7月9日 御茶ノ水 山本太郎 演説 文字起こし

演説聴いた人も、聴いてない人も。 聞き取れない箇所は■■としました。
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SyunSamukawa ( 憲法違反の安倍に首相の資格なし ) @SyunSamukawa

先日、街頭演説の現場を撮影させて頂き、その映像をアップしました。改正公職選挙法の要件も確認済みです。ぜひご覧下さい。 【 山本 太郎、ボランティア選挙で国政に挑む ① 御茶ノ水 編 [ 2013.07.09 ] 撮影:清瀬 航輝 http://t.co/u48Fqs1nGK

2013-07-13 01:42:24

前に出てきてくださいと言ったんですけど、かなり暑いですから、できるかぎり日陰のほうがいいかもしれないです。ホントに。問題ないです。ただ通路を空けて下さいというだけの話です。参議院東京選挙区から立候補した山本太郎と申します。よろしくお願いいたします。

御茶ノ水、学生さんがたくさんいる、そして病院がたくさんあるんですね。

ここにいらっしゃるみなさんにとって、全員に何も得にならないようなこと、リスクしかないようなことを、今不条理として押し付けられているんですよ、それがいま日本の現状なんですね。
それに気づいたのは、僕が気づいたのは2011年の原発震災以降なんです。それまでは社会的なことにあまり興味を持たなかった、というよりも興味を持ってしまったら、ものが言いたくなる。

そういうことを口にするのは、僕が今まで生きてきた芸能界という世界ではマイナスになってしまうんですね。ひょっとするとスポンサーに対してマイナスなことを言わなきゃいけなくなる。そのことだけでも、それを口にしただけで、もう仕事から排除されてしまうということは、もう子役でもわかっているんですね。テレビをつければ15秒ごとにコマーシャルが流れる。

テレビは完全に企業のものなんですね。企業を宣伝するための道具なんです。

みなさんにとって有益な情報は、ほぼ流れてこないといっても過言ではない。それくらい気遣いをしながら、テレビの世界、企業を守る、そういうスタンスでやっているんですね。
15秒ごとに流れるコマーシャルは、企業からもらう口止め料、そう思っていただいて間違いないです。たとえそれがあなたのいのちに関わることでも。

企業の不利益になるならば、その真実、事実には触れない。事実に触れたとしても、ぼやっとした内容でしか流さない。
核心にはふれないというのは、もうわかりきったことなんです。
それが、エンターテイメントの世界であったり、メディアという世界の常識なんですね。

新聞もそうです。新聞を開いてみてください、広告が載っています。
おれ、なになに新聞とってるよ。でも、なになに新聞をとっている あなた が、その新聞社を支えてるわけじゃない。6割から7割におよぶ広告費。それによって新聞社は支えられている。

新聞であっても企業にとって不利益な報道をするというのは、うまみがないんです。しかもこの不況の世の中ですから、コマーシャルは逃したくない。

原発事故が起こりました。原発は電力会社だけのものじゃないってことはもうみなさん重々ご存知ですよね。電力会社、たとえば東京電力だけでも1年間に260億円もの広告宣伝費を大手メディアに流している。すべてみなさんの電気料金から。競合他社があるわけじゃないのに。
他の電力会社と競争しなくてもいい、独占企業なのにも関わらず、コマーシャル、1年間に260億円。

全国の電力会社10社。合わせて1000億円の広告宣伝費。この原子力産業という大きなくくりで考えるならば、三菱、日立、東芝、この3社ぐらいでも、テレビを1時間つけていれば、何回目にするかわからない。この3社が出てくるだけでも、巨額な広告宣伝費が上に流れている。

それだけじゃない。原発の建設に対してお金を融資するメガバンク。大手ゼネコン、保険。鉄鋼、ありとあらゆる企業が、この原子力産業に関わっている。だとしたら原発事故の事実、流れるはずないんですよ。
核心に迫れるはずがないんですよ。

国がいまやっていること、大丈夫ですよ、もう事故は終わりました、収束したんです。そんなふりを続けていますが、実際はどうなんでしょうか。

今でも、福島の東電原発は、毎時1000万ベクレル。一日にして2億4000万ベクレル、汚染を垂れ流しています。それだけじゃない。海に垂れ流しているものはノーカウント。
そしてついさっき、福島第一原発の近くに井戸を掘ってるんですね。どのくらい地下水に浸透しているんですかってことを調べるために、汚染はどのくらい広がっていますか。海側に一番近いところで、トリチウムという放射性物質が、90万ベクレルという汚染で出てきた。

