ある日左手の小指に赤い糸が出現した文次郎は、どこかに繋がってる様子のその糸を切ろうとするけど刃物が悉く歯が立たなくて、ほどくこともできない糸を取り合えずどこに繋がってるか辿るのだよ。
2013-01-13 19:24:13途中仙蔵に何やってんだって言われてこの糸がな~と見せたんだけど、何もないぞ?と言われて、この糸が自分にしか見えてない事に気付くのね。
2013-01-13 19:26:10何でもないと誤魔化して、不自然じゃない様に糸の先を辿る文次郎。なんで見えないんだ?とか色々考えるけどわからない。でも糸を手繰って学園内をウロウロ。そのうち用具倉庫の近くまで来るんだ。そこには用具委員が活動しててな、うわー行きたくねーと思うのよ。
2013-01-13 19:30:51食満に会うとまた喧嘩するし今めんどくさくて嫌だなーと。しかし糸はそっちに続いてて。案の定なんか備品の修補だかやってた用具委員達。食満もいてね、富松が潮江先輩こんにちわとか挨拶するのね。
2013-01-13 19:33:53食満はなんだー何のようだ?って潮江に突っかかるんですよ。だんまりですが。無視かコノヤローおめーが予算けちるから云々と絡みに文次郎に近付く食満と微動だにせず、何処かをじっと凝視する文次郎。
2013-01-13 19:36:29ワイワイ色々言った後なんか様子が可笑しい文次郎を下から覗き込んだら物凄い形相の文次郎と目があってぶっ飛ばされる食満。クリーンヒット!
2013-01-13 19:38:57文次郎怒ったまま帰ってくのだよ。常ならいきなり殴られた訳だし追い掛けて仕返しするんだけど、殴った瞬間の文次郎の顔が泣きそうな途方にくれたような顔しててな。追いかけないし、おとなしく殴られたままにした食満。用具の子達は半泣きで先輩大丈夫ですかっ!ってアワアワしてる
2013-01-13 19:43:46文次郎はな、走って走って部屋に帰ってきてな、糸がついた小指を切りおとそうとすんのな。でもできなくてな。さらにめっちゃ泣いてるのにはっとする。
2013-01-13 19:51:35文次郎はね、糸の先が食満の右手の小指に繋がってるのを見たのだよ。切れない糸が自分の小指と食満を繋いでいるの。なんでどうしてとなってな、これから卒業控えてるのに、気付いてなかった恋心(ハイココ注目)を自覚させられちゃうのね。糸に。
2013-01-13 19:57:28で冗談じゃないふざけるなと食満殴って(八つ当たり)小指切り落としてでも糸をとってやると思うの。でもできないの。糸が食満と繋がってるから。どうにも誰にも見えない糸だし、小指に食い込んで痛いし、いつか切り落とさなくても、小指が腐って落ちて糸が取れるかもなんだけど、切れないの
2013-01-13 20:01:04グズグズ泣き崩れる文次郎はね、もう糸切るの諦めてね、ひたすらグズグズ。もういい、この縁を消えるまで、この指が腐り落ちる日まで受け入れることを心に決める文次郎。次の日に気付くと赤い細い痣を残して糸が消えてるのね。そこで文次郎ふと笑って、いつも通りの日々を送るのさ。ヒュウ♪
2013-01-13 20:06:54昨日のことがどうにも気になって、文次郎おいって食満が話しかけてくるよね。文次郎いたっていつも通りの反応を返してきてさ、食満ほっとするよ!そこからの昨日はよくもやってくれたじゃねぇかとボケッとしてるからだって売り言葉に買い言葉。いつも通りの喧嘩。
2013-01-13 20:15:41文次郎赤い糸ルートとして、繋がった先が判った後はらりと糸がほどけるという方向も考えてた訳で…その場合は恋心自覚とかなしで、食満と取り合えず繋がってることに気が付くだけで。その後あっさりとな。
2013-01-13 20:30:27誰にも、自分にも知られずに消えてしまった想いは…うっうっ 文次郎はほどけた糸によかったと思うけども、何やらぽっかりと悲しい胸の内にポロっと泣くってのでどうだろう。
2013-01-13 20:33:33