2/14 #同題ssBSR まとめ お題「下心」

同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

2/14～2/17(22:00) 今回のお題は 『下心』 提案者は恒星は神出鬼没さんです。ありがとうございます #同題ssBSR

菫色の星になりたい恒星 @KOU3429

【三吉/下心】この寒さで足の先まで血が通わぬと言う。許可を得て触れてみれば、なるほど確かに冷えきっていた。包み込む手の熱が移れば良いと、ただひたすらに撫でさすり、愛でる。 #同題ssBSR

喨々 @asagiparty00

「長曾我部よ…愛と恋の違いは何であるか分かるか？」「…」「…貴様には分かるまい…」「愛という字には中に心が隠れておる。反対に恋という字は、下に心が隠れておる…」「…つまり下心か？」元就が微笑む。「…んなもん、俺が教えてやるよ！手取り足とり…」「…伊達か！」＜下心＞#同題ssBSR

さちこ @sachiko__09

【幸→市】なんと浅ましい行為だ。お館様に叱っていただくことすらおこがましい。その方は乱暴に手渡した白百合を優しく受けとるとその柔らかな頬へと寄せた。「市にくれるの？ ……ありがとう」ああ、浅井殿に向けるその微笑みが某も欲しかった。欲しかったのだ。/下心 #同題ssBSR

さちこ @sachiko__09

【三幸】「おい、真田」放り投げた箱を難なく受け止めた男はプリントされたチョコ会社のロゴに大袈裟に驚き、そして喜んだ。高くはなかったか、だと？ その程度安いものだ。「来年は某から渡しまする！」その言葉が聞きたかったのだ。裏切りは許さない。/下心 #同題ssBSR

nol @Lakky_1o1

【佐かす】「吹いたら、お前が来ると思っていた」 そんな舞い上がっちゃうこと言わないでよ。確かに俺様優秀だけど、できないことってのもあるんだから。でも、そこまで期待してくれてたんなら、次はキッチリ応えなきゃね。下心？そんなのナイナイ (お前が無事で良かった)/下心 #同題ssBSR

@Kei_Amamiya

【下心/光秀】「私はどうでもいいのですよ、天下など！」彼の男の言葉に偽りなし。この男の目的はただ己の欲望を満たす事だけ。だが、真の本懐は慾の下にあり。「癒してください、この魂の渇きを！」柘榴色が弾けた兵士の屍骸を鎌に掛け見つめる先に映るは、天魔の公ただ独りのみ #同題ssBSR

@Kei_Amamiya

【下心/佐助】刃に下心と書いて忍の文字。この漢字を考えた奴は忍ってモンを知り尽くしてる奴だったんだろう、と。忍に心は無用。ならばこの下心は何とする。忍の文字は内に心を持ち、心を持つ者は忍に非ず。いっそ刃だけになれれば楽だったのに、と呟いた言葉は闇へと溶けていった #同題ssBSR

@nemptilly

【政←小】杯を傾ける。酒を流し込む度に上下する白い喉元に思わず息が詰まった。己の中に蔓延る邪心に反吐が出る。不埒な思考がよぎっては噛み殺し、しかしいつまで隠し通せるのかと問いかける。家臣として抱いてはならぬ感情を認められない。認めてはならないーーー。/下心 #同題ssBSR

@nemptilly

【政→小】邪な考えをしているのだろう。表情には現れずともその目が色欲を語っている。他人にはわからないような何気ない仕草に混じる艶めかしさに眩み、指から杯が滑る。熱い眼差しを投げかける男はまだ知らない。見つめ返す隻眼の裏に蜷局を巻いている、禍々しい劣情に。/下心 #同題ssBSR

葵 @aoi_YKM

【浅井】「長政様、今夜は雪が積もりそう…」「そうか、ならば炭を持つように私から」一心に走らせていた筆を止め、立ち上がろうとした夫の手を掴む。「寒いから…市、長政様と一緒に寝たい…」そっと顔を覗くと、炭より赤い頬。しんしんと降る雪に、この下心を隠して欲しい。/下心 #同題ssBSR

爽🍃🌪12/17南2シ64a @sota_a

<毛利と大谷>「やれ毛利、そこは」その声に気付いたときには時既に遅し、右のつま先が固いものに躓く。ぐらりと傾いた景色にきつく目を閉じても、予期した痛みはない。ゆるりと目を開けば、妙な浮遊感に納得がいく。振り向いた先の笑う白黒。「ヒヒッ、足元には気をつけよ」/下心 #同題ssBSR