確実に海にはどんどん、どんどん、流れ出している。地下水にも混ざってくるでしょう。複雑なこの地下水脈にどのように汚染が広がっていくかなんて、わかりゃしないんですよ。

一方、この原発の収束、どこまで進んでいるんですか。
野田という男が総理大臣だった時代に、収束宣言という言葉を持ち出しました。
僕、事故のあとに、原発の収束作業員の方々と何人かお会いしてお話を伺った。

「収束してるんですか?」「収束なんてするわけないだろう、近づけないんだから。」地獄の釜を覗いた人は一人もいないんです。なぜなら、近づいて5分もすれば人が死んでしまうくらいに、■■ 地獄の釜を覗いた人がいない。

実際に燃料がどのようになってるのか、どのように抜け落ちているのか、それを見た人は誰もいないんです。収束だって、20年30年なわけない。27年前に事故が起こったチェルノブイリ。未だに収束作業が続いているんです。

福島の原発、いつまでつづくんでしょう。100年単位、200年単位。どれくらい続くのかなんて、誰にもわからない。それでも今、いのちを削りながら原発収束作業員のみなさんが、僕たちに、時間をつくってくれている。猶予を与えてくれているんです。それでもその収束作業員のみなさんの労働環境は円満か・ピンはねは当たり前、食べ物でさえも、東電社員と差をつけられる。命を削りながら、僕たちのためにやってくれてる人たちが、そんな扱いを受けている。被曝管理もいい加減。そういう、僕たちのいのちをつなぐためにやってくれている人たちに、一生の、一生健康、一生その人たちの健康の面倒をみる、それくらいのスタンス、必要じゃないですか? 国家公務員としてその仕事をやってもらう、それぐらいのことが必要じゃないですか? 

でもいまやっているのはそうじゃない。仕事ない人、ホームレスの人たち、どんどんいろんな人たちを入れて、そして被曝させて、切り捨てる。それが繰り返されているんです。

そして、この東京・福島の汚染、大丈夫なんでしょうか。国は調べましたよ、ざっくりと。ヨウ素とセシウムの汚染を、ざっくりと調べただけ。
それで■■取り戻して、大丈夫なのかってことなんです。何も気にしなくて大丈夫なのかって話なんです。

文部科学省は、31種類以上の放射性物質が、福島の東電原発から放出した、と言っています。じゃあどうして測るのは2種類だけなんですか、って話なんです。ストロンチウムは? プルトニウムは? どうして測らないんだよ。どこが安全でどこが危険なのか、それがわかればみんな、対処できますよね。

今のままで、勝手に安心して暮らすのは、リスクがあるんです。思い出して下さい、原発事故後に、この国の偉い人が言った言葉。
原発が爆発した後に、この国の偉い人が言った言葉。
ただちに、健康に影響はない。これが答えなんです。
この言葉を聞いたとき、ただちに影響はないという言葉を聞いたとき、僕の背筋は凍ったんです。本当のことを言ってしまったと。

でもそれを、ストレートに受け取ってしまう人。いろんな受け取り方ありますよね。あ、大丈夫なんだ。でも、そうじゃない。その言葉の意味は、今すぐは大丈夫かもしれない、でも後々わかんないよ、って。

後々わからなかったとき、どうするんですか。因果関係、わからない。じゃあ、誰に責任をとらせますか。泣き寝入りなんです。
だからこそ、2種類しか測ってない。危険な場所を教えない。どこが危険で、どこが安全かさえわかれば、自分たちで対処できるじゃないですか。子どもの学校は? 通学路は? 遊ぶ公園は? 家のまわりは? その中から、どこが安全で危険なのかわかれば、対処できるはずなんです。

細かく調べてくれよ。無茶言ってますかね? 当然の権利ですよね。税金払ってるんですもん、国民が安全で健康に暮らせるように、国は力を出すべきなんです。やるべきことやるべきなんです。

でもそれを、セシウムとヨウ素だけ測って、大丈夫だっていうふりを続ける。犯罪なんですこれは。後々、泣くのは自分かもしれない。そして自分の大切な人かもしれない。今そのような想像力が求められる時代になったと思うんです。

そして、どうして東京から、東京の汚染を調べないのか。本当のことがバレたとき、予想以上に汚染されているかもしれないってことが明らかになったとき、ひょっとしたら一部人口が流出してしまうかもしれない。

人口流出させたくないんです。固定資産税もあるし、住民税もあるし、お金のために、お金のために汚染があったとしても、そこに人を留めおく。それが行政の、それが国のメンタリティなんです。それにつきあっていいんですかって話なんです。

