ソフトバンクに学ぶ数字の見せ方 〜孫正義社長と愉快な仲間たちはなぜ半国営企業NTTに勝てたのか?〜

 キーワードは数字の見せ方です。孫社長のプレゼンはとかく数字の見せ方が巧いといわれる反面、どうにもうさんくさい、本当なのかどうかわからないといわれる点があります。今日はそのあたりを検証しながら、最後になぜ孫社長は巨象に打ち勝てたのかについて総括しましょう。
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勉強110番@070-5073-5737 @NaotoHayahsi

今日もtogetterはじめて行きます。今日第一弾は「ソフトバンクに学ぶ数字の見せ方 〜孫正義社長と愉快な仲間たちはなぜ半国営企業NTTに勝てたのか?〜」についてです。

2013-12-06 21:03:34
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ソフトバンクの孫正義社長は起業を目指す、あるいは起業をしている若者にとってあこがれのビジネスマンです。私自身も孫正義社長にはとても強いあこがれを持っています。なにもないところから、大企業との提携を繰り返し、日本の、世界の通信料金を格段に下げて行く。

2013-12-06 21:06:43
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そのことによって、情報をすべての人々に届け、どんな人でもなりたい自分になれるような社会を作って行く。そういう革命を起こしているという意味では、孫正義社長は、間違いなく、今日の日本においてもっとも優れた経営の神様だといえます。

2013-12-06 21:07:36
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しかし、その一方で、孫社長には常に大ボラふきだという批判があります。これは未来のことについてではなく、現在のことについてもインチキばかりだという声もあります。たとえば、契約数の伸びや、負債の額や、つながりやすさについての発表のいくつかについて多くの人から疑問を持たれています。

2013-12-06 21:08:47
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今日はそんな、世界を代表する事業家である孫正義社長がどんなふうにしてその富を拡大し、窮地の際には、どのようにして数字を上げ、数字を見せて、仲間に勇気を与え、今日の発展繁栄を築いて来たかについて、氏の半生を振り返り、ところどころに解説を加える形で紹介したいと思います。

2013-12-06 21:10:13
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題名は「ソフトバンクに学ぶ数字の見せ方 〜孫正義社長と愉快な仲間たちはなぜ半国営企業NTTに勝てたのか?〜」です。数字の盛り方ではありませんよw 孫正義氏は確かにいくらかの誤解を招く表現は使っていますが、数字についてウソを付いたり盛ったりすることはありません。そこは強調します。

2013-12-06 21:11:03
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そもそも、孫正義氏が無一文からどう事業を拡大させたかを知るには、彼の幼少期からの人生すべてを知る事が必要です。よく知られているように、彼は韓国系の日本人として1957年に生まれています。まだ50代です。驚異的な若さの大富豪であることは間違い有りません。

2013-12-06 21:12:25
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これからいくつかの解説で、孫正義氏が韓国系であるがゆえに事業の存続を危ぶまれたり、銀行からお金を借りるのが困難になったり、事業に必要な免許がとれなくなりそうになる場面があります。

2013-12-06 21:13:15
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極力差別的な表現がなくなるようには気をつけますし、もちろん今日は修羅の国福岡のガイドラインを引用することはありません。ただ、孫正義氏がその時々で直面した困難について説明するためにやむをえず差別的表現を引用することがあります。これについては勘弁してくださいw

2013-12-06 21:14:15
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それでは早速、孫正義氏がどんな人生を歩んで来たかについて振り返って行きましょう。孫社長は、在日韓国人の三世として生まれました。一代目は祖父で、貧しさから韓国から日本に移住し、炭坑で働いていたそうです。

2013-12-06 21:15:34
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いまでも、新大久保あたりで韓国人が経営している商店に行くとよく見られる光景ですが(私も歌舞伎町に友達と住んでいることがあるので時々行きますが)、おっさんが席の後ろで新聞読みながらグータラしていてやたら奥さんだけが働くという光景が韓国系の古い家庭ではわりとあります。

2013-12-06 21:16:50
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これは、両班思想といわれる思想に基づくもので、韓国人の家庭では勉強をするのが一番偉くて、やれ武器をもって敵を倒そうとか、汗を流して肉体労働というのを嫌う傾向があります。それが儒教的な男尊女卑思想と相まって、奥でグータらしてる亭主とかいがいしく働く奥さんを生みます。

