#同題二次TB 03/21/2013<春眠>まとめ
- doudai2jitb
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【兎折】「春眠、暁を覚えず…てやつですかね」普段なら僕よりも早く起きている先輩が、珍しくまだ熟睡している。先輩のふわふわの髪を、起こさないようにそっと撫でる。暖かい朝陽の中で、先輩の金髪がきらきらと輝いてとても綺麗だ。【春眠】 #同題二次TB
2013-03-25 19:55:11【空虎空】うとうと。ああ、あったかくなってきたなぁ。布団から出たくない。心地よい気温、隣の人間ほっかいろも丁度いい具合でさ。うとうと。「…朝だよ?」そうだな。言いながら寝ぼけたふりをして、抱きついた。「朝だよ?」笑う声がする。いいんだ、春だから。<春眠>#同題二次TB
2013-03-25 08:29:13医務室に立ち寄ってみたら、布団から覗く金髪は間違いなく相棒のもので。ようやくサボりを覚えたか、なんて苦笑しながら指先でくるくると弄ぶ。その感触に。ぶわりと吹き込む春の風に巻き上げられた薬臭い香りに。俺は、 /春眠 #同題二次TB 春も待たずに眠りについた、あの黒髪を思い出す
2013-03-25 01:15:34夜は嫌いだった。無駄に長くて、眠れば悪夢に魘される。早く明けろと願いながら、苦痛でしかない時をやり過ごしてきた。彼と出逢い、人肌の温もりに包まれて眠る幸せが再びもたらされた時、僕の冬は終わりを告げた。そしてやはり毎晩願う。どうか少しでも長く続きますようにと。/春眠 #同題二次TB
2013-03-25 00:38:05春のぬくもり 眠りの揺らぎ 暁に目を細め 大人ぶる貴方 おぼえていて ぼくのことを 笑みを湛えて ずっとそばに 〈春眠〉 #同題二次TB
2013-03-24 12:56:49鏑木家の昼下がり。安寿さんに頼まれて、虎徹さんを探しに来たら…「…まったく…」春の日差しが降り注ぐ縁側、干したての布団の上…長い足を小さく折り畳んで、虎徹さんは寝ていた。くるんと丸くなったその姿は、まるで黒猫。「虎徹さん…」その愛らしさに思わずキスを/春眠 #同題二次TB
2013-03-23 09:51:33目を開けて小さく深呼吸。喉を通る空気が冷え切ったものではないことに気付いて春が来たのかとぼんやり思う。窓の外、日はまだ昇りきっていない。もう一度目を閉じる。悪夢に起こされたとき、凍えるような寒さも息苦しい暑さもないこの季節は、少しだけ、眠りに落ちやすい/春眠 #同題二次TB
2013-03-23 03:59:11念願叶って手に入れた、俺の城! いい店だろう? 苦労したんだ。ちっとばかし居眠りしたって仕方ない。気付いたら目の前にヒーローが立ってたのには、驚いたけどな! 屋根を踏み抜かれてたのにもびっくりだ! ……なあタイガー、これって何とかしてくれるんだよな……?<春眠> #同題二次TB
2013-03-23 00:38:22僕と違う、少し固い髪。僕と違う、少し色の濃い肌。僕と違うかどうか分からない、年のわりに幼い寝顔。そんなものがいつまでも眺めていられるのなら、この季節も悪くない。さあ、もう少し眠りましょうか。ロイズさんからのコールがすごいですけれど、ね。<春眠> #同題二次TB
2013-03-23 00:33:41龍と薔薇/「春って眠くなるよねー」「そうね、でも、私の掴まえた犯人達は一年中眠いって云ってるの。どうしてかしら」「うん、それボクだって分かるよ。凍死寸前の眠気じゃないかな」/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 17:10:37結局、睡眠不足の本当の理由は訊けなかった。嘘を並べるのも嘘と知って訊き続けるのも無意味なので話を切り上げる。トラブルに巻き込まれたんでしょうけど、大事なことほど絶対言おうとしませんよね、貴方は。そのうち何もかも見通せる「千里眼」でも身につけてみせましょうか。/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 15:03:47「君達自覚あるの?売れっ子なんだから、二人揃って遅刻されちゃあ困るよ」出勤早々、俺達はロイズさんにこってりと絞られていた。大体バニーが悪いんだぞ『ウフフ~♪』なんて寝言言いながら満面の笑みで纏わりつかれたら振り解けないっつうの。…あんまり幸せそうだったからさ/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 13:05:28暖かい春、とろとろ見る夢、あんたと二人幸せなあたし。ながくながく続けばいいのに。「もう朝よ」ママの呼ぶ声、微睡む世界、まだ幸せに浸っていたいの。<春眠>#同題二次TB
