【夜明け前より瑠璃色な】突き進む先は谷か峠か【シューニャリアーナ享受論】

『人間の内には、本人だけが自由な自意識と言葉という行為をもって解明することのできる何ものかが存在しており、それは人間の外側だけを見た本人不在の定義ではけっして捉えきれないものである。 』 (ミハイル・バフチン著『ドストエフスキーの詩学』より) 達哉に対する麻衣の応答を思い浮かべると、やっぱりフィーナ姫と達哉のあいだにあるキーってコレなのかなーと 続きを読む
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

菜月からのメッセージを前回のまとめでは書き忘れたのでこちらで(前のまとめに追加しとこう

2013-04-28 23:45:22
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

フィーナと喧嘩になった、という話は聞いてたようだ。というか、パパがどっかからか訊いたらしい。…うーん、さやかさん?カレンさん?違うな…。

2013-04-28 23:46:13
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

左門サンメッセ―ジ『人間、裏切られる人よりも、信じるのを諦める人の方が多いって事さ。信じるのは、とても根性が要るし、疲れる。リスクも高い。だからある程度大人になると、中途半端にしか人を信じなくなる。だが、恋人相手にそれはダメだ。』

2013-04-28 23:47:40
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『どんなに相手を疑いたくなっても、歯を食いしばって相手を信じなきゃ駄目だ。逆に言えば、それができたヤツだけが相手に選ばれるのさ。』Na『お父さんもそうなの?』『当たり前さ』 http://t.co/nHSUYI5SQ1

2013-04-28 23:48:55
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『一度好きになったら、細かい事は考えないに限るね。追いかける方はその位じゃないと、すぐ息切れしてしまうよ。どうせ、好きになった方が不利なのだから。』

2013-04-28 23:50:21
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『大騒ぎして付き合ったのだから、今更多少のトラブルを起こしたところで誰も愛想は尽かさないさ。この際だから、行けるところまで行くといい』左門『ま、もしもの時には家に帰ってくりゃいいんだし、当たって砕けろ』 http://t.co/GJEXDwEKQO

2013-04-28 23:51:47
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『姫さまは、セフィリア様の事となりますと、その… 私がこのようなことを言うのは、畏れ多い事ですが…姫さまのセフィリア様へのお気持ちは、並並のものではありません。』

2013-04-28 23:56:40
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「ああ、凄く尊敬しているみたいだしな」『ですが、理由はそれだけではないのです。』

2013-04-28 23:56:58
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『これは、私の母、クララから聞いたことなのですが…セフィリア様は、政務にご多忙なあまり、姫様に親として接することが出来なかったようなのです。そのことはセフィリア様も深く悔いていらっしゃったそうです』

2013-04-28 23:58:08
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『セフィリア様は、御自分の母親としての役割を、私の母に託されました』※クララ・クレメンティスことミアの母はフィーナの乳母

2013-04-28 23:58:36
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『姫さまは、多くの時間を私の母と共に過ごしたと聞いております。ですが、セフィリア様とは、同じお城の中で生活していながら、ほとんどお会いすることが出来なかったのです。』

2013-04-28 23:59:17
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『姫さまは、御自分に仕事が出来ないばかりに、セフィリア様に無視されているとお考えになったようです・・・・・ですから姫さまは、幼い頃より学問にはげまれました。セフィリア様のような、優れた女王になれば、いつか振り向いてもらえると、そうお考えになったのでしょう。』

2013-04-29 00:00:34
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『姫さまにとってセフィリア様は、目標であり、ただ一つの正義でした。それでも地球に来てから、姫様はお変わりになりました。龍也さんにお会いしたことで、少しずつ、御心が癒されているのだと思います。今の達哉さんの涙も、きっと姫様の心に届くでしょう』

2013-04-29 00:01:56
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『私から、一つ我儘を言ってもよろしいでしょうか?…姫様と、ずっと一緒にいてください』 http://t.co/eDLeL7Y95O

2013-04-29 00:02:53
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『わたしに癒すことが出来ない姫様の御心を、救って差し上げて下さい』

2013-04-29 00:03:14
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

メッセージは以上ですが、もう一個。ミアはフィーナ姫になにかあるようです『人の声を聴くことは、君主にとって、まず第一に必要なものだと思います』 …第一に必要な「こと」でしょw。「もの、こと」なんて前期ヴィトじゃあるまいし

2013-04-29 00:04:37
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『そして、君主が道を誤りかけたとき、それを正すのは、臣下の役目です…ミア√の伏線回収ですね これからフィーナのいる部屋へ向かい、こういうふうに正すんでしょうねhttp://t.co/sgaGwcvL4k

