愛され之助、大地を駆ける

真夜中のリプライ欄を駆け巡った愛され之助の心の旅の記録です。
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凍結 @touketsuzumi

@xxxkayuxxx 地球上の愛を一身に背負う過酷なおしごと

2013-09-24 01:04:15
明滅する信仰の速度 @xxxkayuxxx

@touketsuzumi 愛から生まれた愛され之助、コミュニケーションの乾いた大地に降り立ったメシア。

2013-09-24 01:05:19
凍結 @touketsuzumi

@xxxkayuxxx しかし悲しいかな、愛され方は知っていても愛し方を学んでこなかったために、愛をもってなしたことが相手にとっては害となってしまう。

2013-09-24 01:10:02
明滅する信仰の速度 @xxxkayuxxx

@touketsuzumi 「神は私に愛されることの喜びをお教えになられた。愛こそが全てであり、ゆえに私は全てを手に入れた。しかし、あなたはその御業だけは授けてくださらなかった。神さま、どうして私をお作りになられたのですか?」

2013-09-24 01:16:29
凍結 @touketsuzumi

@xxxkayuxxx 愛され之助の切なる問いに、果たして神は黙したままだった。立ち直れないままで人々から愛され続ける日々。人に与えることができないのならば、いっそ消えてしまおう。そう考えた矢先にひとりの童が訪ねてきた。「そんなにつまんなそうな顔してないで、僕たちと遊ぼうよ」

2013-09-24 01:27:17
明滅する信仰の速度 @xxxkayuxxx

@touketsuzumi 童はただ大地を走り回っていた。目的もない、理由もない。愛されるとはなんであったか。愛され之助がただそうして作られただけで、稚児の戯れに等しいのではないか。そしてそれで何が悪いか。するもされるも関わらず、愛され之助は泥だらけ傷だらけになって走り回った。

2013-09-24 01:39:25
凍結 @touketsuzumi

@xxxkayuxxx 愛され之助はもはや神を忘れた。己の名も忘れた。そこに立つのは、ただ、皆と輪になって笑い合う、一個の人間だった。

2013-09-24 01:45:15
明滅する信仰の速度 @xxxkayuxxx

@touketsuzumi 繋いだ手が温かい。その温かさは童のものであり、また、童の掌を温める愛され之助自身の温もりでもあった。 ――〈了〉

2013-09-24 01:47:25