#twanka第1弾『バレンタイン大作戦！』最終日

相応恣意 @aioushii

『バレンタイン大作戦！』最終日（コミュ回数：残り1回） さあ、泣いても笑っても今日が最後のチャンス。 全もそれを自覚しているのか、どこかしら引き締まった表情を…… 「おっはよー。さあ、最後も張り切っていこうか！」 するわけがないか。 それでこそ、全だ。 #missionv

相応恣意 @aioushii

「一応確認するけれど、今日が最後のチャンスだってことはわかってるよね？」 「あったりまえだろ、今日で俺の目標が達成できるかどうかが決まるんだから」 一瞬見せる真剣なまなざし。 「さあ、最後は誰と話せばいい？」 #missionv

相応恣意 @aioushii

#twanka 最後は誰に声をかける？（ラストコミュ） ①春奈：これまでのコミュ1回（攻略難度：低） ②夏陽：これまでのコミュ1回（攻略難度：中） ③秋穂：これまでのコミュ2回（攻略難度：高） 10分以内のリプライで最多の意見を採用します。 #missionv

ハマシラマ @shirahama

@aioushii ③だー

sasaki misa @sasa_cape

@aioushii ③！

ＯＩＳ @ois_k

@aioushii 春推し

相応恣意 @aioushii

【システムメッセージ】ルートが決定しました。 #missionv

相応恣意 @aioushii

「やっぱり最後は、秋穂さんにしようよ」 これまで、一番、話をしてきたのが秋穂さんだ。 やっぱり、可能性が高いとしたら彼女だろう。 「そっか。お前がそう言うんなら、そうするよ」 そう言って全は大きく頷くと、 「すべてはチョコのために！」 高らかに宣言した。 #missionv

相応恣意 @aioushii

放課後、土曜の昼下がり。 1日おきに訪れてきた隣の教室。 いつもの場所に秋穂さんはいた。 彼女にも予感はあったのかもしれない。 不意に、秋穂さんが廊下の僕たちのほうに視線を送る。 彼女と全の視線がぶつかった。 #missionv

相応恣意 @aioushii

ここまで来れば、もう僕にできることは何もない。 全も黙って秋穂さんのもとへと向かう。 「や、今日も来たよ」 「……来るんじゃないかと……思ってました」 たどたどしく言葉を紡ぐ秋穂さん。 全が返事をしようとすると、右手を前にかざして制止した。 #missionv

相応恣意 @aioushii

「……今日は……私から、話させてください」 振り絞るように話す秋穂さんの姿に、思うところがあったのだろう。 全は黙って秋穂さんの話を聞く。 「……いきなり話しかけられて、最初は……戸惑いました……私、こんなだから……他人から話しかけられるなんてなくて……」 #missionv

相応恣意 @aioushii

男性恐怖症と噂されていた秋穂さん。 「気持ちを言葉に出来なくて……返事もまともにできなくて……」 なんのことはない。人と話をするのが少し苦手なだけの、どこにでもいる女の子だった。 「でもだから……あなたが話しかけてくれたのは、嬉しかった……」 #missionv

相応恣意 @aioushii

「そして……あなたのお願いについて……なんですけれど」 いよいよ、話は核心に近づいてきた。 「バレンタイン……あなたにチョコを……」 大きく息を吸い込む秋穂さん。 「あげることはできません」 #missionv

相応恣意 @aioushii

え…… 「話しかけてくれて……嬉しかったです……でもだからこそ……中途半端な気持ちで……チョコを贈ることは、できません」 弱弱しくも、決然とした面持ちで告げる秋穂さん。 「あなただって……それは嫌でしょう？」 #missionv

相応恣意 @aioushii

「なんだ、やっぱりばれてたか」 全はそう言って、恥ずかしそうに頭をかく。 フフフと微笑む秋穂さん。 「けれど、話しかけてくれたのは……本当に嬉しかったの……ありがとう」 そう言って深々と頭を下げる秋穂さん。 #missionv

相応恣意 @aioushii

長い髪を大きく後ろにそらして、顔を上げた秋穂さんの笑顔は、今まで見たどんな笑顔よりも綺麗で、晴々としていた。 #missionv