「加牟波理入道」について
子影
@Shewi_4A
加牟波理入道(かんばりにゅうどう)は日本各地のトイレの俗信とかで語られていた妖怪で、今のイメージは鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」にあるもの。これ以上の書き方がないのか、未だにこんなイメージがついてるのがある意味凄い。 http://t.co/nADwrQFUDm
2013-06-09 23:41:47
子影
@Shewi_4A
この「今昔画図続百鬼」によれば、大晦日にトイレに行った時にこいつを見たら「がんばり入道ホトトギス(原文だと郭公)と唱えるといなくなるよ、中国だと厠神の事を郭登と呼び遊天飛騎大殺将軍って地位についていると考えてて、人に禍福を与えるんだよ、とされている。お釣りとかお通じが良いとか…?
2013-06-09 23:45:11
子影
@Shewi_4A
またこいつは地域によっては全然違う事言われてたりも。姫路地域だと大晦日に「頑張り入道時鳥」を3回唱えると人の生首が落ちてきて、それを持ち帰って光に当てたら黄金の塊になってたとか、江戸時代の俗説だと「大晦日に呪文思い出すと不吉」とか。後者はまるでどこぞの色つきの鏡である。
2013-06-09 23:47:16
子影
@Shewi_4A
またさらに古典でも取り上げられた事がある。十返舎一九の「列国怪談聞書帖」に載ってて、奈良県で性剛…というよりはただのすけべオヤジだと思うんだが、そういった男が一族の人からめっちゃ怒られて坊主になって山奥に住むが、女性が近くに来ると白目向いて(眼張)ガン見する、という話。怖いわ。
2013-06-09 23:49:51
子影
@Shewi_4A
まぁ結論を言うと、とりあえずトイレにえらく縁のある入道です。元ネタについてはいくつかあってどれも決定的じゃないので、紹介は中国の説(今昔画図続百鬼引用)だけで。という、なんともモヤッとしたお話になってしまいましたとさ。
2013-06-09 23:52:35