モジモジさんが語る「10.05関電前転び公妨事件の判決ポイント」

モジモジ @mojimoji_x

10.05関電前転び公妨事件の判決。既にみなさんご存知のように、無罪でした。以下、簡単にですが、僕が聞いたかぎりでの判決のポイントをまとめておきます。

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@mojimoji_x 「関電前の反原発の抗議行動の現場にて、被告人とされた前田さんが、警備警戒中の二人の警察官を次々に転倒させ、負傷させた」、これにより、公務執行妨害と障害の罪に問われました。検察の求刑は懲役2年6ヶ月。

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@mojimoji_x 第一の転倒＝転びについて。検察側のストーリーでは「前田さんが車道を背にしながら、巴投げのような格好で警察官を引き倒した」というもの。これについて裁判官は「もつれ合って転倒した事実はあっても、前田さんの故意は認定できない」としました。その理由ですが、

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@mojimoji_x 前田さんに警察官に危害を加えようとの意図が仮にあったとしても、様々な手段がありうる中で、自ら車道に仰向けに倒れる形で警察官を引き倒す、というような自らも危険な上に成功の保証もない不合理な手段を選択するとは考えられない、というようなことを認定しています。

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@mojimoji_x 証言に立った四人の警察官の証言をほぼ全面的に退けています。これは凄いことではないでしょうか。

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@mojimoji_x 次に第二の転倒＝転びについて。こちらは周知のように、決定的瞬間の動画があります。 http://t.co/dTIZ61OiGh 検察側は「前田さんが警察官の胸ぐらを掴んで押し込み、ほのためにバランスを崩して尻もちをつき、仙骨を骨折した」というもの。

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@mojimoji_x 裁判官は警察官の証言と前田さんの証言、そして動画を丁寧に検討しています。検察主張については「前田さんの両手は前田さん自身の体に密着している状態で、警察官の主張のように胸ぐらを掴んで押し倒した後の状態としては不自然」と認定しました。

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@mojimoji_x 一方で、動画で警察官が前田さんの左腕の袖口を掴んでいる様子は、前田さん自身のいう「左腕を内側ないし下側？から引っ張られて転倒した」という証言と合致していることから、「警察官が前田さんの左腕を掴み、その時に警察官の背後で転倒した女性に躓いて転んだ」と認定。

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@mojimoji_x 以上の認定からすれば、前田さんが警察官を恋に転倒させた、とは到底言えないことになる。よって、判決、無罪。 というような内容でした。だいたいあってるはずですが、記憶に頼って書いてますので、勘違いの可能性はゼロではありません。取り扱いはご注意ください。

モジモジ @mojimoji_x

@mojimoji_x しかし、「警察官が前田さんを陥れるために故意に嘘をついた」と直接に言わなかった、というだけで、ほぼ全面的に警察官の証言を退けて弁護側主張を認定したのですね。日本の現状を踏まえて考えるならば、これは確かに特筆に値することかもしれません。

モジモジ @mojimoji_x

@mojimoji_x というわけで、たくさんの支援と注目の中で、画期的な成果が出ました。関心を寄せていただいたすべての人の力でもぎ取った成果だと思います。引き続き、これから始まる11.13弾圧の裁判など、今後の戦いへのご支援もよろしくお願いします。