2013/4/25講演:遠藤雅彦氏(一般社団法人東日本大震災復興サポート協会 代表理事)

大学でお聞きしたお話をまとめました。
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考えるイヌ @sakunary

いわき市から大阪市に避難してこられた遠藤雅彦 氏(一般社団法人東日本大震災復興サポート協会 代表理事)に授業でお話をお聞きしています。TL汚して失礼しますが、しばらく内容をツダって連投したいと思います。#ps_shinsai

2013-04-25 10:52:33
考えるイヌ @sakunary

2年経って、避難者支援が次々に打ち切られてきている。避難者団体への助成も、国からは新しい公共関連でされていたのが自民になり打ち切り。#ps_shinsai

2013-04-25 10:53:46
考えるイヌ @sakunary

復興資金は潤沢にあるはずだが、福島では原発事故関連には多額の予算がついているが、津波被災者の支援が十分にはない。#ps_shinsai

2013-04-25 10:55:04
考えるイヌ @sakunary

東北は移動するのが大変。ガソリンが無くなったら地域は孤立。原発事故が起きて避難しようと思っても、避難できない状況もあった。#ps_shinsai

2013-04-25 10:58:48
考えるイヌ @sakunary

3月11日、自宅で今まで感じたことのない激しい揺れ。地震の直後は電気が使えた。TVをつけたら大津波警報。母も祖父も無事だったが、祖父は「逃げたくない」と。亡くなった祖母からは何かあったら遠くに逃げろと言われていた。無理矢理、祖父を連れて行った。#ps_shinsai

2013-04-25 11:03:05
考えるイヌ @sakunary

海の様子は変わってなかったが、海の奥で雷が。奥尻島の時も雷が鳴ったと聞き、「まずいな」と。地域で避難している人はまだ全然いなかった。まず防災活動。堤防の水門を閉める時、砂浜に大きな亀裂があるのを見た。地震から19分後、避難開始。津波第一波到達がその7分後。#ps_shinsai

2013-04-25 11:07:23
考えるイヌ @sakunary

第二波到達で町が壊滅。沿岸部地域は今、再開発が始まっていて、海辺に家は建てるなとなっているが、高台移転の計画は一向に進んでいない。地域は放射能汚染もしているが、除染の計画も進んでいない。復興計画自体が2年ぐらい延びている。#ps_shinsai

2013-04-25 11:09:35
考えるイヌ @sakunary

お年寄りや足の悪い人は、徒歩で逃げられない。どうしても車で逃げるしかない。田舎なので狭い道が多い。立ち往生したら津波に巻き込まれると思い、できるだけ広い道を走った。津波到達の直前、「逃げて」とアナウンスする消防車とすれ違った。(遅かった)#ps_shinsai

2013-04-25 11:14:05
考えるイヌ @sakunary

地区では50名ほど亡くなっている。多くは急に動けないお年寄り。あとは津波を見に行った人。#ps_shinsai

2013-04-25 11:16:12
考えるイヌ @sakunary

福島県の沿岸部は携帯の電波塔が津波で壊され、繋がらなくなった。回線が混乱してTwitterも見られなくなった。原発に関する情報は全く入ってこなかった。#ps_shinsai

2013-04-25 11:25:20
考えるイヌ @sakunary

3月14日朝6時、友人から「逃げよう」という電話。友人いわく、東電社員の家族から、社内では100km圏内の外に出ろとお達しがあったと聞いた、と。まだ政府が10km圏内がどうこう言っていた頃。11時に3号機が大爆発した。#ps_shinsai

2013-04-25 11:31:47
考えるイヌ @sakunary

3月14日朝、家族と再び避難開始。その頃、茨木県に出ようとした人が止められたりと、福島県から出られない封鎖が始まっていたと聞いた。仕方がないので、中通りに避難をすることに。#ps_shinsai

