5/4日…僕らにとって大事な記念日…放送作家として東京で働いている俺。博多でアイドル活動をしている彼女。俺らはただのファンとアイドルの関係ではない。恋愛禁止その言葉は知っている。その掟を破り、彼女は博多へ行ったのだから…
2013-05-04 13:22:32それは三年前の話だった。俺と彼女は仕事場きっかけで仲良くなった頃、藤江推しの友達と握手会に行く事になった。俺は彼女のレーンに並ぶ。ドキドキしながら握手を待っていた。
2013-05-04 13:23:10そして俺の順番が来た。「あー来てくれたんだ!ありがとう!」彼女は握手をしてきた。そして俺は気付いた。彼女が小さな紙切れをバレないように手に持っていた事を。スーツの男に剥がされた後、会場の外で紙切れを開いてみた…
2013-05-04 13:23:46中には「こんな私で良ければ…連絡してくれませんか?」俺は速攻でIDを登録し、連絡した。この時の俺は大胆にも、「ご飯でも食べに行きませんか?」と送っていた。そして既読がつく…
2013-05-04 13:24:27「連絡ありがとうございます!じゃあ、終わったら○○で待っているので22時いいですか?」俺はすぐに既読をつけて「了解!」と返事を返した。待ち合わせ場所に行くと彼女は待っていた。
2013-05-04 13:25:07急いで中に入って食事をした。たわいもない会話が続いた。「本当に来てくれるとは思いませんでしたよ」「約束はちゃんと守るからね!」すると、彼女は急にオドオドし始めた…
2013-05-04 13:25:41「どうした?誰か来たの?」彼女は下を向きながらこう言った。「私とずっと一緒に居てくれる約束をしてくれますか?」俺は「約束する」そう答えて、ビールを空にした。
2013-05-04 13:26:23さすが総選挙4位は人気だな。彼女のレーンは長蛇の列。俺は友達と別れて列に並んだ。しばらく並んであと10人で俺の番という所まできた。そして、俺はある準備をしていた。そして俺の番。「こんにちわ!頑張ってる?」こっちから話かけると彼女は驚いた。「え?わざわざ来てくれたんですか!!」
2013-05-04 13:30:46そういって握手をしてきた。その時、俺は勝負に出た。彼女の左手薬指に指輪を付けた。彼女は気付いて、泣き出した。俺はスーツの男に剥がされていった。友達と食事して別れて帰ろうとした時、電話がかかってきた。「今すぐ来てくれますか?」俺は急いで向かった。
2013-05-04 13:33:43俺は急いで向かった。そこは握手会も終わり、閑散とした会場だった。会場のステージに彼女が立っていた。よく見ると薬指には指輪がはめてある。俺はステージを見上げるように「君がアイドルを止めても、俺の一生のアイドルです!俺と結婚してください!」
2013-05-04 13:34:32彼女はステージから降りてきて、「ネカティブな私ですがよろしくお願いします!」その瞬間、守るべき物が増えた。これでハッピーエンドではない。たくさんの試練が待ってるだろう。でも絶対に乗り越えられる。彼女となら… to rino since 2013May4~
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