ドラマ「最高の離婚」1~3話を観て思うことと個人的な感想まとめ

フジテレビで毎週木曜10時に放送しているドラマ「最高の離婚」(http://www.fujitv.co.jp/saikouno_rikon/index.html)1~3話を観て思うことと個人的な感想をまとめました。
1
もちだ @mochida_ky

マキヨウがあの四人の中でまともに感じられるのは、言葉や振る舞いが一番「大人に見える」からなんだろうが、よくよく見ればというか表裏一体で一番根が深そうに見えるのもマキヨウと言えるように思う。 #最高の離婚

2013-01-28 03:46:42
もちだ @mochida_ky

「関係が長続きする」という視点から考えた時に「何かを隠しあう関係」が良いのか「自分の気持ちをぶつけあう仲」が良いのか? 実際にはどちらが良いかよりも関係の一方が相手を許せるかどうか。またそれが負担に感じられるかどうかで相手との距離や関係に変化がでてきそうではある。 #最高の離婚

2013-01-28 03:58:03
もちだ @mochida_ky

エイタ・オノマチ夫婦に関していえば、意識的に相手へ好意を示すと直後に相手の嫌な部分が見えてしまい、さらに相手の事が嫌いになる事を繰り返しているが、どちらも相手への好意が肩透かしになると「やった自分がバカ」よりも「気づかない相手が悪い」だからタチが悪いようにも見える。 #最高の離婚

2013-01-28 04:15:07
もちだ @mochida_ky

現時点(第一話)で「最高の離婚」が提示している「夫婦関係を長引かせるもの」は「相手の欠陥部分を見ない」ということなんだろう。マキヨウに関していえばそれに「相手のことが好き」だから、辛うじて「欠陥部分を見えなくすることができる」ことが加味されるだろうし。 #最高の離婚

2013-01-28 04:19:27
もちだ @mochida_ky

夫婦間の話だけじゃなしに、付き合いが長くなれば「相手の欠陥部分を受け入れる」の先に「相手の欠陥部分を見ない」があるんじゃなかろうか。そこから両者の関係が「お互い様」に落ち着くことで関係を維持している人もいるだろうし。 #最高の離婚

2013-01-28 04:20:12
もちだ @mochida_ky

第一話の冒頭の歯医者のシーンでエイタがオノマチの嫌なところの一つの場面として語る「映画を観る際の待ち合わせに遅れる」が第三話の伏線になっている。これでエイタの思っていることが、エイタ以外の男性でもそう思う人がいるということが分かる。 #最高の離婚

2013-01-28 04:34:30
もちだ @mochida_ky

オノマチの「がさつさ」を本人はエイタの細かい性格が災いしてそう見えているだけで自分は悪くないと思っているのだろうが、合コンで出会った男性により、そう思っている人がエイタ以外にもいることが分かる。これは逆を言えば、オノマチの一番の理解者がエイタであるとも言える。 #最高の離婚

2013-01-28 04:58:35
もちだ @mochida_ky

エイタ・オノマチ夫婦はそれぞれが一人になると出会う。しかもそれぞれが落ち込んでいる時に限って。そしてなんだかんだ言って一緒にいる時間が長い。部屋は別でも同じ家にいる。対照的にアヤノ・マキヨウ夫婦は二人でいるというシーンがほぼない。 #最高の離婚

2013-01-28 05:20:12
もちだ @mochida_ky

オノマチの行為が「がさつであるかどうか」は人それぞれ許容範囲があるのだろうが、大事なのはおそらく相手の嫌だと思える部分が表出してきた時に「許せるかどうか」。それには相手が思う自分の嫌な部分を「認められるかどうか」なのかなとも勝手ながら思う。 #最高の離婚

2013-01-28 05:31:33
もちだ @mochida_ky

おそらくこの二組の夫婦を対照的に観るよりも「どこか芯で繋がっている」という見方の方が良いのかなとも思う。実際にはどちらの夫婦が「良いか悪いか」「正しいか正しくないか」なんて事は誰も言えないだろうから。どうしても「ここは許せるけどここは許せない」みたいな言い方になる。 #最高の離婚

2013-01-28 05:48:57
もちだ @mochida_ky

夫婦の話だけじゃなしに、実際は相手の「ここは許せてここは許せない」の繰り返しの中で、自分は相手とどう付き合うかを判断していくのだろうとは思う。相手のことを全面的に疑いもなく信じることはできないのだろうし、できたとして必ずしもそれが良い方向に働くとは限らないだろうし。#最高の離婚

