#同題二次TB 11/25/2013<錠剤>まとめ
- doudai2jitb
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人の心が読めるんだ、人間不信にならねぇ訳がねぇ。死ぬつもりで傭兵部隊に入ったが、片足失ってお払い箱。いつの間にか犯罪に手を染めてた。クソのような連中から金を巻き上げる仕事だ。そう言ってジェイク様は瓶から錠剤をザラザラと出し口に放り込みました。(続く)/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 03:52:35流し込んだ白い粒はゆっくりと喉を通りすべり降りていく。まるでネクストが発光するかのようにそれは身体を作り替え誘導していく。とろんと思考は沈み深い湖の底へ堕ちていく。淡い沫だけがぽこぽこと浮かんで綺麗だ。心はこんなにも簡単に流されるのに、自由にはなれない。〈錠剤〉#同題二次TB
2013-11-26 03:20:18「はい、お薬です。本当に医者に行かないでいいんですか? …え、風邪なんか気合いで治る?! 真っ赤な顔してくしゃみばかりしてたの誰なんです? ん、どこへ行こうとしているんです? え、ビール? 何で錠剤を飲むのにビールなんですか?!!」/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 03:02:17虎の爪で朱を掃いた肌に、黒を纏う。眠らぬ街は月が沈んでも、地上の星が囂しい「ん…ばに」ブラインドを開けると、愛しい人の呼び声「何も心配要りませんよ…虎徹さん」指で光を遮り、僕は噛み砕いた錠剤の口付けを送る。夜明けまで目覚めぬ貴方を背に、さぁ、蛇を狩る時間だ【錠剤】 #同題二次TB
2013-11-26 02:22:11大量の白い錠剤。「只のビタミン剤ですよ」 微笑むバニーの手首を掴む。「…痩せたな」目を逸らし奴が言う。「そんなことより何の用ですか?全く音沙汰の無かった貴方が、突然家に来るなんて」「正直になろうと思って」「え?」俺は細い腰を抱き寄せた。「お前を抱きにきた」/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 02:05:59また増えてる…この事、虎徹くんは知ってるのかな? ー知っててもわからないか。鈍いから だから笑顔をつくる。虎徹くんにはどこまでも信じた道を進んでほしい それが私を選ぶことより大事なのー飲み込んだものは処方されたものよりずっと重く、辛い。【錠剤】 #同題二次TB
2013-11-26 02:01:25「そんなに戻りたいのか…」怒りで言葉にならない。早くも目の焦点が怪しくなっている相棒を僕は揺する。「今ここに居る僕らより奥さんのが大事だって言うんですか!」返事は無い。放り投げるように下ろすと、彼の口をこじ開け喉の奥へと指をねじ込んだ。「吐け。…吐くんだ!」《錠剤》#同題二次TB
2013-11-26 01:53:35二部でヒーローやらせて下さいと頭を下げた元部下と、彼を追って帰ってきた元KOH。高級車一台を破壊して復帰する姿をテレビ越しに見やって、ピルケースを取り出す。またこれのお世話になりそうですよ。けれど上がった口端は当人も気付いていない。/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 01:52:40「…間一髪でしたね」「けど、燃えちまったな全部」「始末する手間が省けてよかったじゃないですか。幻覚を見せる薬だなんて危険過ぎー」ようやく僕は気づいた。彼の視線の先にあるものに。「虎徹さん、ダメ…!」燃えさしに飛びついた彼は壜を開け中身を喉へと押し込んでいた。《錠剤》#同題二次TB
2013-11-26 01:44:11「やべ、麻酔が切れてきた。貰って来た薬、どこに置いたっけ?」そう言ってデスクの書類をひっくり返す姿を僕は見ないフリをする。他人に自分を大切にしろと諭すのに自分を大切にしない。この薬を飲んだらこの人は直ぐに忘れてしまうから、僕が珈琲を飲み終わるまで放っておく<錠剤> #同題二次TB
2013-11-26 01:34:32錠剤、散剤。薬を流し込んで横になった。息をするだけで肺が痛む。擬態中は進行を止められても、睡眠は必要だ。病状は確実に悪化していた。「キースさん…」イワンを好きだと言ってくれた。片恋は自分だけじゃなくて。けど。「御免なさい」僕は、貴方と同じ未来を生きられない。/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 01:31:56@gchan2go なぁ。お前薬を錠剤から粉にかえたろ? 味すげぇ苦い。 「おぉーいバニー!レジェンドの番組始まるぞー!」 暢気に言うフリをする俺。 違和感覚えんだろ? いくら記憶なくても。 だからビデオで隠し撮りした。 それで俺、一人でシテんの内緒な? 錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 01:14:24「なんか風邪引いたかも…」「薬なら持ってますよ」「くれんの?サンキュっ」バリッボリボリ「あー!なにしてんですか!お菓子じゃないんですよ!」「平気平気ww飴も氷も噛んじゃう方だからww」「全くもう…」水無かったからちょうど良かったけど…?もしかして…。【錠剤】 #同題二次TB
