130428「堀口・神代」展の記念シンポジウムでのメモ
- makawakami
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お、出た出た。RT @d_amanai: 先日の明治大学シンポジウム「建築家とは何か──堀口捨己・神代雄一郎の問い」のプレゼンテーション+ディスカッション部分がアップされました.http://t.co/e7kMGApVXp よろしくお願いします.
2013-06-05 14:26:26当日メモ
非常に密度の濃いシンポジウムで、まとめ人のメモは追いついていません。間違いや抜けも多いです。後日10+1webになんらかの形で掲載されるということなので正確にはそちらをご参照ください。
明日開催です! ▼記念シンポジウム「建築家とは何か:堀口捨己・神代雄一郎の問い」 日時:2013年4月28日13:30~ 会場:駿河台キャンパスリバティホール 基調報告:藤岡洋保 青井哲人 コメント:磯崎新 ディスカッション:ケン・タダシ・オオシマ 日埜直彦 藤村龍至 天内大樹
2013-04-27 19:46:33磯崎さんが81歳、天内さんが33歳で48歳差。
基調報告 東工大 藤岡洋保先生「表現者・堀口捨巳-総合芸術の探求-」まず作品のおさらい。「建築史家としての視点からになります。」「近代建築のパイオニアとされながら日本回帰したと評されるが彼にとっては同じ位置づけだった」
2013-04-28 13:49:29藤岡先生「主体重視と合目的性重視のせめぎ合い。野田トシヒコの主張する芸術と堀口の主張する芸術は違うし、新しかった。構成によって美が作られる。」
2013-04-28 13:54:06野田トシヒコ → 野田俊彦
藤岡先生「昭和初期に合目的性重視に軌道修正。〈様式なき様式〉しかし方法論には言及されていない。…30〜40年代に茶室の研究を通してプランニングをレベルアップ。」
2013-04-28 13:58:21藤岡先生「常滑陶芸研究所、合目的性と、非対称の愛好等〈強い表現〉に統合しようとしている。色へのこだわり。ほか黄金茶室や修道院礼拝堂、明大階段室ノンスリップにはわざわざ三色使っている」
2013-04-28 14:01:45藤岡先生「日本回帰について。アテネでパルテノンを見たことがきっかけと言われるが後に書かれた文章を分析すると当時の最先端の近代建築に興味があったとわかる。数奇屋造りに代表される美と構成が西洋と対等に渡り合える武器となると考えていたと言える。」
2013-04-28 14:06:05藤岡先生「彼ら?は中国由来の寺建築ではなく神社住宅等由来の構成が真の日本的表現とみなす。〈近代建築のフィルターを通した伝統理解〉普遍性とナショナリズムを両方満たす。」
2013-04-28 14:09:08藤岡先生「数奇屋造り、待庵の〈再発見〉が堀口を和風の名手にした。八勝館みゆきの間。古典からの引用〈論理性重視〉、非対称、明るさと言う美学と合目的性の両立」
2013-04-28 14:14:54参考:INAX PEPORT No.186
藤岡先生「総合芸術志向。〈空間構成としての建築、あるいは庭園〉定年退職後明大で造園の授業。江戸城お堀端を東京で最もよい空間だと。」
2013-04-28 14:19:18藤岡先生「総合芸術志向は作品集の出版にも現れている。日本で一番最初。レイアウトも自分で。カバーと本体の色のこだわり。横位置縦書きで編集者に嫌われた。読むスピードをコントロールするために字配りも。」
2013-04-28 14:22:44