一行小説（超短編）生き物シリーズ

ブキャちゃま@異次元のFIRE @NikTesl

超短編小説が流行している、というツイートがあったので、昔書いた「一行小説」を投下してみます。

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サンクス・ギビング。 「俺は自分が七面鳥だなんて認めねーからなぁぁぁ」と叫んでいたのは、どこからどう見ても七面鳥だった。

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ナルシスト。 木の枝に止まり満月を見上げるフクロウは、きっと自分のことが大好きだ。

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言い訳。 「起きたら朝だったから、今日も声が出るのか試してみただけなんだよ」とニワトリは言った。

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事実。 「足が棒になったみたいだよ」とフラミンゴはぶっきらぼうに言った。

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悪戯の代償。 「お前の顔だけは絶対に忘れないからな」と足をちぎられたバッタは言った。

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親は何もわかっちゃいない。 「夢を追いかけるばかりじゃ食っていけないって？そんなことないぜ」とバクは言った。

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野心。 「自業自得だなんて全然思わないよ」と地獄に堕ちたモグラは言った。

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井戸の中のひきこもり。 「早くここを出よう！」という誘いに対し、「ああ、そのうちにね」と蛙はそっけなく答えた。

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四次元ポケット。 「私の子どもぉ～」とカンガルーは子どもを取り出しながら言った。

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そしてＣＭに。 「コノアト、スタジオソウゼン！」とオウムは言った。

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一行小説、大体こんな感じで量産してましたけど。もちろん、とっておきのやつは紹介せず！印税生活したいので、みなさん拡散してくださいね～（笑）。

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タイトルないけど、『豆が食べたい午後８時、僕はきっと鬼じゃない』というかなりタイムリーな一行小説を発見したので、最後に。最初から午後８時でしたよ。