「あなたの書いたものよりも、あなたの人生そのものが、物語になっているんだわ」それは、一体いつ聞いた台詞だろう。そうだ、僕が君にプロポーズした日。それから僕は、人と人が結ばれる物語を書いたんだ。そして今は、人と人とが離れ離れになる物語を書いている。君のいた病室で。 #twnovel
2013-07-22 23:46:26#twnovel 「140字で小説は書けるだろうか?」「そんなの簡単だよ」彼はそう言うと自分の小説を140字単位でブツ切りにした。頭と体がバラバラに切り離された文章は烏合の衆と化し、ちりぢりとなって消えてしまった。「あーあ、骨を断っちゃったからね。骨子が無いよ」 #twnvday
2013-07-22 23:51:04#twnvday 【毎年7月22日はツイノベ記念日】何も思いつかなかったけど、素敵な企画があったので参戦。初ツイノベは、2012年9月のお題「目覚め」でした。余りに暗く鬱々した内容なので、大幅に変更して少し前向きにしたつもり。昔も今も拙作なのは変わらない。
2013-07-22 23:53:50#twnoveR 泣くのも疑うのも怒るのも、苦しくて、切なくて。ただ一緒にいたかっただけなのに。せめて夢の中では、笑顔であなたに会いたい。それだけで幸せな目覚めを迎えられるはずだから。
2013-07-22 23:53:54#twnovel ただ一緒にいたかっただけなのに。帰りが遅いことに疑心暗鬼になって、一方的に怒って泣いて。疲れて眠る貴方の背中。自分の幼さが情けなくて切なくて。ごめんなさいと呟いた。夢では笑顔でおかえりが伝えられていればいいのに。明日の目覚めにはおはようって笑い合えますように。
2013-07-23 11:56:52事故で記憶を失くした恋人に僕は会いに行った。「あなたは誰?」不安げな彼女に僕は言う。「僕は君の友達の友達でね……。」失われたものなんか何も無い。ただ時計が巻き戻されただけ。だから君との恋をもう一度。「初めまして。」 #twnoveR
2013-07-22 23:55:10事故に遭い彼女は記憶を無くした。一時的なものだろうと言う話だが、いつ記憶を取り戻すかは誰にも解らないという。「あなたは誰?」不安げな彼女の問に何と答えるべきか逡巡した後、「僕は君の友達の友達だ。」と答えた。現実に背を向けたわけじゃない。僕らは何度でも恋に落ちる。 #twnovel
2013-07-23 00:05:05むぅ……。やっぱり成長の跡が見られないorz 強いて言うなら、かっこつけの飾り立てた表現がシンプルで分かりやすく変わった……かな( ̄▽ ̄;)精進します( ̄▽ ̄;) #twnvday
2013-07-23 00:16:28#twnovel ビットノイズがさんざめく、ネットの隅で生まれ出て、機械と人を渡り行く、140字のついのべる。恋愛SF怪談に、事実創作入り乱れ、肩肘張らず呟いた、有象無象の素晴らしさ。漢字だけなら固過ぎて、表音文字はもの足りぬ。漢字かなカナ英数字記号、駆使する言葉の面白さ。
2013-07-22 23:59:03#twnovel 「書いてみようかな」彼女はそう思い立ち、けれど書けずにその日を終える。それでも書きたい気持ちは衰えず、その想いを胸に抱えたまま迎えたある日のこと。ふとした瞬間に浮かんだそれを彼女は綴る。そして彼女は笑みを浮かべた。「これは良い感じかも!」それが彼女の始まりの日。
2013-07-23 00:06:57私の命は140文字。ツイノベは140文字ぴったりでないと存在意義がないと思う。だから、私はハッシュタグも入れず、@マークも入れず、人知れず140文字のまま誇らしく、孤独に存在し続ける のを貫くのだ。@23novel #twremix #twnvday【7/22 ツイノベ記念日】
2013-07-23 00:07:34「じゃあ先輩は、恋しないんですか?」「え、私?するわけないじゃん」あっけらかんと言い放つ。意外だった。きっと、得意科目の一つだろうと思ったのに。「だってさ、恋はするものじゃなくて、落ちるものでしょ?」夕陽で朱に染まる先輩の顔を見ながら、僕は恋に落ちる音を聞いた。 #twnoveR
2013-07-23 00:48:31ツイノベの誕生日にあわせて、ツイログで処女作を発掘。今ならもうちょっとテンポを気にした書き方をするだろうなあと思うところですが、リライトする心の余裕がないのでまたの機会に。
2013-07-23 00:50:39休みが一緒だから一緒に出かけよう。そう言って貴方は喜ぶ私を連れ出した。帰宅すると貴方は即深い眠りに。6時間経っても起きない貴方に、いい加減ベッドに行くかお風呂に入りなさいと言った。不機嫌な声が帰ってくる。ウチでダラダラしてて良かったのに。悲しい休日。#twnoveR
2013-07-23 01:14:00珍しく休みが重なった。疲れてるだろうに「出かけよう」と言ってくれた事が嬉しくて。でもやっぱり帰る頃には何となく険悪。美味しいご飯でも作ろうと気を取り直して振り返ると、既に貴方はソファで眠ってる。声をかけると不機嫌な声が返る。家で2人でダラダラしてて良かったのよ。#twnovel
2013-07-23 01:14:32だいぶ変わっちゃった。これはホントに今見るとツイノベとは言えないと思うし、書いた時もあまりクオリティにこだわってなかった。自分の心情を吐露しただけの厨二自己満足ですね。いやぁでもたった8ヶ月前だけど、この頃の私に「安心しなね」と言ってあげたい今の自分で良かった。#twnvday
2013-07-23 01:10:47#twnoveR (君のために描いた絵本だから…)、白樺の木は切々にそう言った。湖上を吹きぬけた爽やかな風が、白樺の枝や葉を揺らしているのだ。(君が読まないと、僕はここに何時までもいなくちゃならないんだ…。)長い間、私を待っていた白樺の気持ちが胸に迫り、私の目から涙がこぼれた。
2013-07-23 01:35:48#twnoveR ベビーベッドの中から笑い声が聞こえる。笑い声は懐かしいね、と続ける。一 万年まえにも、一度この星で生まれたことがあるよと彼は言う。
2013-07-23 17:35:42#twnoveR 流行りのSNSで中学の友達を見付けた。大好きだったひと。変な意地を張って自分からアクションしない、なんて思ってたら向こうからメッセージ。「メアド教えて」「めんどいから電話していい?」相変わらずの自分勝手。受話器越し、あの頃より低くなった声にわたしは再び恋をした。
2013-07-24 00:15:11#twnovel 流行りのSNSに登録するだけしてみたら、大好きだったひとがあらわれた。友達かも? 友達だよ、きっといまも友達のまま。ログインはする、後は何もしない。「番号なくしたから教えて。電話していい?」相変わらず唐突なメッセージ。交際ステータスは見なかったことにした。
2013-07-24 00:15:32今更だが、ついのべRの企画に投下。。当時はmixi、いまはFBってところかな。。前者は事実を元にしたフィクション、後者は事実を元にしたフィクションを元にしたフィクション(限りなくフィクション)。。
2013-07-24 00:20:48