【秋元康】所有の観念とゲーミフィケーション

秋元康の観点から分析した、所有の観念の衰退と、これから成熟していくであろう、実際の体験に関する論考。
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iida @ken5949

秋元:僕はビデオやDVDが大好きで、どんどん集めていったら、とうとう入りきらなくなって一部屋借りたんです。それでもあまりに雑然としているから、あいうえお順に並べるとか、バイトを雇って整理しようかなと思ったんです。  でも、よく考えたら、これがTSUTAYAじゃないかと。

2013-03-26 11:54:11
iida @ken5949

TSUTAYAを自分のライブラリと思えばいいわけです。たぶんビデオ映像コンテンツなんかは、本当にほしいものがほしいときに手に入るオンデマンドの形が、いちばんいいんだと思う。つまり「所有」についての価値観が大きく変わってきた。

2013-03-26 11:54:38
iida @ken5949

日本人は敗戦後の高度成長期からずっと、テレビ、冷蔵庫、車、家と物を所有することにこだわってきたじゃないですか。 田原:豊かさとは、何をどれだけ所有できるかということ。その豊かさが、幸せに直結していた。

2013-03-26 11:54:58
iida @ken5949

秋元:ビートルズやローリング・ストーンズのレコードを買ったときも、このジャケットいいなと、部屋に飾ったわけです。  

2013-03-26 11:55:25
iida @ken5949

ところが、いまの子たちはそれを必要としていない。そうなってくるとグサッと刺さらなければ、彼らは動かない。 田原:それがアキバの劇場ね。刺さらなきゃダメだ、テレビの認知なんかクソくらえと。

2013-03-26 11:55:33