土砂崩れの通報者が江ノ電から表彰されるまで。朝日新聞横浜総局（asahi_yokohama）さんのツイートより

朝日新聞横浜総局 @asahi_yokohama

（江２）鎌倉発藤沢行きの電車は極楽寺駅に着く前にトンネルがあり、左カーブしながら入ってきます。映像では左が線路で右がホーム。画面奥（鎌倉方面）のベンチに座っていた通報者ら３人が目の前で起きた土砂崩れに、身の危険を感じて手前の方（藤沢方面）に逃げてきます。

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（江３）その直後、３人に２人の女性が寄ってきて、何かを告げると通報者が画面奥に走って戻り、右側にある非常ボタンを押し、その上のランプが点灯。ほんの数秒後にカーブを曲がってきた電車のヘッドライトが見え、緊急停止しました。まさに間一髪だったのです。

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（江４）当時通報者と一緒にいた女性は「映像を見るまで。押してから電車が止まるまで２分ぐらいあったと思っていました。こんなにギリギリだったとは」と驚いた様子。通報者は「ようやく江ノ電が私を捜した理由が分かりました。確かにこれだと私でも感謝したくなります」と周囲を笑わせた。

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（江５）この電車に乗っていた２０代の男性によると、車内はちらほらと立っている人がいる程度の混み具合。止まったときもさほどの急ブレーキとは思わなかったそうです。しばらくして、「異常を知らせる信号があったため、停車しております」というアナウンスがかかった。

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（江６）１０分ぐらい後に、「復旧に相当お時間がかかる見込み」というアナウンスがあり、電車を下りて携帯で写真を撮ってツイート。多くの人が写真を撮っていたそうです。「自分もそうですが、車内の他の方も、危機一髪とは感じていなかったのではないでしょうか」

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（江７）実は危機一髪だったこと、自分のツイートも掲載された「まとめ」がきっかけで、通報者が見つかったことは中の人が取材をするまで知らなかったそうです。「通報者に『脱線によるケガなどの危機を未然に防いでいただき、ありがとうございました』と伝えて欲しい」とのことだったので伝えました。

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（江８＝終）通報者は「誰かを助けるという感覚ではなく、脱線すれば自分も死ぬかもという恐怖はあった」とふり返り、「人にこれだけ感謝されることは人生でめったにないので、その状況に感謝したい」と話していました。

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明日の県版には昨晩ツイートした「かき小屋」の記事と、今日の午前中にツイートした「江ノ電ヒロイン表彰」の記事を掲載する予定。最初にツイートして、新聞記事用にリライトする「ツイッターファースト」をやってみました。中の人（＠今日が誕生日）１時間ほどしか寝ていませんが、頑張ってます！ｗ