HIZIRI SURVIVAL　in　DEADTWITTER

序章

「あ゛あッ、ツマんねえ！」

コンクリートの壁に切り取られ、かろうじて見える曇天に激昂。
近くに転がる空き缶を怒りに任せて踏み潰した。

雨と血の匂いが交じり合う路地裏。
周囲には金銀選り取りみどり、カラフルな頭が地に伏している。
血を流してクラクラする頭にイライラ。
足元に転がる人間がうぜぇ、イライラ。
グシャグシャに潰れた空き缶をおもいきり蹴っ飛ばす。
耳障りな音を立て、それはいとも簡単に視界の端から消えていった。

俺、纐纈聖18歳。この世はめんどくさいことだらけだ。
学校なんて下らない、勉強には興味ない、人間だって好奇心でついてくるか喧嘩を売ってくるかの二種類、バイトもめんどくさいし続かない、器用になんて生きれた試しがない。18年生きていて唯一上手くなったのはモンハンと喧嘩の作法くらいで、ニサンカタンソ（だっけ？）を生み出すことくらいしかできない人間のゴミ、それが俺だと思うしそれでいいと思ってる。

そんな俺に転機が訪れた。
むしゃくしゃする気持ちに任せて拳を振るい終わった後、突然そいつが現れたんだ。

「ご機嫌いかがかな。」

ものごしやわらかって感じの50～60？っぽい男が俺に向かって深々と頭を下げる。シルクハットを手に持った如何にも金持ちっぽいそいつは上品なバリトンの音色で「リボーン社の者です」と名乗った。

「『GREAT DEAD CAGE』
　　　　　　　　　…を、ご存知ですかな？」

ぐれ…ど？わからん。
日本語すら雑にしか使えねえのに、英語はなおのことわからん。

「知らねえし、興味ない。」

まとわりつく雨がウザくて、獣のように体を揺する。
雨水に奪われた体温を取り返すように腕を激しく擦っていると、その手をやんわり掴まれた。

「あなたのこの腕がこんなところで燻っていてはいけない。」

俺よりちいせえおっさんが顎で倒れまくっている雑魚共を指した後、優しい瞳でこちらを伺う。…生ぬるいような気色悪い感覚に肌が粟立ち、小さく身震いした。

「合言葉はこうです。」

――――邪魔な“さえずる死体”をブッ飛ばせ。

ゾンビ共がうろつく地に足をつけ、小さく呟いた。
こんな楽しそうな仕事があったんなら、俺はもっと新聞とかニュースを見ておくべきだったと人生で最初で最後であろう後悔をした。
あのおっさんには感謝している。
ここでなら、しばらく楽しめるんじゃねえの？

何年かぶりのワクワクする感情を抑え、鉄パイプを手に目の前のゾンビどもへ駆け出した。

纐纈 聖

Annaの取材

【公式イベント：アンナの取材】

「こんにちは！　わたくしＶＤジャーナルのレポーター、Annaと申します。」
あなたの目の前に突如現れた女性、アンナは、あなたにマイクを向けてくる。
これから不定期に出されるインタビューに答えれば、１答ごとに取材料として資金を受け取れる。

【イベント：アンナの密着取材】

Ｑ：「あなたは何故、このＧＤＣに参加しようと思ったのですか？　詳しくお聞かせ下さい！」
【取材料：２０】

DAY 2

DAY 3

【イベント：アンナの密着取材】

Ｑ：「…あ、好きな食べ物とか趣味とか何かあります？　良かったらそういうのも聞かせて頂ければと…」
【取材料：１０】

【イベント：アンナの密着取材】

Ｑ：「今までで一番苦労した事を教えて下さい！　ＧＤＣ内の事でも過去の事でも結構ですよ？」
【取材料：３０】

【イベント：アンナの密着取材】

Ｑ：「お気に入りの武器とかありますか？　…あ、武器持ってない方は好きなお寿司のネタでもいいです」
【取材料：２０】