NPCは与えられた役割(ロール)しか全う出来ない。ルーチン外の行為をする場合には大抵、自己保存の大原則に従う事で高等NPCは対応する。高度な人工知能によって思考をする事が出来る。……一介のNPCであれば。
2013-11-26 00:29:29彼女は一介のNPCなどではなかった。今回の役割(ロール)で言えば”如月大和の親友”NPCだ。彼女は彼の親友としてしか振る舞う事が出来ない。自己保存よりも優先して、如月大和の親友であることが設定されているのだ。──発生した弊害は、思考能力の制限だ。
2013-11-26 00:29:50端的に言えば、”親友を殺す事が出来ない”。そうして発生したバグは如月大和を倒す為に倒す事が出来ない。…よって、彼女はアリーナに入った瞬間に思考能力を失う。程なくしてマスターとしての機能も低下していくのだ。
2013-11-26 00:30:15幸か不幸か、自己保存の大原則からサーヴァントの維持分の魔力は通されており、アーチャーの現界には支障を来さなかった。 準備期間の間に二つの鍵(トリガー)を獲得しなければ失格となる。…動けない主人を手に抱えてアーチャーはアリーナを駆け回った。決戦の前に鍵を取得しなければ。彼女は死ぬ。
2013-11-26 00:31:06感情を見たのだ。彼は如月大和に苛立ちを覚えた。 貴様は彼女を縛り付けておきながら何の悪びれもなく生きている。 そのような憤りからアーチャーは勝利を求めた。主人である彼女はあまりにも人間過ぎた。
2013-11-26 00:31:58如月大和に思考を制限されていなければ、彼女は人間と大差無くなる。苦しんでいるのなら、彼女に手を差し伸べて何が悪いのだと。 ───────立ち止まる。
2013-11-26 00:32:20@Ex_kkk_ @ExMmi 教えてくれないと困るんだけどなぁ。おっとっと、そんな殺気に満ちた顔で睨まないでくれる?流石にちょっと怖いや。
2013-11-26 00:37:34地を蹴る。赤い外套は閃光となりて疾走する。同時に握られる夫婦剣、干将・莫耶。左肩を差し込んだ状態のまま両手に二本の幻想を顕現。飛びかかる勢いと共に体の回転を加えて振り切る───。
2013-11-26 00:39:48如月大和が号令を掛けると、飛んでくるようにして青が間に入る。とても綺麗な極彩色の青色は漂わせた鏡を以てして赤の閃光を受け止めた。
2013-11-26 00:41:29「はいはいはーい、ちょーっと無礼が過ぎません? そこの赤い人。流石の私もぉこです。激ぉこぷんぷん丸です!ご主人様が近寄ってきたら問答無用で飛びかかるとか、どこの小型犬ですか? 躾がなってませんね」
2013-11-26 00:41:57軽々しく言葉を紡いで、青の装束をした女──加えて言えば獣耳の女は鏡を操作し、アーチャーの剣を弾く。必然、距離が離れアーチャーは剣を構え直した。
2013-11-26 00:42:32@ExMmi 「ふんだ。そんなのどーでもいいんですよーだ。名前が知られた所で困るのは貴方ですし? 正直言って、ご主人様全然気にしてないし」
2013-11-26 00:47:03@Ex_kkk_ @ExMmi 俺が気にするもなにも、キャスターは俺のサーヴァントだ。正直言って、真名を知った所で何が出来るワケ?俺、一回戦も二回戦も相手サーヴァントの真名当てたけど、大して変わらなかったし。
2013-11-26 00:49:43@Ex_kkk_ @EX_red_master 「それは貴様の実力不足だ。マトリクス開示が無ければ更に不利になる。加えて言えば、各サーヴァントに対して作戦を講じなければ現状維持となるのは当然だろう」
2013-11-26 00:51:12