BJ246さんの陸自怪談

bj 🐈🐾 @BJ246

そうだ、夏の怖い話つながりで房総でのR訓練の時の話。 結婚を間近に控えたY助教が、山の中の道をジープで走っている時に、一軒の農家が見えた(あの辺りは辺鄙な場所に突然民家出現！というのがよくあるw)。 続く

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茅葺の古びた家には縁側と庭があって、そこで若い夫婦と幼い子供が遊んでいて、それをお爺ちゃんがニコニコしながら見守っている。 「あー、俺もこんな幸せそうな家庭を持ちたいな」 Y助教はそう思いながら民家の前を走り過ぎた。 続く

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用事が終わり、再び来た道をジープで戻るY助教。 「さっきの家族どうしたかなー」 と、民家の前にさしかかったとき覗き込んでみた。 民家はボロボロの廃屋だった。

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もう一つ。心霊スポットで超有名な房総の某ダムを使って「敵の物資集積所を襲撃・破壊する」という想定の中、僕らは教官助教の輸送や仮設敵役で夜中じゅう待機してた。 続く。

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しばらくすると、周囲をうっそうと取り囲んだ竹林からパキパキとかメキメキと音がする。誰かが歩いて近づいて来る音。 「レンジャー学生が偵察に来たんですかね？」 続く

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トラックの中で待機していた助教が一言。 「学生はおろか、まだ誰も来てねえよ」

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寝る前にもう一つ…青木ヶ○樹海でのコンパス訓練の時。現地に到着した時から既に「先日、東京からやってきて樹海に入った男性」の捜索→「発見」のフラグ。 続く。

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学生が樹海をコンパスと歩測を頼りに歩いている中、一部のバカな奴らが樹海の「落し物」を拾っては「サイフだー」とか「靴だー」とか言って騒いでいた。僕は無線の傍受。 続く。

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その夜、トラックの中で待機していたイタズラ小僧2名。真ん中の座席からブツブツ誰かが呟く声。 呟きはだんだん大きくなっていき、それが女性の声だと気付くまでになってようやく 「おい、ライターでちょっと照らしてみろよ」と1人が提案。 ついでにタバコも吸おうと1人が火をつけた。 続く

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1人はタバコに火を付けていたので見なかったが、もう一人はウインドーに浮かび上がった、こちらを睨みつける女性の姿をはっきり見たそうな。

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ちなみに夜の青木ヶ○樹海がどれだけ暗いかと云うと、「自分の身体も見えないぐらい」です。