どうして国会議員は言わないんだよ。どうして行動を起こさないんだ。誰の代表で国会議員になった、って話なんです。

原発反対か、再稼動反対か。そんなことを口にして言うのは結構だけれども、しっかりと国に訴えているのか? 31種類以上の汚染を、東京から調べろ。

そして、茨城も。千葉も。群馬も。栃木も。神奈川も。東京も。静岡も。東日本一帯、この原発事故で、汚染がある恐れがある所。それを細かく調べていく。それが、責任じゃないですか。

東電は何もしない。国も何もしない。なかったことにしようとしている。
それは、汚染をハッキリさせることだけじゃない。

みなさんが口にする毎日の食べ物もそうなんです。今日食べた朝ごはん、安全でしたか。いま食べた昼ごはん、これから食べる昼ごはん、安全でしたか。そんなこともわからない。そりゃわからないに決まっています。国が今与えている食品の安全基準、でたらめなんですよ。1キロあたり、100ベクレル。1キロあたり100ベクレルは、事故前とくらべればどれくらいの不条理なのかがわかります。1キロあたり100ベクレルは事故前は放射性廃棄物だったんです。

原発の敷地内から出てくる低レベル放射性廃棄物。黄色いドラム缶の中に入れてしっかりと厳重に管理しなければいけない。何年管理しなければいけないかご存知ですか。100万年なんです。低レベルでも中レベルでも高レベルでも、100万年管理しなければいけない。

それを僕は先日、ドイツの放射線防護庁の方からお伺いしました。
100万年管理しなければいけない、放射性廃棄物。
その基準と同じものを、僕たち、この国に住む人々に食べさせて安全だという国。狂ってるんですよ。もう国じゃないんです、そんなものは。

どうしてそんなリスクがあることを国がやっているのか。答えは簡単。この国自体、もうこの国の未来をあきらめているから。でなければ、その放射性廃棄物と同等の食べ物を子どもたちに食べさせたらどうなるか、それはわかりきったことなんです。

子どもたち、大人とくらべて放射線への影響、3倍から10倍。それ以上とも言います。若い方がガンにかかったら■■を早く起こしてしまう、細胞分裂が活発だから。同じことなんです。子どもたちの命を危険にさらすということは、子どもたちにリスクを押し付けるということは、子どもイコールこの国の未来ですよね、すでにもうあきらめているんです。じゃあ何をしようとしているのか。目の前のお金をどれだけ稼げるかということに、今集中しているんです。最後の一儲け。行けるとこまで行こうぜ。そういうメンタリティなんです。

自分の代だけ守れればいい、この会社を。社員の、社員のそのあとのこと、そんなこと考えてない。会社はそんなに優しくない。社会人の方々はよくわかりますよね。国も一緒です。そういう考え方で、今この国を、この国の未来を閉ざそうとしている。でもそのことにはなかなか気づけない。当然ですよ。企業を守るために、メディアはその核心にふれない。

1キロあたり100ベクレルは放射性廃棄物でしたって、どっかの新聞に載ってました? どっかのテレビのワイドショーで言ってました? ニュースステーションで言ってました? 報道ステーションで言ってました? 言わないですよ。■■ようなこと言いますか? 言うわけない。

どうしてこの現実に、政治家は向き合わないんだ。どうして国会で大きな問題にしないんだ。いくらメディアが隠そうとしても隠し切れないくらい大きな問題にすれば、それがもれてしまうんですよ。

どうして今、戦わないんだよ。角が立つからです。空気を読んで、しがらみがあるから。自分たちの政党を守るために。職業としての議席を守るために。僕たちの命まで犠牲にするつもりなんですよ。

目の前のお金を回収する。そういう人たちがあまりにも多すぎる。それによって誰が犠牲になるのか。僕たちなんです。

1%の人たちは、今の自分たちの財産をそしてそのポジションを守ろうとするそのむちゃくちゃに、99%の僕たちがつきあわされる。原子力発電もそう。地震の活動期に、原発をつづけたらどうなるのか。福島の東電原発でわかったはずです。

それでも、今、原発がなくても電力は足りていることは確かなんです。原発がなければどうやって電力をまかなうんだ? もう聞き飽きた。勉強しろ、って話なんです。
火力発電です。ガス発電。ガス火力。天然ガス。ガスコンバインドシステムという効率のいい発電方法があるんです。機械で2回、1度で2回、電力がつくれる方法。環境負荷も少なくて、しかも天然ガス、今燃料費下がってきてるじゃないですか。でも払っている燃料費は高いんですよ。それはなぜか。電力会社のやり方が悪すぎるんです。

