初音ミクの恩返し

リンレンの話が思いつかない…
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しまぱんP @numako

ある日オッサンは楽器店で売れ残ってる初音ミクを見てかわいそうになり思わず買ってきました。するとその晩美しい娘がやってきて… 「これから歌を録音します。録音してる間は、決して部屋をのぞかないでください」すばらしい歌が録れました。「この歌をニコに上げてください」

2013-07-18 13:36:50
しまぱんP @numako

その歌はニコで高い再生数を誇りました。「あんなすばらしい歌をどうやって歌うのじゃろう」オッサンはとうとうのぞいてしまいました。するとそこでは緑のツインテの娘がネギを振っていたのです。「そうです、私はあの時買っていただいた初音ミクです」

2013-07-18 13:57:08
しまぱんP @numako

「私はあの時買っていただいた初音ミクです。恩返しに来たのですが、姿をみられたからにはもうここにはいられません。長い間ありがとうございました」と手を広げると羽が生え、北の方に飛んで行ってしまいました。「ミクさんマジ天使!」つづく…

2013-07-19 09:27:52
しまぱんP @numako

「あれ、俺が買った"初音ミク"が"巡音ルカ"に?」 雨の降るその晩オッサンの家の前に髪の長いバインバインな女の人が立っていました。「雨で、困っておいでじゃろう」気立てのいいオッサンは女の人を家に入れてやりました。女の人はお雪という名でした。オッサンとお雪は夫婦になり可愛い双子…

2013-07-19 09:43:30
しまぱんP @numako

「のう、お雪。わしは以前にお前の様に美しいおなごを見た事がある。お前とそっくりじゃった…」「あなた、とうとう話してしまったのね。あれほど約束したのに」「約束?」「えっ?」「えっ?」「もとい」お雪はいつのまにかロングドレスのブーツ姿に変わっています。「ルカ様!…踏んで下さい!」

2013-07-19 10:04:10
しまぱんP @numako

「違うw いや、あなたの事はいつまでも忘れません。とても幸せでした。双子の子どもを、お願いしますよ…では、さようなら」その時、戸がバタンと開いて冷たい北風が吹き込んできました。そしてルカ様の姿は消えたのです。「あれ、"巡音ルカ"が"鏡音リン、レン"に…」

2013-07-19 10:13:38
しまぱんP @numako

その晩オッサンがアパートに帰ってくると双子が出て行くところでした。女の子は「核融合炉に飛び込んでみたい」と言い男の子は「あの通学路に飛び込んでみたい」と言うのでした。「お前たちは座敷童だったのか」。さてはオッサンが世も末だなと思ひしが、年老いて子なく、近き頃病みて失せたり

2017-02-05 01:12:44