2013-11-26 01:12:18毎日毎日、彼は山のようにサプリメントを摂る。それはまるでお菓子を食べるかのように、決して甘くて美味しいものではないけれど。「毎日食べるの大変じゃないか?」「いえ、もう日課みたいなものですから」1つあげますよ、なんて手に乗せられたそれを俺はごくりと呑み込んだ。/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 00:57:34「苦手っていうか、口に入れるとすぐ噛んじまうからさ」「会社から支給されてるサプリはどうしてるんです?僕のと成分種類は違うかもしれませんが、大抵タブレットタイプでしょう?」「うん…だから俺には肝油ドロップが支給されてんの」「子どもか」/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 00:54:44三層構造のこの街は季節の変わり目に微妙な気圧差を肌で感じる。偏頭痛はもはや持病だ。屈強なヒーローが何を言ってるとあの人は笑う。 「あなた鈍感すぎるんですよ。」 コップに落としたタブレットがしゅわしゅわと弾ける。無粋な薬もこれなら綺麗でしょう?/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 00:46:32「ばーか、おじさんが生き残ってどうすんの」錠剤ひとつで1人分の命。簡単に差し出す貴方を、組み伏せてこじ開け押し込んで。涙目に構わず蓋をした。ざらり、と舌を行き来する。境目なしに溶け出す僕らの命が、喉元へ過ぎる20秒間。もう二度と、遺されてなんかやるものか。/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 00:35:54『起きたらお薬飲んでくださいね』風邪でダウン中の風の魔術師の枕元に書置きを残し、仕事を終えて急いで帰ると。熟睡してる彼の枕元に新しいメモ。『錠剤を上手く飲み込めなくてたくさんお水が必要だったが、ちゃんと飲んだよ!』よしよし、あとで褒めてあげましょう。 /錠剤/空折 #同題二次TB
2013-11-26 00:27:49缶の中にはいろんな色のフィルムに一粒ずつ包まれた錠剤みたいな。「何なんです?」「ああ。これな」手に取ったその顔にじんわり優しい笑顔。「昔小さい楓がどん底の俺にくれた薬、って言ってもラムネ菓子なんだけどな」「効きそうですね」「そりゃもう。お陰で今生きてる」/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 00:22:51「貴方、痛いんでしょう!?意地張ってないで痛み止め飲んで下さい!」「でも俺は薬に頼らない主「見てられないんですよ!意地でも押し込みます」低い声でそういったバニーは俺に跨がる。顔が近づき、あ、口移し?って思ってたら。「あだだ!はに、いひゃい」「口開けろ!」/錠剤 #同題二次TB
2013-11-26 00:02:18ペトロフ管理官がとうとう胃薬を持ち歩き始めたともっぱらの噂だ。「心労がピークに達してしまったんですかね…」「…また壊して悪かったよ!そんな目で見るなバニー!」騒ぐヒーローを尻目に彼は今日も銀のピルケースを取り出す。(最近まとめ買いしたこのラムネ…美味しい…)/錠剤 #同題二次TB
2013-11-25 23:55:10「愛があれば全て許されると思ってるでしょ、バニーちゃん」 「何の事です?虎徹さん」 「いいから手の中に隠した錠剤出しなさい」 /錠剤 #同題二次TB
2013-11-25 23:52:55これな、こわくなったら飲むんだ。ちょっと甘くて、すぐに眠くなる。 あの日以来フラッシュバックする光景が薄れてくれる。 俺は犯人なんかじゃねぇもん。 今日もヒーローの夢をみる。俺はワイルドタイガーだ! «錠剤» #同題二次TB
2013-11-25 23:45:24兎虎/危険が付き物の仕事柄、薬の類いは飲み慣れてる。だからって苦手なモンは苦手なんだ。「子供じゃないんだから。風邪薬くらい大人しく飲んでください」「寝てりゃ治るもん」「はぁ……そんなに錠剤が嫌なら、僕が入れてあげましょうか?」「あ、いやごめん飲む」「ちっ」/錠剤 #同題二次TB
2013-11-25 23:39:20冷たい水と共にいくつかの錠剤を飲み下す。就寝前の習慣になってから、どれくらい経ったろうか。…今夜も記憶を書き換えられた幼子は、階上で静かに眠っている。同じ屋根の下にありながら、彼の眠りと私の眠りは同質ではない。/錠剤 #同題二次TB
2013-11-25 23:37:37