コミックナタリーの『モテキ』座談会を読んでいるのだけど、夏樹は作者を反転させたキャラクターなんだってね。芸能関係の人とかみんな夏樹好きだと言うけどそれなんとなく分かる。
2010-09-23 17:33:35と、思って読み進めていたらどうやらナタリー編集部と私の夏樹のあの台詞の解釈の仕方は違うらしい。恵まれた人が「自分の思ったとおりになるなんてつまんない」という人は私の周りにも何人か見かけるけど、それはある程度見切りを付けているのか、まだ絶望を経験したことがないかの2通りに分かれる。
2010-09-23 17:43:30予定通りの道ではなかったけどこれで良かったというのはとても前向きな考えだけど、違うもので埋め合わせするという考えが今の私にはどうしても腑に落ちないんだろうと思う。欲しいものがあるなら、どうしたら手に入れられるかきちんと努力できるようになりたいんだ。
2010-09-23 17:52:56@Zuraaaa んまあ好きにして。そういやあの夏樹セリフだけど、予想外のことって自分が不幸になるということも含めてるんじゃないかなあ。
2010-10-03 23:17:05少し前に美人で若い子が、友達に「何もして無いのにあなたは綺麗でいいね」と言われた事に対して腹を立ててたんだが、「おまえらが努力してないだけなのに何もしてないって何?頑張ればいいじゃん」と愚痴吐いてたんだが、そりゃ言っちゃならねえ台詞だ。
2010-10-08 21:24:18フィッツジェラルドの『冬の夢』で絶世の美貌を誇る女が自分の気に入った男を手にいれ、ある時は奪い、別れるということを延々と繰り返すんだけど「私は誰よりも綺麗だと思う」「だけど、どうして幸せになれないの?」自分の欲しいものが手に入り易過ぎて不幸を知らないから幸せに対して盲目になってる
2010-10-08 21:37:34@Zuraaaa お、「冬の夢」読んだんだねえ。やっぱIKEさんはそう読むのかあ。あの「どうして幸せになれないの?」とはそれ以前に何度も言う「あなたを愛してるわ」と同じくらいには嘘を含むはずで、前者が嘘ばっかりだと思うなら後者も必然的に意味を失うはずなんだよね。
2010-10-08 23:17:10@Zuraaaa だから無理やりあのセリフこそが重要な重み付けを持ってると考えなくてもいいとは思う。むしろ話し手と聞き手、作家と読者の間にそういう嘘の共犯関係みたいなのがあって、論理命題みたいに何が真実でそうでないかを切り離せないのがミソだと僕は思うけど。
2010-10-08 23:20:00@Zuraaaa んでもって、フィッツジェラルド自身の美学みたいなのがあるとしたら、それは主人公が「冬の夢」として語るように、純粋なる堅実さと美しさが手を取り合って一方向へ歩んでいくというヴィジョンよりも、途方もない方向へ発散していくものだと僕は思うけど。
2010-10-08 23:25:37@Zuraaaa あ、やべ・・。一番最初のは後者と前者逆ね。「愛してるわ」がウソッパチだと思うなら、「どうして」もそうなるんじゃないかということね。
2010-10-08 23:27:28