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50メートル級の巨人が現れたらどうする?→駆逐してやる!→甘い考えだったよ…… 東北ずん子小説
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……わたくしが『キス――エネルギー充填――』してみてもいいわよ? アンドロイドに効果があるのかは分からないけれど、このまま放っておくわけにも……。 http://t.co/vGdf7HOa6w
2013-06-05 17:18:04![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ヒュン、ヒュンという音を立てて、黒い塊のような物体がずん子の部屋へと飛び込んできたのです。その塊は、そらさんを囲んでいるずん子たちの合間を縫うようにして軽やかに舞い、彼女のアンドロイドの体内に、ごぼっと侵入すると――、
2013-06-05 17:18:23![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
なんと、そらさんが再起動したのです。もっとも――背中に謎の黒い塊を背負い、口調も雰囲気もまるで変わってしまっていますが。
2013-06-05 17:18:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
『そうじゃよー。あんたに枝豆を送りつけた張本人じゃ。いやー、加減を間違えて、腱鞘炎になるまで送り届けたのは正直スマンかったの。お詫びならこのとおり! なんでもするから……』 http://t.co/7CaixFwqPJ
2013-06-05 17:19:01![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
そ、その前に! そらちゃんの身体を返してください!(`ε´*) お話はそのあとでちゃんと聞きますから! http://t.co/3q3qShd6YD
2013-06-05 17:19:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
このタイミングで登場する人物が怪しくないわけがありません。ずん子たちはじりじりと後退しながら、「誰かさん」をキッと睨み付けました。
2013-06-05 17:19:16![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
『その気になれば、おぬしはいつでもこの雨を晴らすことができるんじゃよー。正確に言えば、雲を吹き飛ばせるってこっちゃ』 http://t.co/wo3V9t1OvZ
2013-06-05 17:22:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
突拍子もない「誰かさん」の言葉に場の空気が固まります。そらさんの声で、しかも飄々とした口ぶりですから、一体どの程度本気で喋っているのか、全く分かりません。
2013-06-05 17:22:24![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
――……? どういうことでしょう。いくらずんねえさまといえども、天候を操作できるわけないじゃないですか。 http://t.co/xD1W7RqoM9
2013-06-05 17:22:31![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
『ずん子ちゃんにはできなくても、わしにはできるんじゃよー。この娘に太陽を拝ませたかったら――』 http://t.co/YVetow9uXG
2013-06-05 17:22:37![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
唯一、その言葉の意味に気付いたのでしょう。めたんは突然持っていたドリルの「ハイド」を回転させると、そらさんの背中に取り憑いている真っ黒な塊に向かって突き出しました。
2013-06-05 17:22:50