なにを望むこともない。生まれなければ、苦しみに苛まれることもない。生への嫌悪なら芽吹く前に摘んでしまえ。 #嫌悪感の殺し方 #間引き
2013-06-21 23:26:11白色のナイフを突き立てる。 切り刻まれる、わたし。 ぱら、ぱら。散らかる断片。 笑顔のキミだけを愛した。 画面の端、重なる手と手。 片方はいらない、から。 切り落としてしまおうか。 #嫌悪感の殺し方 #刺殺 (6/22:自分) 少し手首が痛んだ気がした。
2013-06-21 23:31:50#嫌悪感の殺し方 ぐっと息を詰め銀を振り下ろす。甘ったるさもざらつく心地も、喉元過ぎれば何も残らない。ただ存在した名残はあって、まるで幼き日に嫌った粉薬のようだと嗤う。そう、口元は吊り上がる。あれほど相対したくなかった侮蔑の具現を、一咬み後に丸呑みにしたその後ゆえに。 #咬み殺し
2013-06-21 23:36:00はてさてどうしてあげようか?久しく抱かずに過ぎた感情、記憶の彼方より引きずり出した、君に丁重に相対しよう!願いはなぁに?お姫様扱い?王子に家臣、宝石ドレス、全て君に差し上げよう。そしてお城に閉じ込めてあげる。神に決められた悲劇のヒロイン、好みでしょ? #嫌悪感の殺し方 #飼い殺し
2013-06-21 23:42:30命は、連鎖していく。震える卵の、殻がゆっくりと罅割れて。生まれて、しまう。これから息を始めて、息を失くすまで、たくさんを食べて、踏み付けてしまう。小さな瞳が覗く。それでも、生きるのかい? 傲慢な問を吐いた。生きている僕が。ねぇ、新しい命なんて必要ないよ。 #嫌悪感の殺し方 #摘む
2013-06-21 23:51:30烏が鳴いた。どこから聞こえたのか分からなかった。目の前の男は無感動に私達を見ていた。烏が鳴いた。それは私の口から発せられたのかもしれなかった。男は既に未来を見ていた。その目から逃れるには、死ぬしか無いのだと思った。 #嫌悪感の殺し方 #自殺 男を殺すことは、きっと、出来ない。
2013-06-22 00:54:59嫌いだよ。この顔も、身体も、声も、癖も、考え方も、行動も。全部全部全部、嫌いだ。消えてしまえばいい。存在意義などない。それでも生きている浅はかな僕を赦そうと、僕は今日も架空の誰かに成り代わり、生きるよ。 #嫌悪感の殺し方 #代替
2013-06-22 09:54:29嫌悪の対極を探していた。対岸に立つ、彼と背中合わせの何かなら殺せる、勝算。全て見透かした彼は向き合う私を指差し、笑う。気がついたら走っていた、風圧で空を切る涙。勢いそのまま、彼に飛びかかり。地を失う。彼の片割れは、私。祝福色の海へときつく抱擁し、おちる。 #嫌悪感の殺し方 #投身
2013-06-22 12:05:47この身に宿った感情がとてつもなく嫌いだった。綺麗だと感じる心も、悲しいと泣く心も、嘲笑うこの心も。 自分でもこんなに嫌いなんだ。きっとお前はもっと嫌いだろ?さぁ、言ってくれ「死んでしまえ」と。殺されるならお前の言葉がいいんだ。 #嫌悪感の殺し方 #糾弾
2013-06-22 18:53:48「黒は、正確的に色では無いんだっけ」漆黒の自身を見つめ、君が零す。全ての光を均等に吸収した結果の色。君の中でも、愛や喜や辛苦と様々な感情が蠢いていた。お前は誰だ、何と形容すれば。未知の恐怖で動けぬ僕を、君は。(俺は 自分が わからない、だから) #嫌悪感の殺し方 #取り込まれる
2013-06-22 23:02:41喉までせり上がっている。彼の言葉がそれを詰まらせている。さあ、さあと首を掻き毟ったが溢れるのは赤ばかりだ。眩暈がぐるぐると思い出したくもない記憶を連れて来るから、ますます喉で詰まるのだ。彼はあの日何と言った? 一刻も早くと私は喉を掻き毟る。息が、が。あ。 #嫌悪感の殺し方 #窒息
2013-06-22 23:05:22あなたは私を見てくれた。でも中身の奥深くまでは覗いてこなかった。あなたがいいのなら、私もこんな空っぽな自分なんてどうでもよかった。あなたが私の生きる理由だったから。あなたが此処にいない今、私には本当に何もなくなった。 #嫌悪感の殺し方 #自殺 こんな私なんて、要らない存在なのだ。
2013-06-22 23:28:32生は嫌悪に満ちている、 きみは僕の耳を塞いで一切のノイズを排し、 僕の目を覆ってグロテスクな世界から僕を隔てる、 きみは僕の大切な人、 きみが居る所なら、 僕はどこへでも行こう。 #嫌悪感の殺し方 #樹海 http://t.co/Ss4VvL0l05
2013-06-22 23:35:21死因不明
ぽつり ぽつり 黒い絵の具が落ちてきたら 沢山の水を流してしまおう 染みは付いてしまうけれど 全部溜め息と一緒に諦めてしまおう いつか真っ黒になってしまうまで #嫌悪感の殺し方
2013-06-20 09:17:15私が聞きたいのは そんな言葉ではなくて だけれど良いの。 自分をもっと あなたよりも嫌な子に仕立てあげるの。 こうなったのは私のせいじゃ無いんだから。 あなたより私の方がよほど醜い。 まだ綺麗な人と思えるように。 #嫌悪感の殺し方
2013-06-20 09:25:55嫌な事を、わかってる事を言う人だ。 痛く重いものを残していく。 聞かなくていい。 無かったことに聞かなかったことにすればいい。 全部消してしまえばいい。 #嫌悪感の殺し方
2013-06-20 10:43:19沸き上がる感情が体の中でのた打ちまわる。それを無視できるほど、まだ僕は大人じゃなかった。取り出したボールペンで真っ白なノートを汚してく。僕の中から吐き出すように、黒い、黒い、感情を。ナイフで突き刺すように、ペンが紙を引き裂いた。 #嫌悪感の殺し方
2013-06-20 22:07:15聞こえなくて その声が聞こえなくて... 雑踏に紛れて消されるくらいの気持ちなら もう、要らないや。 中途半端は要らない。 だからここにそっと置いていく。 #嫌悪感の殺し方
2013-06-21 07:41:28言わなければならない言葉は 泡の様に消えて。 伝えなければならない思いは 雪の様に溶けて カタチも分からない。 僕の口は何のためにあるんだと 苦しくて 苦しくて 迷える暗闇のなか 手を朱白く染めて 唇を噛む #嫌悪感の殺し方
2013-06-22 02:19:12遅刻
わたしはわたしであって、 世界は世界であって、 嫌いなものは嫌いなままで、 それでもいいかなって、思えたら。 わたしはまだ息をしていられたろうか。 誰かの嫌悪になってしまった、わたしは。 もういない。いない。 #嫌悪感の殺し方 #他殺
2013-06-23 00:35:19愛してる、と、笑ったのは私。歪めたのは、紅を塗った唇。それだけ?ううん、本当は。差し出した右手を、掴まれた右手を、振り払いたかったのは他でもなく。 #嫌悪感の殺し方 #差し替え 全てを、好感に。これで、よかった。よかったんだ。
2013-06-23 00:41:39