2013-04-29 00:06:48
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後日談まとめ
余計な話結構孕みましたが本題に返して現状の報告をば。
今回論戦になったところで打ち切りにしてしまったけよりな本編。
フィーナがお散歩ついでに遺跡調査を続けるのですが、それがセフィリアとおなじ悲劇を繰り返すことを恐れた王、即ちフィーナの父ことライオネスがカレンを介して妨害しようとしてきます。
事のあらましを伝えに来たカレンさんはなぜか刀を持っていて、一大事を思わせる状況、朝霧家にも緊張が走ります。
そこでカレンの口を出た言葉は『遺跡の調査をおやめください』と単刀直入。フィーナは退きません。何せ彼女は父よりも自分が母の遺志を理解している自信を持っているものですから、つい反論にも力が入ってしまうのでしょう。
まなざしを返された達哉は事の重大さを前にたじろいでしまい、フィーナ姫の期待のまなざしにショックを与えてしまう。
空気よどむ状況を作ってしまい、フィーナの孤独に応えることもできない自分に激しく迷いを憶えますが、カレンもミアも、達哉には彼女の傍にいてほしい、と伝えてくれます。

何故遺跡の調査という行動を王が忌むのか。母セフィリアは地球の遺跡調査が国家の反逆という面目で窮地に立たされたために、政治の座にいる危険度が向上してしまった---だから、王は苦渋の策として彼女をその座から下ろすことでその命をしのぐことにふみきったのです。
しかし、セフィリアは己の翼をもがれたようにそのまま、しぼむように身を固めてしまう。フィーナはきっと、こんな母のしおれる様子を父以上に感じ取っていたのでしょう―――その想いはそのまま今の遺跡調査へと続いていたのでした。

ところがそれは達哉にとっては非常に悩ましい事。王のしたことも(フィーナはソレに非常に強い疑問を持っており完全に母寄りに動こうとしていたとはいえ),間違いとは思いきれないところがあった。それに、ここでもし母の行動を差し止めず強引に活動を続けていたら、それこそ国がフィーナの母を殺したかもしれない。その続きをフィーナが行おうものなら、場合によっては今から戦争さえ起ってしまうかもしれない。そうなったら、自分は家族を守れるか?今はもはや月の国民その代表者の立ち位置になろうとしている---そのさなかに、自分がやろうとしていることは、ややもすれば地球さえも手にかける、つまり家族や友人をも裏切ることになりかねない。
『国王としての仕事へ向かうさなか家族が倒れたら貴方はどうするか』。突きつけられた課題があの時の疑問と重々しく重なり、単純な判断は出来なくなってきたのですね。

カレンに言い残されたことを繰り返しながら、自問自答するさなか、家族のみんなはただ助言をくれます。勿論、幼馴染の菜月たちも。一例ですが
『恋人には普通の人にしかわからない答えは求めない、だから貴方にしかできない答えをしてあげて、私がフィーナだったらそう思う』(麻衣)。
『導くものはどんなことがあっても、最終的には理想へと導くことが望まれる。貴方はどんな理想があるの?もしそれが戦いを導くことになるなら、私は自分の守るもののために戦うわ』(さやか)。
ちょっと普通じゃないケンカだけど、家族のみんなはキット仲直りするはずだと信じています。傍にいたリースはこの様子をあまり信じていない感じを抱かせますが、そこはさやかさんが仲直りを懸けてくれていました。

幼いころから母の面影を追い続け、母への憧れと誇り、そして承認の欲求から絶えず努力を続けてきたフィーナに、当の母セフィリアは一つのレスポンスも返すことが出来なかった。そしてフィーナも、そんな多忙なセフィリアが追いかける理念が嘘であるとは想うつもりも無く、ずっとそんな消え去った母の影を追いかけ続けて孤独なまま戦い続けていた。そんななかに、達哉は一つの決断を迫られているようです。
たった一人、今フィーナにとって、彼女だけの本当の答えを一緒に追いかけてくれる人、は――――

本当の意味で、達哉しかいなかったのです。

仲直りの賭け事ってどんな賭け事?達哉たちが寝ている間の、さやかとリースの会話をちょいと覗いてみましょう…。

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

Sa『二人、仲直りできると思う?』Wr『興味ない』『なら、どうして起きているの?』『知らない』『ふふふ^^きっと仲直りできるわねー。』『どうして?』『この程度でくじけるほど、あの二人はヤワじゃないと思うの』

2013-04-29 00:10:06
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

『リースちゃんは、仲直りしないと思うの?』Wr『生まれ育った星が違う、価値観の違いは決定的』『そうかしら?価値観の違いは、喧嘩をしながら埋めていくものよ』Wr『埋まらない物もある』 …喧嘩というか、戦争って形でソレが出て疎外残しっぱなしになることもあるよね。

2013-04-29 00:11:27
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