茂木健一郎（@kenichiromogi）さんの連続ツイート第８２３回「いじわるな人たちが、初夢に出てきたよ」

茂木健一郎 @kenichiromogi

しゅりんくっ！　ぷれいりーどっぐくん、おはよう！

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート第８２３回をお送りします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、初夢系、無意識分析系ツイートです！

茂木健一郎 @kenichiromogi

いは（１）大晦日に午前さままで仕事＆打ち上げしていたので、昨日はニューイヤーコンサートの途中で眠くなって寝た。それで、今朝は早く目が覚めた。目覚める直前に、どうにもいやな夢を見ていて、起きたあとも、しばらく、なんであんな夢を見たんだろう、としばらく横になったまま考えていた。

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いは（２）それで、起きてすぐ仕事を始めて、まだ連続ツイートをしても健太もとしもいないかも、と思ってまずはメルマガの原稿を書いてしまって、それからツイッターを見たら、何人かが、「初夢を見ましたか？」と聞いて下さっている。それで、あのいやな夢が、初夢だったのだと気づいた！

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いは（３）どんな夢だったかと言うと、私は、中央官庁みたいなところで講演会を始めようとしている。ところが、パワーポイントの調子が変で、画面が小さい。それで、用意してきた資料の一部分しか映らなくて、何個かの文字だけになっている。加えて、座っている人たちの一部が、妨害工作をする。

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いは（４）後ろの窓際に座っている人が、私が話し始めても、なんだかへんな歌をうたったりしている、それで、私が、「あの、そこの方、そうやって歌をうたっているのは、私の話を妨害しようとしているのですか？」と聞くと、「そうだ」と答える。ところが、その方は官僚ではなくて、学者だった。

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いは（５）へんな歌をうたって私の話を妨害したその学者のような人に、「あなたは何をしている人ですか？」ときくと、なんとかかんとかとか言う、妙に専門的なわけのわからないことを言う。それで、私は、ああ、この人は、私の話を邪魔しに最初からこの会場に来たんだなあ、ということがわかった。

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いは（６）それで、私が、「妨害しにきた人は、部屋を出ていってくれませんか？」と言うと、後ろの方に座っていた、全体の１／３くらいの人が、ぞろぞろと出ていった。残ってくれている前の方の２／３くらいの人たちの顔が、まぶしくて逆光でよく見えない。話を始めなくちゃと思っていたら目が覚めた。

茂木健一郎 @kenichiromogi

いは（７）何とも妙な初夢だったが、ふりかえって見ると、今の私の心境を当てているようにも思う。今年のテーマは、一人の人間として、やるべきこと、できないでいることをやるということで、官僚的な文脈だとか、辛気くさい学者というのは、私が乗り越えるべき「壁」を表している。

茂木健一郎 @kenichiromogi

いは（８）いじわるな人たちが、初夢に出て来た。しかし、いじわるな人たちこそ、本当は大切にしなければならないのだと思う。いじわるな人たちは、自分自身にとっての盲点を表している。一人の人間としては親しみを持ちにくいとしても、いじわるな人たちが象徴しているのは、自分にとっての課題だ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

いは（９）ぼくは、尊敬できる、素敵な友人たちに恵まれていて、また、志を同じくする仲間もいる。それはありがたいと思う。サンキュー、マイフレンズ。気の合う人と楽しくやるのは大切だが、本当の課題は、意見の異なる人たちと共生すること。結局、いい初夢だったんじゃないかな。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート第８２３回「いじわるな人たちが、初夢に出てきたよ」でした。