【レン真美】ジューンブライド④

おひとりぼっちのゆーと @yu_neta_to

ある日突然結婚式についての話をしたいから会社まで来てくれと神宮寺のお兄さんから連絡がきた。 いったいどんな話がされるのか二人でドキドキしながら神宮寺財閥の会社まで向かった。 真「お兄さんいったいどんな話をするのだろうか。もしかしてやっぱり結婚は認めないとか…」

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レ「この間の様子だとそれはないと思うよ。きっと悪い事じゃない」 真「そうだといいのだが…」 そうこうしている間に会社についた。 案内された部屋に入ったら 兄「やぁ、2人ともよく来てくれたね」 レ「よく来てくれた。って兄貴が突然呼び出したんだろうが。って、えっ」

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真「ち、父上！？」 父「久しぶりだな。真美。そしてレン君」 レ「どうして聖川のお父さんが…」 兄「今日は共同会議の日でね。ちょうど真臣さんがこちらにいらしていたからついでに結婚式の話もしようと思って」 レ「共同会議、ってどういう」

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兄「あれ？言ってなかったっけ？今神宮寺財閥と聖川財閥は共同でプロジェクトを進めているんだ」 真「聖川財閥と神宮寺財閥が？」 レ「そんなの初耳だよ」 父「前回は誠一郎君に京都にきて貰ったので今回は私がこちらにきたのだ」 兄「まぁその話はもういいでしょ。本題の結婚式の話にうつるよ」

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真「は、はい」 兄「実は私の方でいろいろと手配をしてみたんだ」 レ「手配？いったんなんの？」 兄「まず、式場から。神宮寺財閥の経営する式場の中でもランクが高いものをピックアップしてみたよ。ついでに口コミなんかも見て人気の高いところの厳選した結果がこの5つ」 レ「えっ？」

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兄「後は、真美ちゃんの着るドレスかな」 真「私のドレス？」 兄「そう。折角だから白無垢でもいいと思ったんだけど式場は洋風だから結婚式と披露宴はドレスの方がいいかと思って。それで、結納の時に白無垢かなって」 父「結納に関しては京都でやってほしいと思っている」 真「京都？」

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父「そうだ。できれば私と母さんが結納をしたことろでやってほしいと思っている」 兄「白無垢についてあまりデザインというか種類がないから代表的なものをピックアップしておいたよ。ドレスに関しては好みもあるだろうからうちが経営している式場やお店で用意できるものをピックアップしておいた。

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データ量がすごかったからこれはデータでわたす。暇な時にでも見てくれ。しかしせっかくだからオーダーメイドでもいいかなと思ってるよ。2人ともセンスがいいからね」 レ「これを俺達が挨拶行ってから今日までの間に準備したの？」 兄「あぁ」 真「まさか父上も」 父「少しだが私も協力した」

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レ「あーうん。とりあえずありがとう。いろいろと参考にしてみるよ」 真「父上もありがとうございます」 兄「今から楽しみだな。ね、真臣さん」 父「そうだな」

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こうして違った意味でいろいろと心配になった日だった。 もちろんいろいろと準備していただけるのは嬉しいが確実に実際結婚する私達より、お兄さんと父上の方が張り切っている気がしてならなかった。