2013-01-28 05:58:56
もちだ @mochida_ky

現実の固有名詞がでて、現実と同じ時間が流れているドラマの効果を考えてみた時「物語に入り込みやすい」「共感を得やすい」「感情移入しやすい」などがあると個人的には思うのだが、例えば3・11以降のドラマの「地震の演出」一つとっても、誰もが現実の「あの時」を思い出すだろう。 #最高の離婚

2013-01-28 06:11:39
もちだ @mochida_ky

「ドラマが現実とリンクしている」ということが何か絶望だったりはたまた希望のように見えたり、これは勝手な推論だが3・11以降ドラマの製作側も視聴者も強く意識しているのではないかと思っている。より現実に近いかたちで「繋がっている」ことを感じられるものを求めているような。 #最高の離婚

2013-01-28 06:22:31
もちだ @mochida_ky

おそらく四話からアヤノ・マキヨウ夫婦の視点が盛り込まれてくると思うが、両者の口喧嘩というものも観てみたいものである。 #最高の離婚

2013-01-28 06:33:55
もちだ @mochida_ky

二組の夫婦を繋ぐあの橋の上では今後も何か起きそうではある。あの橋が二組の夫婦を繋ぐかけはしであるとも言えるが、あの橋があったことで、とりあえず平穏だった二組の夫婦の関係がこじれてくる。さあどうなるのか。 #最高の離婚

2013-01-28 06:48:00
もちだ @mochida_ky

タイトルバックはドラマ内をすべて肯定してくれているようで痛快で素晴らしい。 #最高の離婚

2013-01-28 05:38:30

まとめ後の追記

もちだ @mochida_ky

脚本の坂元裕二さんの言葉。「会話するふたりがいる。たとえば、『あついね』と言う人に、『さむいね』という相手が現れたときに物語が生まれる。だれもが自分の正義をもっていて、正しいんです。相手の不幸を望んでいるわけでないのにぶつかってしまう。そこからドラマは生まれます」 #最高の離婚

2013-01-29 07:10:22
もちだ @mochida_ky

脚本の坂元裕二さんの言葉。「本当の自分なんてない。ちがう意見の人と出会ってはじめて、自分が生まれる」/http://t.co/1BvFr7hX #最高の離婚

2013-01-29 07:13:29
もちだ @mochida_ky

エイタ・オノマチ夫婦が離婚した直接的な原因を上げるならば、おそらく地震が起こった後にエイタがオノマチにメールした内容にあるだろうと物語上は考えられる。ドラマにおける「地震」という演出は「不吉な出来事の前触れ」とも捉えることができるだろうから、そのことからもうなずける。#最高の離婚

2013-01-29 07:19:00
もちだ @mochida_ky

で、ここが非常に面白いのだが、エイタ・オノマチ夫婦が結婚したキッカケはおそらく3・11を想起させるあの地震である。それによって二人は出会いそのまま結婚した。地震をキッカケに結婚し、地震をキッカケに離婚している。これは非常に皮肉の利いた面白みがある。 #最高の離婚

2013-01-29 07:21:52
もちだ @mochida_ky

おそらくエイタ・オノマチ夫婦というのは3・11以降のある種の夫婦のカタチとしての象徴なのだと勝手に思っている。それはエイタがセリフとして言っている「好きとかそういう気持ち、あったかなかったかわからないし」から伺える。(続) #最高の離婚

2013-01-29 07:31:18
もちだ @mochida_ky

(続)これは「好き」という気持ちで結婚したのではなく、あの時「ただ隣にいてくれる」ことが安心のすべてで、その人とずっといれることでいつまでも安心していたいという気持ちが結婚することへ突き動かしたのだろうと思う。 #最高の離婚

2013-01-29 07:40:37
もちだ @mochida_ky

エイタはオノマチ対して決して「嫌い」とは言わない。色々愚痴を言い放っても「怒っている」とは言わず、「気を付けてほしい」と言う。これはおそらく「好きという気持ちで結婚していない」からだと思う。「好き」ではないから「嫌い」と思えない。あくまで他人なのだと。 #最高の離婚

2013-01-29 07:45:41
もちだ @mochida_ky

エイタは「恋愛とかの良い思い出がないんです」と言う。これも「好き」という気持ちがないから。というか分からないから。このセリフの直後にマキヨウがエイタ・オノマチの出会いを「それ良い思い出です」と言う。 #最高の離婚

2013-01-29 07:50:57