カイメイの設定語り

大崎巧実 @mboxtw

ちなみにミク以降はタイマーがついてるので、主電源のオンオフを勝手に切り替える事が出来る。体内時計が狂うとタイマーも狂うのでマザーに修正してもらわないといけないんだけどね。

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ボカロはロボットなので寝る必要は本来ないんだけど、ベッドが充電器になってから寝ないとバッテリーに充電出来ないし、マザーと通信する必要もあるから毎日夜になったら寝ます。マスターも寝ちゃうしね。

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ついでに言うと、マスター二人は恋人同士。だからメイコは自分の恋が実らない事を知ってる。自分はボカロで恋しても無駄だと言う事も。レイヤはメイコには家族として好かれてるって思ってるけど。

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も一つ。カイトは一度誘拐された事がある。カイトの熱狂的なファンで、人に逆らえないカイトを連れ出すのは簡単だったし。んで彼女はカイトが人間だと思い込んでて、カイトがあなたの彼氏にはなれないと言っても話が通じない。

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人間じゃないから、と言っても見た目人間だから信じてくれなくて。仕方なくコート脱いで中身見せてやっと理解してもらったんだけど。カイトの子が欲しいと言われても僕にそんな機能はついてないから無理、って言ったり。

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でもそれはある意味カイトを傷付けるんだけどね。自分はロボットなんだって。恋しても何もならない。どんなにメイコが好きでも、結ばれる事ができない。何も実らないと言う事を説明させられるんだから。

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そしてカイトは彼女に監禁されてしまう。マザーから離れられないって言っても信じてもらえず。圏外に閉じ込められて、電源も尽きてメモリー保護の為に主電源落ちたカイトを見て彼女は返してくれたわけなんだけど。

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ちなみに、カイトを誘拐した彼女はお嬢様なので、カイトが手に入らなかった彼女はカイトを求めるあまり、同じようにボカロを買ったのでした。そしてこのカイトはアカイトになるんだけど。

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お嬢様はカイトが欲しかったのに、育て方を間違ってアカイト化しちゃうのね。でもカイトの事ばっかり話すから、アカイトはカイトが大嫌いだったりする。自分のマスターが自分を望んでくれないわけなんだから。そんなにカイトがいいのかよ？俺がいるのに？ってなる。

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話は変わって。リンレンのコイバナ。レンが恋した少女は末期癌で入院してた子。偶然出会った彼女に歌をせがまれて、初めてボカロとしての喜びを与えられたレンは彼女に急速に惹かれていくのね。歌を望まれ、歌いつづける事はボカロにとって最高の幸せだから。

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彼女に歌を歌いたくて、こっそりカイトにハッキングしてデータベースから歌を引き出した事もあった。カイトだけが持つ歌は、カイトがメイコを想う歌で、レンは無意識に自分と彼女を重ねてどうしてもその歌が欲しかったのね。

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でも結局少女は死んでしまう。人が死ぬ事、データとして知ってはいても理解していないレンは何故彼女にもう会えないのかがわからない。自覚せずに恋をしたレンはその想いが恋だと言う事を初めて知った、と言う話。

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次にリン。リンが好きになったのは、近所に住む老人。お迎えが近いその人にリンは恋をした。老人は実はもう一人のマスターであるユキトの父親。ただし戸籍上は他人なんだけど。

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その老人は名の知れた作曲家で、リンは彼から音楽とは何か。歌う事とは何か、と言う事を教わる。そんな老人にリンは惹かれたのね。その想いを告げる事なく、老人は死んでしまうのだけれど。

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リンが老人を好きだと知って、少女を亡った傷が癒えてないレンに散々詰られるけど、リンはそーゆーんじゃないって突っぱねるんだけどね。好きだし恋してるけど、穏やかな想い。

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リンはただ、老人を看取りたいだけ。歌い方とか教えてくれた老人に返したくて。だから最後まで傍にいた。最後にその老人はリンの為の曲をくれた。リンはそれだけで充分だったのね。ボカロへの最高の贈り物なわけだし。

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ちなみに、もう一人のマスターユキトの話。彼は私生児。母親が父の将来の為に身を引いたようなもの。父譲りの音楽の才能でプロになったけど挫折してしまったのね。

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売れっ子の作曲家でヒットもだしたけど、売れれば売れるほど自分の音楽が出来なくなっていく。売れる曲を求められ、自分の音は否定される。そうしてユキトは自分の音楽がわからなくなり、曲が作れなくなっていく。追い詰められていくのね。

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なので最初、ユキトはまったく曲が作れなかった。そんなユキトをレイヤは支え、少しずつ回復したユキトはボカロ達の為だけに曲を作り始める。ボカロ以外には作れないままだけど。

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んで。昼間の続きで漏れた設定その１．ボカロ達の体重。まずカイトは４６０キロ。メイコは３００キロ前半。ミクは２００キロ後半、リンレンも２００キロ。だって鉄の塊だからね！！重たいよ！！パソコンだって重いだろ？！そう言う事だ！！（笑）

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カイトは男の子なので自分の体重あまり気にしてないけど、メイコやミク達はものすごーく気にしてる。だって３００キロだぞ？！あんな細いのに目茶苦茶重たいんだぞ？！聞いたらみんなビックリするぞ！？……一応公式は夢を壊さないように非公開（笑）

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カイトが出力全開にした時の馬力はトラック持ち上げる事が出来るくらい。溝に填って動けないトラック見つけて、じゃあ動かしますね、って言ってモーター全開にして持ち上げた。勿論カイト一人で。ただしモーターが高速回転するので工事現場並に煩い。甲高い音が響くから耳に痛い。

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んでその時に溜まった熱を排出する為に身体に付いてるダクト開けなきゃないから場所も取るし、排出される熱風は下手すると人間火傷するから下手な場所で放出出来ない。しかし出さなければカイトの回路が焼けてしまうのでとっとと出さなきゃ無い、とまあカイトの最高出力時は相当めんどくさかったりする

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で、カイトは人よりも沢山装備積んでいる所為で、感情回路に強いロックをかけられてる。高い出力が出せるから、万が一暴走した時が危険なのね。周りを巻き込んで大惨事になる恐れがあるから。だからおっとりとした性格にさせられてる。暴言吐かれても滅多な事では怒らない、つか怒れない。

大崎巧実 @mboxtw

カイトが感情回路に制御装置が入ってるって事を知ってるのは起動前からいるメイコだけ。マスターがカイトを組み立ててた時に頭の中へ組み込んでる所を見てるから。ごめんね、って言いながらつけられた制御装置。どこかぼんやりする事が多かったり、鈍かったりするのはすべてこの回路の所為。