澄夜＠連絡用 @sumiya_utg

【小政/"下心"】少し立眩みがしたのは本当だ。倒れるついでに、まだ呑んでいた小十郎を押し倒したのは計算ずくの事だったが。…ちゃんと支えてくれることも計算の内だ。「…何を考えておいでか、政宗様」「お前こそナニ考えてンだよ、小十郎？」――さあ、早く連れていってくれ。 #同題ssBSR

さ @sakisosss

【幸←佐】町に出ると主の喜びそうなものばかり探してしまう。例えば甘味の類、或いは綺麗な色をした髪紐。喜ぶだろうか、笑うだろうか。いつの間にか彼の心に居座る方法ばかり考えるようになっている。<下心>#同題ssBSR

紫翠🌱垢移動してます @shisui_sabotage

【西軍】巫であろ？ヒヒ、褒められて大層舞い上がっておるわ。…ただ、あの小娘、…われの手を躊躇いも無く取りおった。げに愚かよな、オロカ。愚かで…純粋よな。ぬしと似ている。…そう、巫の他に下心も無くわれの手を斯様に温かく握ったのは、…ぬしだけよな、三成…。【下心】 #同題ssBSR

@azuazuBSR

【小政】一寸の距離まで接近した口唇。眸も眼差しも吐息でさえも誘う。匂い立つ色香に目眩すら覚えた。｢オレはお前が雄になるのが見てえんだ｣明け透けで残酷な殺し文句。企みを抱いているのはご自分だけと信じておられるのか。貴方が思っている以上に、俺は狡い男なのです。【下心】#同題ssBSR

イグアナくん @nkgmbs

【鶴市】「殿方は獣だってねえさまが言ってました」「うん……」「知らない男の人についていっちゃだめですよ？」「うん……」「ずっとここにいていいんです……ね？」――本当は、鳥にもギュッと捕らえる爪が、ほら。きっとそのうちわたし牙が生えて真っ黒な“鴉”になる。<下心> #同題ssBSR

爽🍃🌪12/17南2シ64a @sota_a

【三吉】これ三成、包帯なぞ一人で換えられる。触れてくれるな。われは結構だと言っておる。主は、ぬしはどうしてそうわれに触れたがる。やめ。み、三成、ヒヒッ、くすぐったい、やめ、やめ！まったく、困った男よな、下心もなく触れてきよる、ほんに、愛い奴よ。 /下心 #同題ssBSR

ひのきふろ @Furo_h

【親就】「違う！どうしたらそんな式になるのだ！」「今日も毛利殿にしごかれているな元親。家庭教師代が一日につきケーキ３個だろ？必死だな」「…家康知ってるか？元親、ああ見えて中学ではClass１位だぜ」「え？それじゃあ何故…？」「まぁ、必死なのは確かだろうな」【下心】#同題ssBSR

ﾅｲﾁ @uzy_com

【家三】嫌な夢をみた、と眉をしかめて言うので、どんな夢だったのかと訊いた。少しばかり思案して答えることには、「貴様が見知らぬ女と祝言を挙げる夢だった気がする」。「めでたいじゃないか」「それもそうだ」何故このように不快なのだろうかと首を傾げる顔が、愉快だ。（下心）#同題ssBSR

境 @xsan_title

【親就】酒がなければ素直になれぬこの心。分っているから飲んだ酒、なのにあやつは――好きぞと言えば怯えた顔。「何が望みだ？」「何も要らぬ貴様の側に」気を奮い立たせ素直に言えばパチリと目、開く鬼一人。「何の下心があるんだよ」そのようなもの、無いと言うのに【下心】 #同題ssBSR

こにゃ @chang_frog

【双竜】「だって片倉様の想い人って…」偶然耳にした噂話。邪な気持ちは衷心に抱えて隠しているはずだが、どこから足が出ちまうんだ。黙らせられねえのが情けない。少しでも離れれば、いや、背中を合わせているときでさえ、いとしいとしと言うこの心を。 ＜下心＞ #同題ssBSR

@azuazuBSR

【慶次と孫市】｢恋を支えてるのも愛の真ん中にあるのも、どっちだって同じ心なんだよ孫市！｣｢貴様はまたその話か。どこかで聞いたことのある台詞ばかり宣うな｣｢ちぇ、バレた？｣｢たまにはお前自身の言葉で話したらどうだ。退屈な内容でなければ、聞いてやらぬでもない｣【下心】#同題ssBSR

ランプリイ @Lampray555

【下心/真田主従】「見よ佐助！政宗殿が手ずから某の為に」主の手にはずんだ餅。あー下心見え見えだっての餌付けしようったってそうはいかねえよ。「ふーん。じゃあ俺様今日は団子作んなくていいのね」「！そ、それは…困る…」 負けてなるものか。戦の腕も、…料理の腕も。 #同題ssBSR