201日目(3/24/2013)、タチカワくんの報告
- MaricaYM_zs
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真相についにたどりついたタチカワ君が、同行者の老軍人、イッチおじさんと、ドクターを再び訪問してくれました。
@MaricaYM_zs 「そういやイッチおじさん、あれから怪我の具合はどうなんですか?」右肩を見ながら尋ねる。「ん、先日お姉ちゃんと一緒した時包帯は変えて貰えたぞい」おじさんはそう言いながら腕を振り回した。「…アピールしなくていいです。外に出てきたことですし、病院行きましょう」
2013-03-24 06:57:40@MaricaYM_zs 「ドクターに用もありますしね」そう言って、病院への道を歩いていく。数日前来た時のように受付でドクターの居場所を尋ね、診療室へと向かう。扉をノックし、「こんにちは、ドクター。タチカワです」と言葉をかける。やはり数日前と同じように。
2013-03-24 07:01:52@ononono_zs 「どうぞ」またタチカワか。数日前現れた時はすぐ館に戻ると言っていたと思うのだが。気が変わって戻って来たのかもしれない。診察室には、彼女が持ってきた満開の桜の枝が飾られていた。
2013-03-24 08:34:51@MaricaYM_zs (またって言われた)(そりゃそうだ)「お邪魔します。今日は看てもらいたい人も連れてきました」イッチおじさんを伴って中に入り、すぐに桜の枝に目を留める。「ああ、桜。満開になりましたか。綺麗ですね」
2013-03-24 08:40:29@ononono_zs 「そうだね。こんな街にも春はやってくる」彼女は桜を見て、何気なく言った。「こんにちわ、イッチさん。そういえば前回タチカワくんがいらした時には、ご一緒じゃなかったですね。どうしました?」
2013-03-24 08:44:54@MaricaYM_zs 「こんにちは、ドクターさん。いや、館内でタチカワのヤツが『良くない予感します』とか言いましてな、2日ほど雲居さんという方と一緒に行動させてもらったんですわ」そういいながら、椅子を進められたイッチおじさんが座る「その前にはちょっと野暮用で怪我をしましてな」
2013-03-24 08:49:17@ononono_zs では、タチカワはあれからすぐ館に行ってイッチさんを連れて戻って来たと。彼女はいぶかしげに、ほんの少し眉をひそめた。「イッチさん、ZVに感染でもしましたか?」それもおかしい。タチカワは治療薬を持って、館に向かったはずだ。
2013-03-24 08:55:54@MaricaYM_zs 「お前さんそんなことしとったんか?」イッチおじさんがこちらを見る。あれ、そういやイッチおじさんには言ってなかった気がする。「あ、ハイ。雲居さんのところに居て貰ってる間に、1日だけ館外へ」「聞いとらんぞ、オイ」さすがにイッチおじさんの語尾が険しくなる。
2013-03-24 08:59:26@MaricaYM_zs そこでドクターの質問に答えていなかったことにも気づき、イッチおじさんはそちらに向き直って「いや、ワシは感染しとりゃしませんよ」とお答えします。
2013-03-24 09:00:23@ononono_zs 「そうですか。ならば怪我を診察しますので、タチカワくんにいったん外に出てもらった方がよいですかね?それとも気にされませんか?」イッチさんの怪我はわざわざ館から出て来るほど重傷だということだろうか、あと残る可能性は一つ。
2013-03-24 09:04:41@MaricaYM_zs 「おじさんが希望するなら出ますけど?」「いんや、構いませんわ」「…だそうです。ドクターの気が散らないよう、報告はあと回しにしますね」
2013-03-24 09:08:19@ononono_zs 報告か......最後の可能性が当たりだったようだ。それは彼もいろいろと話したいことがあるだろう。とりあえず、イッチさんの怪我を見せてもらう。怪我した直後の処置が良かったのか、銃創はきれいに塞がりつつあった。そこでふと疑問が。
2013-03-24 09:12:50@ononono_zs 館に銃を持ったゾンビなどいただろうか。「傷はきれいにふさがりつつありますよ。あまり心配することはありません。もうあまり私にできることはありません。消毒用の薬と包帯を差し上げるくらいですかね」
2013-03-24 09:15:59@ononono_zs 私は2週間あまりしか館にいなかったのだ。私が知らないだけの可能性もある。
2013-03-24 09:17:54@MaricaYM_zs 「では有難くいただいておきますわ」良くなっていると聞いて少しホッとしたようだ。「全く、無茶するから…あ、すみません。一応背中の怪我も看てやって下さい」
2013-03-24 09:21:39@ononono_zs 「背中もですか。これも銃創ですか?」やはり何かがおかしい。「館に銃で攻撃してくるゾンビなんて、いましたっけ?」
2013-03-24 09:24:16@MaricaYM_zs こちらから言いたくはなかったので、イッチおじさんをジト目で見る。おじさんは視線を流したものの、バツが悪そうに「いや、ちょっくらシチシさんとやり合いましてな」とドクターに告げた。
2013-03-24 09:29:37@ononono_zs 「なんでまたそんなことを、しかも館で」思わずため息をついてしまう。もちろん、私も人のことを言えた義理ではないのだが。「背中の傷の方は軽いです。問題ないでしょう」そういって、2人の様子をうかがう。
2013-03-24 09:33:45@MaricaYM_zs 「そうですか。良かった」。撃ってしまった側としてはホッとする。「僕はよくは解りませんのでね、この件に関しては直接イッチおじさんに聞いてみて下さい。話す気あるかは知りませんが」…どうしてもこの件に関しては未だに腹に据えかねる所があるため態度に出てしまう。
2013-03-24 09:40:19@MaricaYM_zs …ああ、いけないな。「すみません、ちょっと頭冷やしてきます」それだけ言って、一旦診療室を後にさせてもらう。
2013-03-24 09:42:38@ononono_zs 彼女は診察室から出て行くタチカワの後ろ姿を興味深そうに見送ると、イッチさんにたずねた。「いったい何があったんです?いえ、秘密なのでしたら、言わなくてもけっこうですけどね」軽く、世間話でもするように。
2013-03-24 09:47:04