アガーテのアリア！

茂木健一郎 @kenichiromogi

『魔弾の射手』、アガーテのアリアの、Zu dir wende ich die Hände, Herr, ohn' Anfang und ohn' Ende!　というところ、本当に美しいねえ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

こんな映画、あったのか！ @qptn http://t.co/2vG2wXRx RT 『魔弾の射手』、アガーテのアリアの、Zu dir wende ich die Hände, Herr, ohn' Anfang und ohn' Ende!　というところ、本当に美しい

拡大

茂木健一郎 @kenichiromogi

なるほど、ありがとう！ @mamitakox @kenichiromogi 宝くじが当たって‥というテレビドラマ『つるかめ助産院』。助産婦鶴田亀子がキャバクラ嬢から治療費代わりにもらった宝くじが大当たりし、遊びに行った先の南の島で助産院を開く。みんなが幸せになる話かと。