黒バスプラスまとめ　～2013-12-09 13:49:28

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

断髪告白逃げ事件(伊月命名)から数日、私は未だ日向くんを避けている。髪を切ったら諦められるなんてそんな簡単じゃないことくらい分かっていたけど、日向順平という太陽に惹かれつづけた日々は私に取って本当に大きなものだったのだ。途中で途切れる髪の感触。くそう、 #太陽と霧 #黒バスプラス

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

「じきに避けられなくなるぞ」そう言った伊月の真意はあの時の私には分からなかった。でも今ならわかる。私は、体育委員である。運動音痴だというのに押し付けられた委員会。初めての集まりの時に日向くんを見つけて歓喜したのが一年程前。今こんなにもそれを悔いたことはない #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

季節は体育祭。絶好の委員会シーズン、絶好の鉢合わせの機会じゃないか。はぁ、またひとつ息を吐いて幸せを逃がす。そういや、日向くんはリコちゃんに告白したんだろうか。ああでも、WCが終わってから！とかそんな返事で彼女は濁しそうだ。彼もまた長い長い恋をしている。皮肉な現実だ #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

早速HRにて下される宣告。「今日の放課後は体育委員会があります」机の上に伏せる。視界の端にこちらを振り返ってにやりと笑う伊月。…冷蔵庫にあるコーヒーゼリーはお姉さんに食べてもらおう。放課後。小会議室のドアの前で足踏みする。隣のクラスだから必然的に席が隣。沈まれ、心臓。 #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

やばい、これはやばい。席が隣になるイベントはお互い挙動不審、みたいな気まずい感じで継続中。問題はそこではない。私は運動音痴の為救護や放送などのテント担当を希望したのだが、他のテント組は皆何かしらの責任者になっており、残る役職はひとつ。同じ状況になっている人が、もう１人 #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

フィールドとテント各一人に体育祭実行委員の委員長副委員長、冒頭にそんな話があったことなんてすっかり忘れていた。「んじゃ、日向が委員長で○○が副委員長かな？バスケ部通して仲もいいだろ。ちょうどいいじゃん」 気まずい。「二人は残って今後のこと話し合ってな」取り残される２人 #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

最後に見た姿は、小さくなった後ろ姿だった。チームメイトの幼馴染、休日練習に美味いメシを差し入れてくれる奴、合宿の時は臨時マネも引き受けてくれたっけ。マネになれば？という皆の問いに「悪いよ、」と苦笑する意味がずっと分からなかった。ああ俺と、カントクのことを言っていたのか #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

(小話)「そういやさ、」伊月が話し出す。「お前日向と付き合ってどうしたい訳？」直接的過ぎて流石に狼狽えた。「みんなと一緒でいいから花火大会行きたい。あと、料理食べて欲しいかな」「それ、いつもと一緒じゃないか」「一緒でいいの。日向くんが私を好いてくれているだけで、充分」 #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

あれから数日。どうやら避けられている。合わす顔がないのは俺だって同じだ。あの日告げられた想いは、雨の中でじわりじわり溶け広がっては胸の奥からを侵食していった。脳裏に焼き付いた走り去る背中。マジでどんな顔して…なのに嘘だろ。席は隣、居残り会議、一体どうしろっつーんだ #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

気まずさと、未だ燻りしがみつく恋心から来る胸の高鳴りで息が止まりそうだった。体育祭の話合いを終えた私は緊張から解き放たれるようにドアの前にしゃがみこむ。これから約一ヶ月、大丈夫なんだろうか。その時、日向くんも教室の中でドアに背を預けて、同じ様に悩んでいたなんて知らない #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

(未来？)薬指に光る指輪、空にかざして「そっち終わったか？」「もうちょっと」私の隣には、口の悪い太陽「うわ、」「わ、気をつけろダァホ」私と彼の新しい生活が始まる。「順平くん、」「ん？」「これからもよろしくね」「こちらこそ」霧は晴れて、お日さまに向かうよ #黒バスプラス #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

(小話)「ショッピングモール大きいから全部回れないかもね」「別に見たいとこだけ回ればいいだろ」確かにそれもそうか「ご飯食べてく？」と聞けば「いや、飯は帰ってから、」呟く彼に首を傾げれば「お前の作ったやつ食いたい、作ってくんねーか、手伝うから」#太陽と霧 君のためなら疲れてても作る

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

短くなった髪。俺が切ったのに、ひと房零れる綺麗な長い髪が少しだけ恋しく感じた。軽い打合せだけしてこの日は解散したけれど、まだこうして話し合う機会が訪れると思うと心臓がいくつあっても足りない気がする。こんなにも意識してしまう。日向くんが大好きでした、 #太陽と霧 君が頭から離れない