無駄遣いをすればするほど、お金をかければかけるほど、その総額の3%を上乗せして利益とできる。総括原価方式。

無駄遣いすればするほど儲かる企業ってありますか? ないんですよ。民間企業だったらつぶれてますよ。電気料金に上乗せすればいいから、天然ガスを輸入するときにも、向こうの言い値でオッケーなんです。いくら高くても、3%上乗せして自分たちの利益にできるんですもん。

犠牲になりたいですか。1%の人たちのために。原子力の生贄になる覚悟はあなたにありますか? 僕にはない。

きのう規制庁が新基準を発表した。新基準て何だよ。地震、津波、そうす?ネストですよ、す。
その国。日本ですよね。地震の多発国。そして地震の活動期。そして原発をやればどうなっていくかわかった。そしてこれからどんどんいろんな原発を、原発がヤバイ状況になっていく、これわかりきったこと。

それを止めておいても、危険なんです。動いていなくても、止めていて危険。静岡県の浜岡原発。一刻も早くそこから燃料を抜き出さなきゃいけないのに、何とか動かせないかって考えているんです。規制庁が新基準を打した後に、申請の嵐でしたよ。北電、北海道。そして、四国も。関西電力も。九州電力も。10個の原発、10基の原発を動かす。何を言ってるんだ。原発なくても電力足りてるのに。どうして動かさなきゃならないんだよ。

その金儲けに、命をかけてあなたはつきあえますか、って話なんです。力を貸して欲しいんです。原発の事故が起こって行われることは、事故の矮小化。そしてメディアを使って、もう関係のないそんな内容の番組ばっかり流して、人々の忘却、

■■はこの二つ。事故の矮小化と人々の忘却。この二つ。それ以外は何もない。

今も双葉の方、埼玉県の角地の規制広報という体育館の中で、避難生活を強いられている、誰も救われてないんですよ。
その一方、東電の社長は何億円もの退職金をもらって、私にも老後がありますからと、そのお金そのまま持っていった。

そんなふざけた話、ありますか。誰も逮捕されないんです。汚染をばらまいても、収束できないような、大惨事を引き起こしても。そして、金儲けのためだけに、電力は足りているのに、金儲けのためだけに、これからどんどんやっていくって話なんです。

仕事をしない国会議員。そのお尻を思いっきり蹴っ飛ばしたいんです、僕は。仕事をしない国会議員、糾弾したいんです。誰の命を守る気だって。

そして、この食品の安全基準の問題、そして、東京から汚染をハッキリする。安全、危険をみなさんが理解できて、それで納得がいく。「でも私、避難したいんです」という人がいれば、そこに避難の権利、国からのバックアップをつける。それを東日本、東京からはじめて、東日本に広げていきたい。

それを、全国に広げていきたい。当然ですよ。それぐらい、リスクがある。それぐらい、コストがかかるのが、原子力発電ということなんです。

いまこれを変えるためには、いま国会に一番必要なのは、空気を読まずに、物怖じせず、発言する馬鹿なんです。山本太郎という馬鹿を、国会へ連れて行ってくれませんか。あなたの力が必要なんです。このままじゃ、みんなが殺される。行動力のある馬鹿ほど、やっかいなものはない。僕のことなんです。国会の中で、一番やっかいな存在にさせてください。よろしくお願いします。ありがとうございました。山本太郎でした。

暑い中聞いていただいてありがとうございます。あと30秒だけ。今僕が手に持っている茶色い封筒。山本太郎に少し力を貸してやってもいい。そう思われた方、この封筒を僕から受け取っていただけませんか。この中には葉書が入っています。一体どういうことなのか。東京都内にお住まいのお友達を紹介していただけませんか。あなたからいただける一票は、非常に重みのあるものなんですが、それじゃあひっくり返せない。組織で、地盤があって、企業からもいろんなお金をもらっている、そういう政党には勝てないんです、それじゃ。一票じゃ勝てない、あなたの一票じゃ勝てない。

横に広がって、一票が三票、五票に広がっていくようにすれば、ひっくり返せるんです。力を貸してもらえないですか。山本太郎を国会に連れて行って下さい。よろしくお願いします。ありがとうございました。

こちら一列にお並び下さい

ありがとうございました、山本太郎でした。若い人に、選挙権持ってないという人にも聞いて欲しいんですけど、とにかくまわりの大人に、投票に行くように言って下さい。できれば山本太郎を押していただきたいですけれども、そうはいかないという方もいらっしゃるかもしれない。とにかく、いま、■■されないようにがんばってくれる政治家の方々を、みんなで応援して下さい。あなたの未来がつぶされないように。10代の方も。選挙権のない方に、その話をしたいですね。まわりの大人に、20代30代、そういう、普段投票に行かない人たちに、ホントに声をかけて下さい。よろしくお願いします、ありがとうございました。