2013-12-06 21:18:32
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孫社長のおじいさんおばあさんについてもまさにそうだったらしく、孫社長のおばあさんが八幡製鉄所の社員に対して密造酒販売で貯めたお金で貸金業を始めます。毎月お給料が入る八幡製鉄所の社員は、非常にありがたいお得意様だったわけです。

2013-12-06 21:20:14
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孫社長の父も、貸金業やパチンコ屋などを手広く広げ、富を形成していきます。これにあまりいい顔をしなかったのは孫社長の祖父です。学者の家に育った彼は、商売を手広く広げる事には苦々しい想いを持っていました。そうはいいつつも、稼がないとということで孫一族はどんどん商売を広げます。

2013-12-06 21:21:39
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もちろん、孫社長の祖父が、孫一族が商売を手広く広げる事に苦々しい思いを持っていた理由はそれだけではありません。そのヒントは、孫社長のインタビューからも分かります。

2013-12-06 21:23:00
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子供というのは残酷です。たとえば貸金やパチンコ、ホルモンやキムチ・密造酒の行商など韓国系の人がやっている商売を孫一族もまた手広く営んでいるのを知ると、その差別の目は幼い孫社長にも及びます。

2013-12-06 21:23:49
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仲良くしていた子が、ある日突然、「おい! チョン! 朝鮮に帰れ!」とこうやるわけです。幼い日のこの経験から、孫社長は家を引っ越し、名前も安本という日本風の名前に変えます。一度は日本人として暮らす事を決意したのです。

2013-12-06 21:25:10
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その決意の堅さは、孫社長の弟の同級生であった堀江貴文氏(通称・ほりえもん)の証言からも伺えます。いわく、安本という名前で小学校から東大まで通していたので、ほりえもんは孫社長の弟があのYahoo!で有名な孫社長の弟だとは全くわからなかったそうです。それぐらい徹底していたのです。

2013-12-06 21:26:14
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ところが、こうした民族差別を原因として前途を閉ざされかねない経験は、その後も、銀行借り入れや、携帯電話事業を始めとする規制産業への参入の際に、孫社長に立ちはだかります。

2013-12-06 21:27:44
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孫社長は小中学生の時は生徒会長をつとめるなど、いかんなくリーダーシップを発揮していたようですが、成績はさほどよくなかったようです。また同級生の誰一人として彼が韓国系であることを知っている人はおらず、本人もヘッセの「車輪の下」等を読む暗い感じだったと話しています。

2013-12-06 21:28:49
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そこで、当時有名な進学塾に入るためもあり引っ越しを繰り返し、持ち前の集中力で受験勉強をすることで、無事久留米大学附設高校に入学します。しかし、孫社長はこの高校を三ヶ月足らずで退学します。

2013-12-06 21:29:54
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当時の心境を、田原総一郎氏とのインタビューで彼はこう述べています。東大に入ろうと思った。経済学をやりたいとおもった。しかし、東大の経済学部はマルクス経済学が主なで、一気に魅力を感じなくなった。そこでアメリカUCLA(世界最高峰の公立大学)の経済学部にいこうと。

2013-12-06 21:30:57
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マルクス経済学というのは、共産主義の理論的な背景となる考え方ですが、韓国系の社会に亀裂を引き起こした考え方でもあります。共産主義を掲げる北朝鮮と、軍事政権だった韓国は当時から在日韓国人もまきこんだひどい対立を起こしていたのです。

2013-12-06 21:31:48
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当時は今と比べれば、まだ共産主義国も多く、共産主義への理解は知識層を中心に十分あった時代ですが、孫社長は自らを取り巻く環境から、その欺瞞に気付き、そこから逃れる手だてを打つことに一生懸命だったのでしょう。周囲と制止も聞かず、アメリカへの留学を決めます。

2013-12-06 21:32:55
勉強110番@070-5073-5737 @NaotoHayahsi

後に銀行借り入れができなくなる話の際にも出てきますが、当時父親がガンで倒れた孫氏が頼ったのは、母方の実家です。産廃処理業などで財を為していた母方の実家から、資金援助を受ける事でアメリカへの留学を果たします。

2013-12-06 21:34:21
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