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

短くなった髪に託けて、諦めるつもりだった筈なのに。往生際悪すぎる。ため息に自分への苛立ちを乗せて吐き出す。話合いの資料を担当教師に渡して職員室を出れば、リコちゃんと鉢合わせる「あ、委員会終ったの？日向くんどこ行ったか知らない？」「教室で別れたから」#太陽と霧 今は会いたくなかった

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

競技を決めたり、役割を決めたり、クラスへと下ろされた決めごとをまとめて委員会へ。この繰り返し。体育祭まではこんな日々が続く。もちろん日向くんも同じで、顔を合わせる度にお互い気まずくなる。あぁ、何で言ってしまったんだろう。これじゃ、貴方を困らせるためにいるようなものだ。 #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

ちゃんと、話さなければ。わすれて、と。忘れてくれた方が楽だ。眉を下げて苦く笑う姿なんて毒でしかない。もともと叶うはずのないものとわかってた筈なのに、暴走した罰だ。空を見上げる。今日は曇り、お日様は、見えないや。憂うこともなければ通じることもない、何でもない私達に戻ろう #太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

「あ、いた日向くん」カントクが向こうの方から駆けてきた。「ん？どうした？」「部活動リレーの件なんだけどね」今だってドキドキしてる。長いこと淡い淡い何かを抱いてきた奴だ。しねえ方がおかしい。でも何か、「どうしたの？」「あ、いや 」#太陽と霧　違和感だけが胸の中、ぐるぐると渦巻いて、

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

曇り空の屋上は冷えた風が吹いて、もうすぐ冬が来る。ルーズリーフに文字を書く度、今まで貴方を思ってきた日々が走馬灯のように駆け巡る。直接言わないのはずるいけど、貴方の顔を見たらきっと泣いてしまうから、こんな私を許してください #太陽と霧 http://t.co/QZEnLHhh92

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明希（たらばがに） @sparkle_clutch

「そういやさ、日向ってマジでカントクに告ったわけ？」コガの言葉に耳を疑う「は？何の話だよ、」「やっぱガセか。この前の、ほら雨の日！みんな言ってたんだよ。日向が誰かに告るって」「あの日の伊月必死だったよなぁ」あの雨の日、伊月、「……そういうことかよ」#太陽と霧 全部、繋がった

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

あの日、根も葉もない噂を耳にしたアイツは、当たり前のように俺がカントクに告ったと思って雨の中逃げ出した。伊月はそれが分かったからアイツを探せって言ったんだ。そんで俺に見つかって、願掛けみたいに伸ばしてた髪を張本人に切らせて、全部断ち切ろうとしたんだ。避けて、もがいて。#太陽と霧

明希（たらばがに） @sparkle_clutch

どんだけだアイツ。どんだけ俺のこと好きなんだよ。俺のことばっか考えて、ぐっちゃぐちゃになって。中学から？負けてばっかの頃から、ダァホ……。糸が繋がった途端、沸き上がってきたのは愛おしさだった。ん？…なんだこれ #太陽と霧 靴箱に手紙 http://t.co/0HLdHUmpyT

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明希@固定夢主アカ @clutch_mist

#太陽と霧 ツイまとめ 日向くんがあの子に笑いかける度に、私の胸がチクリと痛む。 ずっと見てきたから分かる。たまに柔らかくなる目元に孕んだその想い。 見てみないふりをしたいのに、私は今日もあなたから目が逸らせな… http://t.co/cED7tHZd5T

明希@固定夢主アカ @clutch_mist

#太陽と霧 序章概要 日向くんがリコちゃんに告白したと思い込むに当たって、 ずっと溜め込んできた恋心を諦めなきゃ、って千晴は馬鹿なことせずにいられず、 雨の中飛び出して、ずぶ濡れのままぐるぐるさ迷う訳です。 雨… http://t.co/MefPIpN1HM

(那°ω°智） @hj04is04

#黒バスプラス 「あと1分だ！」玲央ちゃんの誕生日まであと1分…プルルっ「現在はお話中であるか…電波の」玲央ちゃんの1番取られちゃったってしょげてると「もしもし？なんであんた12時ぴったりに他の人と話してんのよ？！繋がんなかったわ！」「え…あたしもかけてた」思いは以心伝心みたい

†┏┛墓┗┓† @yukina1027

ぺしん、とお尻を叩かれる。驚いて振り返るとそこには玲央君。「セクハラですよ」「あら、ごめんなさいね？つい可愛いお尻だったから」綺麗に笑う彼は、意外と変態。「次やったら訴えるからね」「あら、恋人同士でしょ？」「いつ恋人になったの？」「最初から、貴女は俺の物」狡い人。 #黒バスプラス