【130218】ソーシャルメディアウィーク001「『なめらかな社会とその敵』刊行記念基調講演『生命にとってソーシャルとは何か』」 #SMWTOK #SMW13
【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「フランシスコ・バレーラが指摘する“オートポーエイシス”の概念に代表されるように、私たちはまず生命体である。そこには内側と外側の膜がある。それにより“分断”が起こる。それは生命の誕生以来の本質的問題と考えられる」
2013-02-18 11:48:57鈴木:セルオートマトンでモデル化されたオートポイエーシス概念。化学反応のネットワークが「膜」を自律的に生成するというモデル。膜が内側と外側を分ける。つまり国のような存在が資源を囲むということは、細胞から始まっている。 #smwtok
2013-02-18 11:48:57【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「ここである動画をみなさんにご覧いただきます」→『私的所有の生物学的起源 〜細胞から国家まで〜』 http://t.co/dFcON7zq
2013-02-18 11:50:42鈴木氏「国家が資源を囲い込むのは、40億年前の細胞(細胞膜が外界と内界を区別する)が起源ではないか。それほど業が深いのである」 #smwtok
2013-02-18 11:51:58【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「細胞が増えていくと、内にある細胞を守るために免疫ができる。さらに内と外の分断が起こる。そして、自分の身体と他者との違い、さらには土地・国家・生命体同士での分断が生まれ、徐々に支配関係が創られていく」
2013-02-18 11:52:03【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「さらに自己意識が生まれてくる。社会における“膜”(政治システムや権力構造)。...ここに反復するパターンがあります。“膜”は内側と外側を分ける。“核”は小さいものなのだが全体を統治する。その背景に“網”がある」
2013-02-18 11:55:13【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「食物連鎖や脳、あるいはソーシャルネットワークというのはこのような“網”状の世界となります。この“網”を理解するにはやはり”膜”や”核”をどう捉えるか、そのような観点もあるのではないでしょうか」
2013-02-18 11:57:11鈴木氏「生命も社会も、膜→核→網 で発達してきた。代謝、食物連鎖からソーシャルネットワークまで。そこに突如、インターネットが登場した。その存在で、膜や網の世界が本質的な影響を受けるのではないか」 #smwtok
2013-02-18 11:57:16【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「ソーシャルネットワークの概念は1960年代から。有名な”6次の隔たり”(ミルグラム,1967)、Weak tie(グラノヴェター,1973)の概念によって、社会の捉え方・ものの見方が変わってきた」
2013-02-18 11:59:30【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「Weak tieの概念をいまの時代に活用したといえるのがLinkedIn。その他FacebookやTwitterをはじめとする各種SNSは、いろんな分野や形態においてあらたな“網”を生成している」
2013-02-18 12:02:12そこへ第三の局面。2003年ごろからソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が生まれた。ソーシャルネットワークとは、社会学者が現実を分析する概念でなく、現実を変えていくツールになり、2010年代まさに花開こうとしている。 #smwtok
2013-02-18 12:03:07鈴木:エンゲルバートの、IA(Intelligent Amplifier)としてのコンピュータ。Bootstrapや集団的知性の考え方。Andy Clarkの「現れる存在」。人工物を認知システムとして捉え、構築する考え方が発展した。 #smwtok
2013-02-18 12:05:10マウスの父、ダグラス・エンゲルバート氏インタビュー - http://t.co/Tofa9RKx Inteligent Amplifier / Bootstrap / Collective Inteligence #smwtok
2013-02-18 12:04:00【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「アラン・ケイが提唱した”メタメディア”の時代(1977)。コンピュータはあらゆるものをつくることができるメディア。この新しいメディアから新しいシステムや”なめらかな”社会がつくれるのではないか。」
2013-02-18 12:09:04鈴木:現状は個人、組織、国家が隔たっているが、それらをなめらかにつなげる社会をコンピュータを使って再発明できないか、ということを今日の講演ではお話ししたい。 #smwtok
2013-02-18 12:11:23【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「インターネットが普及することによって、あらゆるものが徐々にフラットになっていく。その段階において”なめらかな”社会が表出するのではないか。全てが平準であるフラットではなく、個々がなめらかな変容を是とする」
2013-02-18 12:10:15ネットで一見実現したように見えるフラットな社会はみんな同じ土俵。文化的多様性がなく息苦しい。そこへ多様性を認める「なめらかな社会」を作ろう、というのが鈴木氏のご説。 #smwtok
2013-02-18 12:13:15そのツールとしてPICSYの導入について述べている。ざっくり言うと、社会貢献の度合いを評価してお金にするシステムをつくろう、という話。 #smwtok
2013-02-18 12:19:29【生命にとってソーシャルとは何か #SMWTOK #RL01 】鈴木「例、新しい貨幣システム”PICSY”。これまではお金を持っている人が主役であったところを、実際に働いている人が主役となるようなシステムの変換。」
2013-02-18 12:20:02