作家・藤谷治氏による猪瀬会見についてのまとめ

藤谷治 @yuntachura

「選挙後の生活が不安だった」･･･今月ピンチだから助けて、つって貸してくれるの、普通一万円くらいだと思うよ。大人でも。→猪瀬知事、５千万円の「借用証」公開　辞任は否定（朝日新聞デジタル） - Y!ニュース http://t.co/Tu0mJX18wX

藤谷治 @yuntachura

俺の話として想像。俺「徳田先生初めまして」徳田「ああ、こちらから持ちかけるわけじゃないが、五千万円貸そう」俺「こちらからお願いするわけじゃありませんが、選挙後の生活が不安でして」徳田「借用証を作ろう」俺「ハンコ忘れました」徳田「いいよ別に。ハイこれ現金」･･･って、あるかあ!!

藤谷治 @yuntachura

僕が猪瀬知事の一件を情けなく思っていることをこうして公表しているのは、この人が「作家」という肩書きに固執しているからです。決して「ノンフィクション・ライター」と人に言わせなかった（はず）。そこにどんな心理が働いていたかは当人にしか判らないのかもしれないが、（続く）

藤谷治 @yuntachura

（続き）「ノンフィクションライター」より「作家」の方が位が高いとでも思っていたのではないかと推察されます。そこにノンフィクションライターへの蔑視があったかどうかは不明だが、とにかくこの人は凄まじい取材力でノンフィクション作品を書いていた。その同じ人がですよ、（続く）

藤谷治 @yuntachura

（続き）人から指さされて大笑いされるような借用証を記者会見に持ってきて、あたかもあれで人の疑念を晴らせるとでも思っていたかのように振舞っているのが、僕には現実とは思えないのです。あの釈明会見と借用証を疑うのに取材力なんか必要ない。まして作家猪瀬直樹の取材力であれを（続く）

藤谷治 @yuntachura

（続き）調査したら、都知事猪瀬直樹のどんな馬脚が現れるかしれません。つまり都知事猪瀬はあの会見と借用証で作家猪瀬を等閑視、もしくは愚弄したのと同じことだと思います。それが僕には情けなくて滑稽で、彼の固執した「作家」という職業そのものの最低限の尊厳を踏みにじる行為に（続く）

藤谷治 @yuntachura

（続き）思えてならないのです。正直僕は、あの一件が法律違反かどうかには関心があまりありません。「死者たちのロッキード事件」「日本国の研究」といった著作の意義はどこにあるのですか。政治家によって政治腐敗を追求した著作が蹂躙されることはこれまでもありました。ところがこれは（続く）

藤谷治 @yuntachura

（続き）政治腐敗を追求した「作家」と、その著作の存在意義を蹂躙した「政治家」が、同一人物なのです。よくあんなことができたものだと思う。当人が無視できる著作を書いた「作家」など、一読者に過ぎない僕には不要です。「ピカレスク」に感動した僕が馬鹿でした。いいたいことは以上です。