【美術編３】ノーマン・ザ・スノーマン制作記録

ネギから引継いだ本の大量生産は、無事に終わりました。雑誌などを切り抜いて写真集のようにしたものもあれば、本物の革を使って百科事典のような装丁のものもあります。左下にちらっと見えているトリケラトプスと下から２段目のオレンジの本は、小さいですがなんと手書きです！

と、絵本を紹介している途中にスタジオ撮影が始まりました。本社にある広いスタジオで、大規模セットでの広い広い北の国の世界の撮影です…！

こらこら。

今ならYouTubeにて、スタジオでのファーストカットを見ることができちゃいます！http://www.youtube.com/user/makingNORMAN?feature=watch

http://www.youtube.com/watch?v=_7mNzB88oF0

前回の街並みのような手順で家々を並べ、後ろから電球を仕込み、(0:00〜)

発泡スチロールの固まりで丘を作り、その上に毛足の長い布をかぶせ、出来上がった草原に「クマの惑星」という名前をつけ、（0:17〜）

徐々に森になってゆく…(0:24〜)という構成になっています。0:28頃に一瞬ひらけた丘が見えますが、山形にカットした発泡スチロールの上からミニチュア用のコケをふりかけ、スプレーのりをふきかけ、コケとのりのミルフィーユになっています。

今回、大活躍している木々ですが、こちらも一番初めの頃からみんなでせっせと作ったものです。小さいサイズのものなんて、ただの円錐形なのですが、既製品じゃないんです。これ専用のスチロールカッターマシンがあるんです！

全長８mあるレールを使って撮影しました。夜空を合成するときに、細い電線が消えてしまわないように、電線のすぐ後ろにブルーバックを置いてもう一度撮影します。このような合成に使ったりする映像を、「素材」と呼びます。

制作進行のつぶやき。

よろしくお願いします！！

こちらのトラスですが、こちらもノーマンのサングラス同様、FabCafeさんのレーザーカッターで作ったものです。アクリル板とレーザーカッターが織り成すパキッとした線が映えてます。冴えてます。

お次はお次はいよいよ雪のシーンです！地面には塩がばらまかれてます！木たちの雪化粧は、おなじみのアンダーフェラーにリキテックスの白ジェッソを混ぜ（７：３くらい）、少し緩くしたものを上手い具合に盛り盛り乗っけています。