OTODAMA/KOTODAMA公演についての連続ツイート

公演前日の連続ツイートまとめ
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中所 宜夫 @show3418

明日明後日の公演について連続ツイートを致します。 OTODAMA/KOTODAMAの公演「音とコトバの宇宙論(コスモロジー)」が、 明日2日(土)午後6時と明後日3日(日)午後2時の2回、 東京国立市で行われます。 http://t.co/DArJGHSN

2013-02-01 23:21:15
中所 宜夫 @show3418

OTODAMA/KOTODAMA(2)。本日、ゲネプロを致しました。関係の皆様には大変良い作品に仕上がったとの評価を頂きました。私もコラボレーションの作品がここまで高い質に仕上るとは思いませんでした。是非多くの方にご覧頂きたいと思い、直前ではありますがご案内させて頂きます。

2013-02-01 23:22:27
中所 宜夫 @show3418

OTODAMA/KOTODAMA(3)。加藤訓子さんとのコラボレーションが、ホソヤアーティストネットワークの大須賀さんから提案されたのは、 もう4年前になります。それからお互いの活動を横目でにらみながら、思いの外の月日が流れました。

2013-02-01 23:23:54
中所 宜夫 @show3418

OTODAMA/KOTODAMA(4)。私が能について普段から考えている言葉の表現の問題は言葉の表層に隠れた人間の本質的な部分へのアプローチです。また打楽器は、それが人間の最初の楽器であったのはおそらく間違いのない。そこに音霊と言霊の共鳴を創り出してみたいと思いました。

2013-02-01 23:25:37
中所 宜夫 @show3418

OTODAMA/KOTODAMA(5)。哲学者の井筒俊彦さんのエッセイ「詩と宗教的実存」から想を得て、福島の詩人和合亮一さんのことを思いながら、作品の前半部「音とコトバの宇宙論コスモロジー」が出来ました。「世界の理を言葉に求めて、詩を創り旅をする者」が迷い込んだ太古の森、

2013-02-01 23:26:44
中所 宜夫 @show3418

O/K(6)。そこに武満徹の「ムナーリ・バイ・ムナーリ」という作品が陰陽五行説と絡み、やがて宇宙の躍動を思わせるようなクセナキスの作品「ルボン」が演奏されます。この作品が素晴しい。現代音楽でこんなに楽しめる作品は初めてです。

2013-02-01 23:27:38
中所 宜夫 @show3418

O/K(7)。作品の後半は、石牟礼道子さんの詩「花を奉る」をほぼ原文のまま使っています。フクシマ以後の日本の有様に漠然と怒りを覚えつつ、能という手法によるならばその魂を鎮め得るのではないかと模索しつつ、それでも何も生み出せないでいる中、「花を奉る」は啓示のように現れました。

2013-02-01 23:29:24
中所 宜夫 @show3418

O/K(8)。これを能で表現したいと思い、今まで2回程小さな「らいぶ」で上演を試みて来ました。今回も試しにちょっとやってみましょう、という感じで始めたのですが、加藤さんからのアプローチも大変素晴しく、大変密度の高い作品に仕上りました。

2013-02-01 23:30:12
中所 宜夫 @show3418

O/K(9)。能ならば「序之舞」を想定していた舞の部分に、加藤さんが選んだのはハイウェル・デイヴィスという人の「Purl ground」という作品で、これが回想シーンにはピッタリの印象です。

2013-02-01 23:30:51
中所 宜夫 @show3418

O/K(10)。舞台中央に据えられて、終盤間際に初めて鳴らされるドラは、バリ島のドラです。このドラの持つ超自然的パワーを引き出すためには、花を供えておく必要があるのだそうです。何如にもバリ島らしい。私の捧げた花の力を、詩の言葉とドラのパワーが一つに束ねてやがて終曲を迎えます。

2013-02-01 23:32:38
中所 宜夫 @show3418

O/K(11)。どうか皆様、現場に足を運んで、この作品の初演の現場にお立合い下さい。連続ツイートを終ります。この催しが一つの「萃点」となって、さらに大きな共鳴を生み出すことを祈念しつつ明日の催しに臨みます。おやすみなさいませ。

2013-02-01 23:35:12