STORY OF INASAKU

全 米 が 泣 い た
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𓅿 @kaerumu2

@resultmoon まぢゃみ。。。涙とまンなぃ。。。 どぉせ、ゥチとゎ遊びだったってコト。。。 もぅャダ、リスカしョ。。。 手からお米生えてきた。。。 食べたぉぃしぃ

2013-09-08 19:55:40
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon それから私は、椎名に降られた過去を振り切るように稲作に没頭した。 今でも少し、ほんの少し胸が苦しいときがあるけどもう大丈夫 だって私には私を理解してくれる『お米』があるのだから…!!!!

2013-09-08 20:02:57
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 私は別の人生を歩み始めている。 あれから、椎名とは連絡はとっていない…。 私は稲作をしながら夜わキャバクラでバイトをしている。 「ドンペウィッ」

2013-09-08 20:28:52
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 昼は稲作、夜なキャバクラと大変な毎日だ。 生活はしんどいが、とても充実していると思う。 最近、キャバクラでは私を指名してくれるお客さんが増えてきた、とても嬉しいことだ。まだまだ稼ぎは少ないけれどキャバクラ店では友達もできた。真希ちゃんと言う子でとても美人だ

2013-09-08 20:37:06
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 真希ちゃんはとても美人で明るい子で店では一番の人気の子だ。私の憧れでもある。 今日も昼の稲作を終え、キャバクラ店でお客さんと談笑していた。

2013-09-08 20:40:24
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 月が高く昇ったころ、奥の席から真希ちゃんが驚いているような声がした。 私は、ちょうどお客さんが会計を済ましてお見送りしたとこで休憩に入ろうと思っていたのだが、珍しく真希ちゃんが驚いた声をあげたのに興味が湧いた。 どんな客か一目見てやろうと思い

2013-09-08 20:49:32
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 真希ちゃんの席は近づいた。 真希ちゃんがついているお客さんをみた瞬間、私は、硬直した。 まるでメデューサと目と目を合わせた時のように自分が石になってしまったのではないか、思考が全てとまりひどい眩暈がした。 真希ちゃんがついている客、それは椎名だったのだ。

2013-09-08 20:57:23
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon ふと椎名が真希ちゃんから視線を外しこちらをみた。 椎名と目があった瞬間、私は逃げるように休憩室に走って行ってしまった。 なぜ なんで椎名がこんなところにいるのか 訳がわからない 真希ちゃんとたまたま友達だったのか 私は化粧を直す気にもならず休憩室に

2013-09-08 21:09:37
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon うずくまった。 もう、休憩時間も終わりだ。 私はよろよろと立ち上がり鏡をみた。 まったく酷い顔だ。こんな顔じゃ接客など到底できない。 「よしっ」 私は一つ、大きく深呼吸をするとカバンから化粧ポーチを取り出しメイク直しを始めた。、

2013-09-08 21:18:18
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 下地よし、眉よし、アイメイクよし、口元よし。 私は最後に鏡の前で笑顔を作ると気合を入れて休憩室のドアノブに手をかけた。 しかし、ドアは私が開く前に開き突然のことに体体制を立て直せなかった私は開いた向こう側に倒れこんでしまった。

2013-09-08 21:47:50
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 「わっ!!!」 ドンッと誰かにぶつかるかる衝撃がして私はとっさにつむっていた目を開いた。 私が倒れ込んだ側にいた人物、さきにどを開けたのは真希ちゃんだったのだ。 「まっ真希ちゃん…?あっ休憩?」 私は真希ちゃんにごめん、と謝りそう尋ねた。

2013-09-08 21:54:52
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 「ううん、休憩じゃないんだ。この人がね、かえちゃんに会いたいって」 真希ちゃんはニッコリと素敵な笑顔を浮かべ右にはけた。その時ドキンと心臓が跳ね上がる音がした。 真希ちゃんの後ろに控えていた人物、それは椎名だ。 「し、いな…」 私は少し掠れた声で

2013-09-08 22:03:43
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon そう口にした。目の前がぐるぐるとまわる。 「かえちゃん久しぶり」 椎名は爽やかな笑みを浮かべながら、こっちこっちと手招きをした。 「お店のほうで喋ろうよ。お酒も飲みたい気分だし」 椎名ってお酒飲めたっけ….?私はぼんやりとそんなことを考えているうちに

2013-09-08 22:10:33
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 真希ちゃんに背中を押され休憩室を追い出されてしまった。 真希ちゃんがさっき座っていた席。 店の一番奥の席に私たちは座った。 とりあえず、私は店員なのだから…と思い椎名の注文を聞いてお酒をついだ。 お酒を飲む椎名を少し観察してみたところあまり昔と変わってない

2013-09-08 22:18:43
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon ように感じた。変わったのは髪型ぐらいだ、少し長くなってミディアムになっている。胸は相変わらずない。 「なに?」 私がじろじろ見ていたことに気が付いたのだろう、椎名はふふっと笑いながら尋ねてきた。 「いや、椎名変わってないなぁって思って」

2013-09-08 22:26:51
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 「かえちゃんも変わってないね、少し痩せたぐらい」 私は椎名に振られてから何も食べ物が喉を通らなかった。 「金欠だからね、毎日キツキツなんだ」 ははっと笑って私は椎名にお酒を注ぎ足した。 「椎名はどう?東京で良い仕事見つかったの?」 私は探るように椎名に

2013-09-08 22:35:22
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 投げかけた。 「こっちも大変だよ。良い仕事ってなかなか無いもんだね。都会だから空気もそんなに綺麗じゃないし」 椎名はちびちびとお酒を飲みながら答えふと私の顔をみた。 お酒のせいか少し頬が赤くなっている。 「私さ、結婚するんだ」

2013-09-08 22:40:04
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 「えっ…」 頭を殴られたような気分だ。目の前がぐるぐるとまわり吐きそうになる。 椎名は私は振った後、彼氏について行き上京した。 「みんなに伝えなきゃって思って帰って来たんだ…。式は3ヶ月後に挙げる予定なんだけど」 私は耳を塞ぎたい気分だ。耳を塞ぎ発狂したい

2013-09-08 22:45:41
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon でも声が出なかった。まるで化石にでもなったような感じだ。早く発掘してくれ。 嬉しそうに、幸せそうに語る椎名の言葉が右から左へ突き抜け全く頭に入ってこない。 「かえちゃん?聞いてる?」 すっかり黙りこんでしまった私を心配したのか椎名は話しを一旦区切り、顔を

2013-09-08 22:52:28
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon 近付けてきた。 「あっ、うん。聞いてるよ。」 我に返りそう返事をすると椎名はそっか。と呟きまたちびちびとお酒を飲み始めた。 「えっと、式はいつだっけ?」 「三ヶ月だよ。」 照れているのか、お酒のせいなのか頬が真っ赤な椎名が答える。たぶん前者だろう。

2013-09-08 22:57:39
𓅿 @kaerumu2

@resultmoon その後はたわいない昔話しをして椎名は店を出て行った。 頭の片隅で椎名が結婚するっと言った時の顔が頭から離れない。嬉しいような、恥ずかしいような、幸せが感じられる顔だった。 私は上がりの時間になったので着替えて店を退出した。

2013-09-08 23:05:09