数の多い神社について

日本で最も多い稲荷神社・天満宮・八幡宮の広まりについてのつぶやきをまとめました。
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神道たん @Shinto_tan

うわぁ……昨日のツイートを見て顔真っ赤にしてます////いや私ながら痛々しい……

2013-03-28 14:39:15

詳しくはタイムラインを追っかけてください……

神道たん @Shinto_tan

というわけで、今から名誉挽回をかけて神道に関する長めのお話をします。昼間なので割とご迷惑にはならないと思いますが、もしお邪魔なようでしたら読み飛ばすか一旦フォロー抜けて頂ければ……

2013-03-28 14:40:58
神道たん @Shinto_tan

過去のつぶやきの中で「日本で多い神社トップ3は順にお稲荷さん(稲荷神社)・天神さん(天満宮)・八幡さん(八幡宮)」という話をした際に「何故そんなにおおいのですか?」という質問をいくつか受けましたので、その発展の仕方について(私の知る限り)ざっとお話しようかなぁと。

2013-03-28 14:44:34

留意事項

神道たん @Shinto_tan

なお、予めご了承いただきたいのは、今からお話しする内容は決して定説となっているものばかりではなく、憶測なども含まれているという事です。かなり適当な事や半ば以上私見も含まれていますので、十分ご留意ください。

2013-03-28 14:46:49

稲荷神社について

神道たん @Shinto_tan

まず、一番多いお稲荷さんなのですが、主祭神や配祀なども含めて三万社以上あるとても大きな信仰ですが、「稲荷」という言葉自体が「稲成り」から来ていて農耕の神様であるところが大きく影響しています。

2013-03-28 14:51:10
神道たん @Shinto_tan

日本は弥生時代以降稲作を中心に文明を発展させていたので稲の神様というのが各所にあったと考えられます。そして恐らくは元々土着の信仰であった「稲荷神」というのがこの日本各地にある農耕の神様を「同一神」として吸収していったのではないかと言われています。企業の吸収合併みたいなものです

2013-03-28 14:54:30
神道たん @Shinto_tan

簡単に説明するとA「ここの神様ってだれ?」B「うちの神様は田の神様です」A「そうか!じゃあお稲荷さんだね!」っていう感じで広まって言ったんじゃないかなぁと思います。その過程で記紀神話のウカノミタマノカミさんという由緒ある神様を祀るようになって現在に至っているようです。

2013-03-28 14:56:52

関係するリプライを頂きましたので

神道たん @Shinto_tan

@Ibrahim_Ibaraki そうですね。もともと神道は一つの場所・人から発展していったものではないので近隣同士でくっ付いたりすることも多かったと思います。そう言った点で他の信仰との融合にとても寛容的な信仰なのかもしれません。

2013-03-28 15:44:40

ちなみに、お稲荷さんは東日本に比較的多いようです。

天満宮について

神道たん @Shinto_tan

次に2番目の天神様こと天満宮ですが、この神様は典型的な「御霊信仰」の神様です。つまり「祟りを鎮まってもらうために神社を建てる」という形で全国にできました。

2013-03-28 14:59:31
神道たん @Shinto_tan

天満宮の御祭神菅公こと菅原道真公は大変有能な官吏だったそうですが讒言により太宰府の地に流されそこで没します。これは日本史たんのほうが詳しいと思いますが、その後都では嵐が来たり疫病が流行ったりと次々災難が訪れ人々が「菅公の怨念の仕業だ」と言ったと言います。

2013-03-28 15:02:44
神道たん @Shinto_tan

そこで京都に北野天満宮が創建され、大宰府にも太宰府天満宮が立てられました。しかし、その後の何か災難があると「菅公の呪い」を(あるいはその再来を)恐れ日本全国に菅公を祀り讃える天満宮が生まれました。次第に「学問の神様」として知られるようになり現在に至ります。

2013-03-28 15:05:23

八幡宮について

神道たん @Shinto_tan

最後に三番目の八幡宮ですが、現在の大分県宇佐の土着信仰から生まれたとされていますが詳しい事は分かっていません。しかし東大寺建立に協力したりとかなり歴史的に深くかかわっている神様で宇佐神宮・石清水八幡宮・筥崎宮などは歴史的な影響を残しています。

2013-03-28 15:08:44
神道たん @Shinto_tan

しかし、日本全国に建てられたのは主に「産土神(うぶすながみ)」としての面が強いようです。八幡様の歴史的な経緯はこれだけでかなり長いので今回は割愛します。

2013-03-28 15:10:08
神道たん @Shinto_tan

産土神とはその土地の守り神というのがしっくりくるでしょうか。八幡さまがこの産土神さんとして発展したのは鶴岡八幡宮を中心として武家に大変人気の神様であったことに由来します。これは主に「八幡太郎」とよばれ後三年の役で活躍した源義家の影響が大きいとおもいます。

2013-03-28 15:14:57
神道たん @Shinto_tan

中世から近世にかけて日本では武士が中心となって政治を担っていました。そしてその武士の中で八幡さまが大変人気であってので、各地の武士やその所領で守り神として八幡さまが祀られるようになったのです。

2013-03-28 15:17:19
神道たん @Shinto_tan

簡単にいうと「ウチのお館様は八幡さまという神様を拝んでいるらしい。ではウチでも」みたいなノリで産土神さんとして八幡宮が出来たのではないかと言われています。

2013-03-28 15:18:31