2013-03-22 07:31:37静かな事務所に響くリズミカルなキーボードの音がピタリと止まった。あれっ、バニーどした? 隣のデスクを覗くと、キーボードに手を乗せたままバニーの頭がこくりこくりと揺れ、画面の報告書は途中から『wwww』が並んでいる。おーお、珍しい。楽しい夢でも見てるのかい?/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 07:28:29微睡から意識が浮上してバニーの寝顔に苦笑する。オフ、自宅の窓辺で日向ぼっこ。寝るなというのが無理な話。蜜色の髪を梳く。バニー、ずっとそばにいて?嫁さんのノロケも子供のグチも全部…俺に…きかせて……夢の中に引き戻される。異様な独占欲さえ甘くとかして/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 07:24:29【炎牛】目覚めたら眼前に眠ったままのネイサンがいた「…夢、か…?」普段なら俺が目覚める前にベッドから抜け出し、目覚めた頃には化粧まで済ませているあのネイサンが、まだ寝ている「…貴重だな、これは。髭生えてるし…」今日は休日。アラームを解除してもう一度夢に浸ろう/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 07:18:10「寒くないかい?」「平気です」今日の僕ら手をつなぎ月明かり、桜の木の下。「粋ですね」「イキ?」ふふ、と笑い目を閉じる。また明日、また明日。<春眠>#同題二次TB
2013-03-22 07:12:15春だからって寝過ぎだと言われながら布団を剥がされたのは数年前。でも今は俺がそれを言う立場。「バニー、いつまで寝てんだ?」髪に触れて悪戯に鼻をつまんで、それでもちょっと唸る位。可愛いなと思う辺り、新たな春は到来してる。【春眠】 #同題二次TB
2013-03-22 06:40:08「バニー」虎徹さんが呼んでる。でも、眠い「バニーちゃん」すみません、あと少し…「バーニーちゃーん…」もう少しだけで良いんで…寝かせて下さい「…朝飯、何食いたい?」畜生、何だこの愛しい生き物。早く眼を覚ませバーナビー·ブルックス Jr.!/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 04:15:51ラジオを聴きながら眠ってしまった恋人は名を呼ぶと目を覚まし、ひとのあたまのなかにはちょうがいるんですよ、と囁いた。気怠げにヘッドフォンを外そうとする手に手を重ね、仰向かせて啄めば、あわいに響く蜜の音。未だ夢うつつの眸の奥で、羽撃く緑の幻の翅。 #同題二次TB 春眠/蝶/ゆめのあと
2013-03-22 03:38:14春の優しい朝日がバニーの長いまつ毛に降り注ぐ。春の微睡みを貪る緩みきった姿はかわいい兎ちゃんだ。なんて油断してると時折隙間から覗く新緑が艶っぽく俺を映す。ごろりと転がり露わになった背中には桜のように淡いピンクの痕が舞う。春だってドキドキしちまって眠れねぇ。/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 03:36:18先ほどから船を漕いでいた彼の頭が、ついに僕の肩に乗った。彼が見たいと言っていた庭の桜が咲いたので、ふたりで花見をしている最中だった。昨日は遅くまで仕事だったらしいから、無理もない。飛んだ花弁が彼の髪を彩る。穏やかな寝顔に、僕は胸が温かくなった。【折兎折・春眠 #同題二次TB】
2013-03-22 03:04:33桜の蕾がほころぶ春の日。縁側のひだまりでバーナビーと楓が眠る。寄り添いあう二人。なんとも微笑ましい光景だけど、あまりにも仲が良くてちょっとズルいなんて思ってしまう。のけ者にすんな。虎徹が隣に座って、相棒の肩に頭を預ける。あくびを一つ。今日は絶好の昼寝日より。/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 02:42:18部屋を出ると先刻の騒々しさが嘘の様に家は静けさに包まれていた。吹き抜けるやわらかな風に縁側を見れば、規則正しく上下する胸。全く、まだ冷える季節なのに、とブランケットを取り戻って来ると、日溜りで昼寝をする飼い猫の様な父の腹を枕にまるまる兎の姿。嗚呼、春である。/春眠 #同題二次TB
2013-03-22 02:24:30