「ああっ、提督!日誌見ないでってば!」後ろから手が伸びて、呆然とする提督から日誌を奪った。振り返ると、阿賀野がいる。「え、あの、これ」「やめてよーもう。見られるの恥ずかしいんだから」「いや、そうじゃなくて……」何だ今の。何なんだ、今の数字の羅列は。何語だ。#艦これ航海日誌
2014-01-10 11:43:061/11 クロエ・ルメール
「くおえうえーーーるえうお!」「くおえうえーーーるえうお!」最近流行りの新興宗教が、チャントを発しながら道を練り歩いている……と思ったら横須賀の上層部だった。憲兵さん、出番です。#艦これ航海日誌
2014-01-11 00:29:18「沈め」「ふんっ!」「突撃する!」「この瞬間を待っていた」不知火、菊月、若葉、長月の4人が訓練している。「いやあ、同じ駆逐艦とは思えないオーラだねえ」長波が感心しているが、私からすればまだまだ子供だ。#艦これ航海日誌
2014-01-11 21:09:02ふにん。「ううっ、な、何なのさ一体ッ」むに。「へ、変なとこ触るんじゃない!」ぐにー。「痛いぞ!……だが、悪くない」「ほら、ちょっと触れば地が出る」「提督もよく触るねえ……それと最後、あれは方向性が違う気がするんだけど」#艦これ航海日誌
2014-01-11 21:13:271/12 超力戦艦実装とか地獄しか見えない
「この鎮守府は居心地のいいところでありますが、やはり自分には陸戦の方が性に合うであります」改になってもあきつ丸の性能はパッとしない。対潜能力は抜群なのだが、我が鎮守府には五十鈴や響といった職人たちが控えている。#艦これ航海日誌
2014-01-12 23:51:40「そうはいっても、陸戦じゃ深海棲艦には勝てないぞ?木曾とか天龍、不知火みたいに艤装に刃物があるならともかく」「ご先祖様は刀で戦艦を斬ってたであります」「そういうお前自身は?」「……ぐぬぅ」「まあ、焦らず気長に行こう」ガチでライドウ呼ばれても困るしな。#艦これ航海日誌
2014-01-12 23:56:451/13 羽黒、ご期待下さい
「砲雷撃戦って、これでいいのかしら?」初めて砲を撃った時から、羽黒は悩み続けている。自分の砲雷撃戦が正しいのか、真の砲雷撃戦とはなんなのか。マグロ解体の経験を活かし、マグロ包丁や冷凍マグロ、ネギトログラインダーを武器にしてみたが、やはりしっくりこない。#艦これ航海日誌
2014-01-13 14:20:17そのことを提督に相談してみると、提督は得心顔で頷いた。「砲雷撃戦に限らず、その道の達人っていうのはいつもそういう悩みを持って、試行錯誤してるものだ。だから焦って答えを探す必要はない」「そうですか……よかった……」#艦これ航海日誌
2014-01-13 14:28:18「だからさ、そのバット降ろそう?今私を殴って答えを見つけようとするより、敵にいろいろ試した方が良いと思うんだ!」「ご、ごめんなさいっ!」「しかも後ろにドリルとか斧とか色々あるやん!誰だよこんな砲雷撃戦吹き込んだの!」「よその鎮守府の私が……」「何それ怖い」#艦これ航海日誌
2014-01-13 14:31:011/14 フミカネって聞いた時点で予感はしていた
大鳳を持ってる奴らが羨ましかったので、鎮守府に亡命中の装甲空母姫に大鳳コスをさせた上で「うちにも装甲空母いるもんねー!」と言い張ろうとしてみた。胸が入らなかった。#艦これ航海日誌
2014-01-14 20:30:351/15 真・艦隊のアイドル
那珂は悩んでいた。艦隊のアイドルとして活躍する彼女は、日本だけでなく南西諸島やインドでも人気を集めている。だが彼女自身はアイドル活動に行き詰まりを感じていた。何か突破口が欲しい。露出か、露出しか無いのか。路線変更するしか、先に進む道は無いのだろうか?#艦これ航海日誌
2014-01-15 22:05:16「話は聞かせてもらったわ!」楽屋(ただの私室である)のドアを開けるものあり。鎮守府の対潜職人にして電探職人、五十鈴である。「那珂ちゃん、露出でブレイクスルーを狙う気持ちは分かるわ。だけどイメチェンは露出だけじゃない!」「じゃあどうしろっていうの!?」#艦これ航海日誌
2014-01-15 22:08:59「任せなさい。センターを担うアナタにピッタリのアイテムを作ってきたわ」「五十鈴ちゃん……どうして?」「あなたが2-4-11なら、私だって十二鈴ってネタ要員の時代があったの。そこから出世したい気持ちを思い出して、つい、改二の先輩として振る舞いたくなったの」#艦これ航海日誌
2014-01-15 22:12:00数日後、コンサート会場!「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー!」「那珂ちゃー……あ、あれは!?」ファンたちが驚愕する。那珂ちゃんのスカートにはフリルが満載され、足はニーソで覆われている!その布地の広さは、露出が大きければいいという大波に立ち向かう防波堤の如し!#艦これ航海日誌
2014-01-15 22:15:47「なんてこった、那珂ちゃんの健康的な太ももが……」「いや、見ろ!」那珂が歌う、那珂が踊る。そこに人々が注目する。露出が減ったことで、彼女のアイドルとしての魅力が前面に押し出される。その隙間に絶対領域から見える僅かな太ももが、単純に肌を晒す以上に嗜好を掻き立てる!#艦これ航海日誌
2014-01-15 22:20:42「素材の味を活かすなら、調味料は最小限に抑え、最も効果の高いものを使うべし。五十鈴め、黒ブラでその境地に至ったか」熱狂する観客の後方で、提督は那珂のコンサートを見届けていた。部下の成長を見届けにきた提督だったが、那珂ちゃんから渡されたのは立ち見席のチケットだった。#艦これ航海日誌
2014-01-15 22:24:44