とある菌糸類の奇妙で摩訶不思議な摩訶摩訶

それは4月10日　零時を過ぎて間もない頃…
夜中に買ったばかりのゲームを楽しもうとする大学生の下で起こった、一つの奇妙な出来事

とある電気街の中古ゲーム屋で摩訶摩訶を1000円で購入した私
評判とかシナリオとかを動画で見て、摩訶摩訶の内容をある程度把握していたので、割と有名なバグゲーかつバカゲーに触れるのが楽しみでした

この頃はテンション高めです、内心楽しみでウキウキでしたので

摩訶摩訶:
今回の主役
1992年にシグマ商事から発売されたRPG　開発は後述のショウエイシステム
キャラデザに相原コージ氏、音楽担当に知久光康氏(J-WALK)を迎えたシュールなバカシナリオにシュールなデザインを組み合わせたバカゲー、そしてバグの嵐
原因はマスターアップ直前に納期が来てしまいデバッグ出切れずに出したら任天堂チェックを通ってしまってバグ有商品が出回ってしまったと言うお話
後期生産分ではバグは修正されているらしい、しかしコアなファンからは「バグを楽しんでこその摩訶摩訶」という声があったりなかったり
BGMはかっこいいのが揃ってますが、音源の関係でややしぼみ気味　それでもなおいい曲はいい曲
当時としては結構革新的なシステムが入ってたり、グラフィックが個性的かつバリエーション豊かなので結構惜しいゲームだと私は思ったり
味方も敵が凄まじく強烈なのもキャラデザの相原氏の賜物、一部セウトっていうかアウトっぽいのがいますがｗ
http://twitpic.com/ci8gtq

ちなみにこのゲームのCMは

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3612822

デカイケンという美川憲一っぽいのか和田アキコっぽいのかどちらにも似てるような気がする作中に出てくるモンスターが中央で踊るというなんともシュールの極みなCMです

当然、そのバグの多さに関してもある程度は把握済みでした
プレイ中のバグは「摩訶摩訶ならよくあること」位には覚悟してました

この覚悟は、予想の遥か斜め上に行く不具合で粉砕されてしまいますが

ロマサガ：ロマンシング サ･ガ
ご存知スクウェアから発売された人気シリーズのサガシリーズのRPG
サガシリーズの河津氏が締め切りを最優先して、間に合わない要素は切っていったりすることがあるので、内部データに没モンスターや没マップ、没キャラが多く存在したり、バグが多かったりすることがあるのもこのシリーズの特徴だったり
やりこむ人ほど、このシリーズのバグを利用して、早解きなどに利用したりするなど、今尚奥の深いゲーム

細かく不具合を説明させていただくと
SFCの電源を入れる
　　　　↓
ゲームが立ち上がり会社ロゴが出る(同時にタイトルBGMスタート)
ちなみにこのロゴは毎回飛ばせません、デスクリムゾンの時のエコール社のロゴも飛ばせないので有名ですね
　　　　↓
タイトル画面が出る　
　　　　↓
スタートボタンを押して先に進もうとする
　　　　↓
動作を認識し、画面がブラックアウトしていく(同時に音楽もフェードアウト)
　　　　↓
本来この後、セーブデータを選択できる画面になるはずが、何も出ずにブラックアウトしたまま
ボタン動作も何も受け付けず、手詰まりの状態です

今回の不具合を携帯から撮影して投稿したものを置いておきます

http://www.youtube.com/watch?v=qUL_CMCb5k8

少々音量が小さくなっていますが、ご了承ください

ちなみに暗転してから30分くらい放置しても何も変わりませんでした

アトランチスの謎42面：『BLACK HOLE!』
アトランチスの謎の42面は入り口の扉とBLACK HOLE!の文字と床なし底なしの暗闇で構成されてます
つまり入ったらもう出られない罠ゾーンです、死んだ後の復帰地点も入り口からなのでこうなったら死を待つしかありません
自分の記憶だとステージ選択の裏技で無理矢理面を移動すれば生存できたような気がしますけど

シグマ:シグマ商事
摩訶摩訶の販売元、多分この出来事の元凶のひとつかもしれない
現在はゲーム事業から撤退して、社名も変わってます
1980年代の初めあたりにはアーケードのゲームを販売していたとか

ネットである意味有名になったレトロゲームって、元々の生産数が少ないのか、年代を経ても中古価格が高くなることが多いですよね
昔PSである意味で有名な「里見の謎」が5000円越えで売っているのを
ちょうど摩訶摩訶を買いに行ったこの日の前日の4月9日に同じ中古ゲーム屋でデスクリムゾンが3000円程で売っていたのを見つけました
後、藤田まこと氏の生サインが入った、箱・説明書完全完備のFCの必殺仕事人のゲームには498000円の超プレミアがついていました(何もない生ソフトだけだと780円くらい)

多分、摩訶摩訶の1000円はそういうソフトの中では安い方なのかもしれないですけどね

チーターマン2:
一部で有名な「Action52(任天堂非認可のソフトだとか)｣の最後のゲーム「チーターマン」の続編
動画サイトで大人気、非売品の上に倒産したアメリカのある会社の倉庫から少数が流通してるだけの激レア品です
4面ボスまでしかいけないのはお約束、カセットの接触次第で5面以降にもいけたりするとかなんとか？

摩訶摩訶に携わったというとあるサイトの方が自分のサイトの中で触れており、その人によると摩訶摩訶Ⅱのシナリオは7~8割出来上がっていたとか