用意された劇場、主役は誰か？

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【@savante_ に捧げるメッセージ】

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【１】ウチの夢達がそう高性能でないことを、皆は大体知っていると思う。凶暴だったりケンカ始めたり、女の子のフリして実はカレー流し込むのなんて日常的なことで、羽が生えたコが飛んでったー、となればまずウルキアガかイトケンだ

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【２】そんな恐ろしいメンツを仕切っているのは、実は武蔵会計だったりする。彼が給料計算やら他の出費やらを取り仕切っているのだ。このバイト『良い夢』の社長は、会計である。だから、基本的に被雇用者である彼ら彼女らは会計に逆らうことが出来ない。

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【３】しかし、そんな小さな階級社会であっても、やっぱり逸れ者は出てくるのが常だ。その逸れ、とは、今夜はネシンバラだ。『いやちょっと、あの、シェイクスピアと…』とか何とか、宗教の壁を越えちゃうような秘密の何かをしようとする彼の発言を、浅間の地獄耳が聞き逃す筈も無かった。

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【４】『あー、熱い熱い熱い。とこどろで書記、いつまでこんなところに突っ立ってるんですか？早く行ったらどうですか？さもないと、』浅間の目は笑ったままだが、番えられた弓、眉間に寄る皺、ジリジリと引き伸ばされていく腕、弧に蓄えられる力は、もはや対艦ミサイルレベル。

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【５】ネシンバラは慌てて、『いやちょっとこれ、至近距離で食らったら洒落にならな、』『あ、手が滑った』『…ぐがああああああああ』物凄い叫び声とともに、ネシンバラは飛んでいった。多分、サブさんの家の方向に。

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【６】空を飛びながら、しかしネシンバラはまだ冷静だった。想い信じて――『○○」すればっていう言葉があったっけな』それは、古い古い歴史書とも違わない記録に小説に書かれていた言葉だ。ネシンバラは、復唱する『想い信じて――『助けて下さいお願いしますー！』情けない声が、夜空に飛んだ

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【７】ネシンバラの着地視点には、既にシェイクスピアが待っていた。『はぁ、まったく何ひゃってるんだね、君は』皮肉っぽく笑いながらも、『ところでこちらからの通神がそろそろ３００通は溜まってると思う。返事くれるとうれしいのだが』…あっはっは。半ばヤケクソ気味な家の主の声だ。

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【９】『劇場を用意する。ストーリーは君にお願いしても良いかな？』シェイクスピアの言葉に、ネシンバラは笑顔で、『任せとけ、とびっきり甘い夢を見せてやるよ』

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

【１０】彼ら彼女らが選んだ良い夢は、『イトケンとネンジとオヒロシキとテンゾーとルイ・エクシヴと葵・トールによる豪華メンバーショウ』であった。きっと彼が悪夢にうなされたのは間違いない。そして、…もちろん、トールは誤植ではない。

だいけ　”夢送人”という字名を名乗るも、 @daike000

@savante_ あとでトゥギャッターにまとめてあげときます。お土産も何も出来ませんが、まぁ、お気持ち＋私の趣味っつーことで。お祝いの一助になれば幸いです