日本刀の手入れの話。(1) そもそもは@takamikazuyukiさんに聞いたのが最初ですが。よく日本刀に耳かきの綿みたいのポンポンやってる場面てありますよね(今日のルパンでもあった)あれは日本刀の油を落としているのです。
2010-02-13 00:13:06日本刀の手入れの話。(2) 油っていうのは何か、っていうと日本刀を白木鞘に入れる時に、酸化を防止するために塗る油のことです。丁子油っていうんですね、丁子はスパイスのクローブのこと。
2010-02-13 00:14:28日本刀の手入れの話。(3) この油を塗らないと大変なことになる。なぜって日本刀は鉄で出来ているので、何もしなかったらサビる。サビた包丁ほど切れないものはありません、サビは刃物の大敵なのです。
2010-02-13 00:15:46日本刀の手入れの話。(4) 話を戻して、例のポンポンで、油を紙でぬぐった刀身に、粉(打ち粉)をして、さらに油分を吸い取らせます。そしてまた紙でぬぐう。小麦粉にサラダ油をやって、なじませるのと同じ理屈ですね。
2010-02-13 00:17:59日本刀の手入れの話。(5) この油をぬぐう、という作業をやって、ようやく日本刀は使用可能状態になるのです。すなわち、刀を休める時には常に油が塗ってあるんですね。
2010-02-13 00:18:45@Stella_NF なのです。ってことは昔のお侍さんは、常に数組の刀を所持して、使い回していたんでしょうか? そこらへんはまだわからないのですが。
2010-02-13 00:23:39日本刀の手入れの話。(6) 休眠状態の、白木鞘から目釘をぬいて、刀身だけにする。刀の油をぬぐう。そこへ鞘と柄と鍔をつける。ここまできてようやっと日本刀は使えるようになるのです。大変ですよねえ。
2010-02-13 00:22:04日本刀の手入れの話。(7) それにしてもここまで大変な手入れをしてまで刀にこだわるのは、やっぱり刀が武士にとってただの武器ではない、ということですね。いつ頃からこのように進化していったんでしょうか。ううむ。終わり。
2010-02-13 00:25:04