2013-04-25 11:33:45
考えるイヌ @sakunary

郡山では受け入れの自衛隊が白い防護服を着ていた。にもかかわらず、市民は普通にショッピングしている異様な光景。スクリーニングをうけ、自分からも微量の放射能が。目の前では一号機爆発を撮影したらしいカメラマンから30mSv出た。自衛隊「こりゃ落ちないなあ。」#ps_shinsai

2013-04-25 11:37:49
考えるイヌ @sakunary

いったん東京に行ったが、状況の悪化により西日本に行こうと。東京の放射能飛散状況を、友人らに電話をしたが、信じてくれない人がほとんどだった。ネット上に正しい情報も流れていたが、デマや、過激な情報もあり、きちんと確認しないと判断できない状況だった。#ps_shinsai

2013-04-25 11:42:19
考えるイヌ @sakunary

関西の友人に連絡したが、震災の実感が薄いようだった。今回の震災でも遠くにいると他人事。日頃からの人間関係。心配して声をかけてくれる人がいるかどうかで、行動が異なると思う。#ps_shinsai

2013-04-25 11:46:56
考えるイヌ @sakunary

大阪に来て避難者ネットワークをつくろうにも、行政からは個人情報保護法で連絡先を教えてもらえなかった。#ps_shinsai

2013-04-25 11:53:43
考えるイヌ @sakunary

健康診断の体制も独自につくる必要があった。国が動きが鈍く、また福島も県内の住民の対応で手一杯。#ps_shinsai

2013-04-25 11:55:03
考えるイヌ @sakunary

孤立している避難者が何でつながりを求めているのか、行政や専門家は理解してくれなかった。まずは避難者が動く必要を感じた。#ps_shinsai

2013-04-25 11:56:40
考えるイヌ @sakunary

京都では民医連の病院が、避難者の被ばく状態をチェックしてくれた。民医連は共産党系で、党の意見とは異なるのだが、支援をしてくれた。#ps_shinsai

2013-04-25 15:17:18
考えるイヌ @sakunary

遠藤さんの話続き。原発事故が起きてから、ウクライナ大使館に問い合わせをしてみた。日本は大丈夫だろうか、と。30マイクロ/hを越えなければ大丈夫だろうと言われた。しかし、なぜ子どもをすぐに避難させないのか、理解できない。とも。#ps_shinsai

2013-04-25 15:20:24
考えるイヌ @sakunary

3月14日時点で深刻な被ばくをしていた人を間近に見た経験(前述)もあり、健康の問題は気になっていたが、被ばく医療経験が無いからと検査をしてくれない病院が多かったことから、被災者(避難者)自身が検査をしてもらうよう、動かなければならなかった。#ps_shinsai

2013-04-25 15:32:58
考えるイヌ @sakunary

福島県内の有効求人倍率は、1.22倍(全国並)に回復しているが、実は建設業が3倍以上で、事務系の求人はほとんどない。建設業の中身は、除染作業がほとんど。若者が県内で就職できない理由はそこにある。就職率は一昨年と去年で25%落ちている。#ps_shinsai

2013-04-25 15:35:41
考えるイヌ @sakunary

復興の難しさは地域の高齢化も一因。60代、70代が地域の再生に動いているが、その世代では限界。若者の雇用をどう確保できるか、が、復興では重要。#ps_shinsai

2013-04-25 15:40:37
考えるイヌ @sakunary

避難者の雇用支援については、緊急雇用対策事業を活用した短期の雇用斡旋が主であった。政府は、福島はすぐに帰れると考えていた(長期的雇用支援が必要と考えていなかった)のでは。#ps_shinsai

2013-04-25 15:42:48
考えるイヌ @sakunary

今、避難者の雇用支援の枠組みが無くなってきている。要はそれ以外の、全国的な「平等」な支援の枠組みに転換している。例えば、厚労省が「若者チャレンジ奨励金」を使うことを奨励している。これは35歳までの非正規の若者を対象にしている。#ps_shinsai

2013-04-25 15:45:36