【ボクらの太陽】サン・ミゲルを囲む大きな壁について【考察】 今回は、ゾクタイ冒頭、サン・ミゲルへ進入する際に入るムービーで印象的な「謎の壁」について考える。 http://t.co/Fg2DR74xIU
2013-08-31 20:19:33画像左側の指定部は、恐らく壁の一部、あるいは壁の役割の一部を担っていると思われる部分である。なお、これが冒頭以降登場することはない。
2013-08-31 20:23:50まず、この壁は何のために存在するのか。 恐らく誰もがすぐに思い浮かべるであろう目的が「防衛」である。 では、いったい何者の侵入を防ぐための壁なのか。
2013-08-31 20:27:39当然、ボクらの太陽の人類と敵対する「闇の一族(イモータル)」と見ていいだろうが、それでは先代ひまわりや、ザジの結界とはなんなのだろうか? 壁を越えた(或いはその壁の内部)にはアンデッド・モンスターが随所に存在している以上、この壁の防衛機能は完全に失われていると言っていい。
2013-08-31 20:29:07ボクらの太陽は、主人公ジャンゴの故郷であるサン・ミゲルが襲撃され、母マーニが奪われるところから始まるが、この背景に「サン・ミゲルの襲撃」がある。 そして、それ以前にはジャンゴの兄であるサバタが誘拐されたという事件もあるが、これも恐らくサン・ミゲルでの出来事だろう。
2013-08-31 20:32:21サン・ミゲル内部にいるサバタを誘拐する為には、サン・ミゲル内部に入る必要がある。 もし仮にあの「壁」が結界的な役割を持っていたのだとしたら、イモータルが入り込むことはできない。 人による監視の目があったのだとしたら、なおさらイモータルの侵入は防げていたはずである。
2013-08-31 20:34:11つまり、この壁による防衛機能の消失タイミングは二度にわたるイモータルの侵入よりも前ということが分かる。(言うまでもないが、壁の設置もそれ以前のことになる)
2013-08-31 20:38:21では、何故2度にわたって侵入を許す結果になってしまったのか? 可能性として以下2つが挙げられる。 ・そもそもサン・ミゲル襲撃の際に先代ひまわりによって結界が張られていなかった ・サン・ミゲル襲撃が先代ひまわりが亡くなるのを待って行われたことだった
2013-08-31 20:41:38最も信憑性があるのが前者「そもそもサン・ミゲル襲撃の際に先代ひまわりによって結界が張られていなかった」という説である。 先代ひまわりとザジがサン・ミゲルに住んでいたならジャンゴはザジの存在を知っていてもおかしくないはずだが、両者はゾクタイ冒頭で顔見知りですらなかったと思われる。
2013-08-31 20:43:26つまり、サン・ミゲルに結界が張られたのはサン・ミゲル襲撃の後、伯爵たちが引き上げた後なのである。 サン・ミゲルの荒れようを見ても、抵抗したギルドや住人達はほぼ全滅と見ていいので、リンゴやサン・ミゲルを守る太陽の4士族がいない以上、サン・ミゲルは完全に無防備だったはずだ。
2013-08-31 20:48:05そこに外部からの侵入を許せば、もはやサン・ミゲルは救いようのない状態になっていたはず。 先代ひまわりが施した結界は、恐らく時間稼ぎが目的であったと考えられる。 (先代ひまわりは、ジャンゴとサバタが帰ってくることを知っていた可能性がある)
2013-08-31 20:49:39話を本題に戻し、サン・ミゲルの「壁」は「意味がなかった」というところから再開する。 先程も言ったように、あの外壁はイモータルによる侵入を防ぐことなどできはしなかった。 だが、ここで発想を転換してみよう。 「イモータルを防ぐ為のものではなかった」のだとしたら、どうなるだろうか?
2013-08-31 20:52:56確証と言えるものはないが、あの外壁は太陽都市の一部がサン・ミゲルに落とされ、ヨルムンガンドが封印された際、或いはそれより以前からあったものと考えられる。 だが、先程も言ったようにイモータルの侵入を防ぐにはあの壁は無意味に等しい。
2013-08-31 20:56:17では、いったい何者の侵入を防ぐ為のものなのか? 他国による侵攻を防ぐ為としても、イモータルに意味をなさないなら人間にも同じことが言える。
2013-08-31 20:57:47人型の何者かの侵入という線が薄い以上、それ以外の何者かという点に絞って話を進めよう。 まずは新・ボクらの太陽に登場する黒騎士が「神の軍団」という発言をしていることに注目したい。 その神の軍団の侵攻を防ぐ為に存在したのではないだろうか?
2013-08-31 20:59:47人智を超えた存在である神。それがどのような者であるのかは作中からは知る由もないが、この「神の軍勢」をサン・ミゲルの外壁と絡めると、その姿が見えてくる。 サン・ミゲルの外壁はかなり大きなものであり、人の侵入を防ぐにしても大きすぎる程である。 だが、もしも巨人が存在したら…?
2013-08-31 21:03:28「神の軍団」というのは、巨人なのではないだろうか? その一人である黒騎士は、巨大な鎧を身にまとった戦士であるが、それに似たキャラクターがもう一人存在する。 月の女王を守る白銀の騎士。 彼の使えるその月の女王こそが、「神」だったのではないだろうか?
2013-08-31 21:07:18この二人は、どちらも伝承の中の存在と考えていい。 白銀の騎士と蒼空の塔は伝説の存在であり、黒騎士は作中本編には登場しない「神」に仕える軍団の一人である。 伝説や伝承に残るような存在からの侵入を防ぐ為にあったのだとすれば、サン・ミゲルの外壁が遥か昔から存在していたのにも納得がいく。
2013-08-31 21:11:17余談ではあるが、大聖堂の図書室にある「螺旋の伝承」という本の存在…シャイアンが探りを入れてもヨルムンガンドの封印に気付かなかった以上、これがヨルムンガンドとの関連性が低いともとれる。 つまり、この「螺旋の伝承」は神と何かしらの関わりがあるのではないだろうか?
2013-08-31 21:14:51@kaeru678 作中で月の女王の名が登場するのはボクタイで蒼空の塔に進入したときだけです。仮に月下美人だったとしても、「太陽の一族・太陽仔の謎」、「滅びの一族・月光仔の謎」、「闇の一族・イモータルの謎」という書物が存在しているので…(続く)
2013-08-31 21:17:47@kaeru678 そして、白銀の騎士や黒騎士が、別の時代や世界から来たとすると、月の女王が月下美人であるという確証はありませんし、「ボクタイ」に登場した月下美人と異質の存在だった可能性もあるはずです。
2013-08-31 21:19:11